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登録販売者の資格は更新が必要?更新料はかかる?仕事をやめるときの注意点も解説

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登録販売者の資格は更新が必要?更新料はかかる?

登録販売者資格の更新の必要性やその費用について、以下4つのポイントで解説します。

  • 登録販売者の資格に有効期限はない
  • 管理者要件は満たせなくなる可能性がある
  • 毎年外部研修を受ける必要がある
  • 基本的に費用はかからない

順番に見ていきましょう。

登録販売者の資格に有効期限はない

登録販売者の資格には有効期限がないため、資格取得後すぐに働き始めなかったり、仕事を休む期間があったりする場合でも失効することはありません。

資格自体の更新が必要ないため、結婚や出産など家庭の事情で一時的に仕事を休む可能性がある方に特におすすめの資格だといえるでしょう。

関連記事:登録販売者資格とは?仕事内容や取得のメリット、難易度を解説

管理者要件は満たせなくなる可能性がある

登録販売者の資格自体に有効期限はありませんが、「管理者要件」と呼ばれる実務経験の基準を満たせるかどうかによって働き方に違いが生まれる点は要注意です。

具体的には、以下いずれかの要件を満たさない限りは「研修中」の登録販売者という扱いになります。

  • 直近5年以内に2年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験
  • 直近5年以内に1年以上かつ通算1,920時間以上の実務経験に加え、指定の追加的研修を修了(令和5年4月1日より適用)

直近5年間での通算でよいため、空白期間があること自体は問題になりません。

しかし仕事を休む期間が長引き、直近5年間において上記の条件を満たせなくなった場合、登録販売者研修生からやり直すことになります。

登録販売者研修生は、薬剤師または管理者要件を満たす登録販売者の管理・指導のもとでなければ医薬品の販売ができません。

登録販売者の求人には、将来的に店舗責任者に任命する可能性を踏まえて実務経験を必須としているものがあります。

給与アップや昇格を狙うなら、管理者要件を満たし続けられるようキャリアを計画しておくことが大切です。

資格自体の更新は必要ないものの、自身の実務経験が管理者要件をいつ満たせなくなるのか、そのタイミングで復職するのか研修生からやり直すのか、事前に考えておく必要があります。

関連記事:登録販売者に必要な実務経験とは?期間や時間などの条件、証明書について解説

毎年外部研修を受ける必要がある

登録販売者として勤務を続ける場合、外部研修を毎年受講する必要があります。

前述の研修生として働く期間とは異なり、指定の研修実施機関による計12時間以上の講座を受けることになります。

登録販売者は医薬品販売のプロであり、専門性の高い仕事を果たすためには定期的な研修が欠かせないとされているのです。

外部研修自体は雇用者である店舗側に義務づけられたものであるため、多くの場合は職場から案内があるでしょう。

自身で受ける場合は、厚生労働省のホームページから近隣の研修実施機関を探して申し込みます。

「集合研修」と「遠隔講座」または「オンライン研修」の組み合わせによる計12時間の研修となっているケースがほとんどです。

資格の更新ではないものの、登録販売者として働き続ける限りは毎年受ける必要があるため、必要な手続きとして覚えておくとよいでしょう。

関連記事:登録販売者の外部研修とは?受けなかったらどうなる?

基本的に費用はかからない

登録販売者の資格には更新が必要ないため、更新料も存在しません。

登録販売者として働き続けるなかでかかる費用としては、外部研修を自費で受講する場合の費用くらいでしょう。

外部研修の受講費用は、多くの場合3,000円前後となっています。

ただし、基本的には外部研修費用は職場で負担されるものであるため、登録販売者の資格を維持するためにかかる費用はないともいえます。

一度取得すればずっと有効であるため、働き方を柔軟に選びたい方にとっておすすめの資格です。

登録販売者の仕事をやめるときの注意点

更新は不要な登録販売者の資格ですが、仕事をやめるときには以下3つの注意点を押さえておくことが大切です。

  • 実務・業務従事証明書を受け取る
  • 復職する予定なら計画を立てておく
  • ブランクを空けすぎない

順番に詳しく解説します。

実務・業務従事証明書を受け取る

実務・業務従事証明書は、管理者要件を満たしていることの証明として必要な書類です。

勤務先から発行してもらう必要があるため、仕事をやめる際には忘れずに依頼しておきましょう。

証明書が必要になったタイミングで依頼することも可能ですが、過去の職場が廃業になる可能性もあります。

念のため、退職時に受け取っておくのがよいでしょう。

なお、「実務従事証明書」は資格取得前に一般従事者として勤務した経験、「業務従事証明書」は資格取得後に登録販売者として勤務した経験を証明するものです。

管理者要件を満たすにはどちらの経験でもよいため、勤務の実態に合わせて書類を発行してもらいましょう。

復職する予定なら計画を立てておく

前述の通り、登録販売者は資格の更新は不要なものの、一度満たした管理者要件を満たせなくなるケースには注意が必要です。

管理者要件を満たせなくなると登録販売者研修生から再スタートとなり、応募できる求人が少なくなったり給料が低くなったりする可能性があります。

登録販売者の採用を1名しか予定していない店舗では、そもそも管理者要件を満たしていないと応募を受け付けてもらえないでしょう。

仕事をしばらく休む際、将来的な復職を予定しているなら、管理者要件を満たせるタイミングで復帰を予定するなど、事前の計画が大切になります。

ブランクを空けすぎない

登録販売者は医薬品の知識が問われる専門性の高い仕事であるため、仕事を休む場合でもブランクを空けすぎないのが理想です。

お客様から医薬品について聞かれた際、しっかり答えるためには知識をフレッシュな状態に保っておく必要があるからです。

ただし、期間が空いても復職できるのが登録販売者の魅力でもあります。

もしブランクが空いてしまった場合は、外部研修などの勉強機会をしっかり活用し、知識を改めて定着させていきましょう。

まとめ

本記事では、登録販売者の資格について、更新の必要性やかかる費用、仕事をやめるときの注意点を解説しました。

ポイントをおさらいすると、以下の通りです。

  • 登録販売者の資格には有効期限がなく、更新も不要
  • 働き続ける場合は毎年外部研修を受ける必要がある
  • 仕事を休む期間があっても、資格はそのまま維持される
  • ただし、直近5年間の実務経験が問われる管理者要件だけはよくチェックすべき
  • 仕事を辞める場合は、実務・業務従事証明書を取得しておくこと
  • また、復職予定なら管理者要件を意識して復帰時期を検討しておきたい

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