
メンタルヘルス・マネジメント®検定には3つのコースがあり、合格率はそれぞれ異なります。
本記事では、メンタルヘルス・マネジメント®検定の合格率を紹介するとともに、コース別の難易度や勉強時間、合格率向上を目指せる勉強方法を紹介します。
Ⅲ種(セルフケアコース)の実受験者数と合格率の推移
回 | 実施年月 | Ⅲ種受験者(人) | Ⅲ種実受験者(人) | Ⅲ種合格者数(人) | Ⅲ種合格率(%) |
---|---|---|---|---|---|
第9回 | 2010年11月 | 3,234 | 2,973 | 2,581 | 86.8 |
第10回 | 2011年3月 | 3,195 | 2,335 | 1,949 | 83.5 |
第11回 | 2011年11月 | 3,221 | 2,921 | 2,294 | 78.5 |
第12回 | 2012年3月 | 3,446 | 3,085 | 2,222 | 72 |
第13回 | 2012年11月 | 3,539 | 3,202 | 2,664 | 83.2 |
第14回 | 2013年3月 | 4,168 | 3,730 | 3,004 | 80.5 |
第15回 | 2013年11月 | 3,287 | 2,983 | 2,061 | 69.1 |
第16回 | 2014年3月 | 4,157 | 3,698 | 2,625 | 71 |
第17回 | 2014年11月 | 3,880 | 3,530 | 2,938 | 83.2 |
第18回 | 2015年3月 | 4,371 | 3,899 | 3,118 | 80 |
第19回 | 2015年11月 | 4,510 | 4,081 | 3,200 | 78.4 |
第20回 | 2016年3月 | 4,925 | 4,408 | 3,627 | 82.3 |
第21回 | 2016年11月 | 4,952 | 4,473 | 3,495 | 78.1 |
第22回 | 2017年3月 | 4,843 | 4,209 | 3,367 | 80 |
第23回 | 2017年11月 | 4,381 | 3,944 | 2,986 | 75.7 |
第24回 | 2018年3月 | 4,953 | 4,352 | 3,350 | 77 |
第25回 | 2018年11月 | 5,055 | 4,528 | 3,870 | 85.5 |
第26回 | 2019年3月 | 5,173 | 4,595 | 3,663 | 79.7 |
第27回 | 2019年11月 | 5,814 | 5,248 | 3,501 | 66.7 |
第29回 | 2020年11月 | 5,516 | 5,046 | 4,361 | 86.4 |
第30回 | 2021年3月 | 5,661 | 5,051 | 4,135 | 81.9 |
第31回 | 2021年11月 | 5,849 | 5,371 | 3,824 | 71.2 |
第32回 | 2022年3月 | 5,402 | 4,819 | 3,121 | 64.4 |
第33回 | 2022年11月 | 6,002 | 5,458 | 3,787 | 69.4 |
第34回 | 2023年3月 | 5,600 | 5,035 | 3,995 | 79.3 |
第35回 | 2023年11月 | 5,344 | 4,888 | 3,515 | 71.9 |
第36回 | 2024年3月 | 5,174 | 4,648 | 3,353 | 72.1 |
合計 | 125,652 | 112,540 | 83,253 | – | |
平均 | 4,654 | 4,168 | 3,208 | 77.0% |
Ⅲ種(セルフケアコース)は、合格率が毎回70〜80%前後で推移しており、誰でも挑戦しやすい難易度となっています。
ストレスやメンタルヘルスの基礎知識や、自分自身のストレスとの向き合い方・対処方法を学びたいと考えている方は、まずⅢ種の合格を目指してください。
Ⅱ種(ラインケアコース)の実受験者数と合格率の推移
回 | 実施年月 | 受験者(人) | Ⅱ種実受験者(人) | 合格者数(人) | Ⅱ種合格率(%) |
---|---|---|---|---|---|
第9回 | 2010年11月 | 6,088 | 5,628 | 2,714 | 48.2 |
第10回 | 2011年3月 | 6,861 | 5,164 | 3,132 | 60.7 |
第11回 | 2011年11月 | 6,432 | 5,908 | 2,378 | 40.3 |
第12回 | 2012年3月 | 6,757 | 6,026 | 4,105 | 68.1 |
第13回 | 2012年11月 | 6,462 | 5,855 | 3,189 | 54.5 |
第14回 | 2013年3月 | 7,516 | 6,675 | 3,754 | 56.2 |
第15回 | 2013年11月 | 6,245 | 5,622 | 3,080 | 54.8 |
第16回 | 2014年3月 | 7,815 | 6,889 | 2,418 | 35.1 |
第17回 | 2014年11月 | 7,857 | 7,043 | 3,921 | 55.7 |
第18回 | 2015年3月 | 8,824 | 7,760 | 4,126 | 53.2 |
第19回 | 2015年11月 | 8,560 | 7,620 | 3,711 | 48.7 |
第20回 | 2016年3月 | 10,514 | 9,165 | 5,003 | 54.6 |
第21回 | 2016年11月 | 10,720 | 9,601 | 4,733 | 49.3 |
第22回 | 2017年3月 | 11,001 | 9,607 | 6,521 | 67.9 |
第23回 | 2017年11月 | 9,576 | 8,481 | 4,333 | 51.1 |
第24回 | 2018年3月 | 10,871 | 9,430 | 7,236 | 76.7 |
第25回 | 2018年11月 | 10,104 | 8,937 | 5,816 | 65.1 |
第26回 | 2019年3月 | 11,663 | 10,227 | 4,980 | 48.7 |
第27回 | 2019年11月 | 11,088 | 9,936 | 4,302 | 43.3 |
第29回 | 2020年11月 | 11,294 | 10,343 | 5,840 | 56.5 |
第30回 | 2021年3月 | 12,113 | 10,686 | 7,285 | 68.2 |
第31回 | 2021年11月 | 11,046 | 10,053 | 4,664 | 46.4 |
第32回 | 2022年3月 | 12,663 | 11,128 | 7,763 | 69.8 |
第33回 | 2022年11月 | 12,175 | 10,988 | 6,401 | 58.2 |
第34回 | 2023年3月 | 13,340 | 11,918 | 6,444 | 54.1 |
第35回 | 2023年11月 | 12,973 | 11,781 | 6,661 | 56.5 |
第36回 | 2024年3月 | 13,934 | 12,483 | 9,137 | 73.2 |
合計 | 264,492 | 234,954 | 133,647 | – | |
平均 | 9,796 | 8,702 | 4,950 | 56.9% |
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験の3つのコースのうち、もっとも受験者数が多いのがⅡ種(ラインケアコース)です。
10年ほど前の実受験者数は6,000人を下回る程度でしたが、最近の試験では1万2,000人近くまで増大しています。
合格率は高いときで70%、およそ50〜60%程度を例年推移しています。
職場で部下や職員のメンタルヘルスケアを行うべき立場にある、管理職の方はⅡ種の合格を目指してください。
Ⅰ種(マスターコース)の実受験者数と合格率の推移
回 | 実施年月 | 受験者(人) | 実受験者(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|---|
第9回 | 2010年11月 | 1,826 | 1,551 | 167 | 10.8 |
第11回 | 2011年11月 | 1,761 | 1,485 | 191 | 12.9 |
第13回 | 2012年11月 | 1,750 | 1,441 | 238 | 16.5 |
第15回 | 2013年11月 | 1,750 | 1,419 | 246 | 17.3 |
第17回 | 2014年11月 | 1,838 | 1,482 | 279 | 18.8 |
第19回 | 2015年11月 | 2,023 | 1,586 | 185 | 11.7 |
第21回 | 2016年11月 | 2,017 | 1,610 | 296 | 18.4 |
第23回 | 2017年11月 | 2,062 | 1,634 | 306 | 18.7 |
第25回 | 2018年11月 | 2,077 | 1,642 | 332 | 20.2 |
第27回 | 2019年11月 | 2,027 | 1,620 | 252 | 15.6 |
第29回 | 2020年11月 | 1,571 | 1,276 | 272 | 21.3 |
第31回 | 2021年11月 | 1,866 | 1,521 | 301 | 19.8 |
第33回 | 2022年11月 | 2,000 | 1,628 | 287 | 17.6 |
第35回 | 2023年11月 | 1,961 | 1,587 | 325 | 20.5 |
合計 | 26,529 | 21,482 | 3,677 | – | |
平均 | 1,895 | 1,534 | 263 | 17.1 |
Ⅰ種(マスターコース)はもっとも難易度の高いコースになっており、企業の経営者的目線から、社内のメンタルヘルスに関する制度を構築したり整備したりするための知識を問われます。
Ⅱ種・Ⅲ種で課されるのはマークシート形式の試験のみです。
これに対して、Ⅰ種は論述形式の試験も課されるためか、合格率も10〜20%ほどを推移しています。
Ⅱ種・Ⅲ種の受験者数が増加しているのに対して、Ⅰ種の受験者数はほとんど変わらないため、資格の希少価値は高まっていると言えます。
メンタルヘルス・マネジメント®検定の難易度と勉強時間の目安
メンタルヘルス・マネジメント®検定の難易度と勉強時間は、コースごとに異なります。
ここではコースごとの具体的な難易度と勉強時間の目安を解説します。
Ⅲ種(セルフケアコース)
3つのコースの中で、もっとも試験の難易度が低いのがⅢ種(セルフケアコース)です。
これまでの受験率と合格率の推移をもとにした平均値は、実受験者数4,168人に対して合格者数が3,208人、合格率77%です。
数ある資格試験の中でも高い合格率と言えるでしょう。
Ⅲ種では、ストレスやメンタルヘルスに関する基礎知識をはじめ、自分自身のメンタルケアをする意義やストレスへの対処方法が中心に出題されます。
勉強時間の目安は30時間です。
1日1時間ほど勉強すれば約1カ月で合格できるでしょう。
最新版の公式テキストを一通りチェックしておけば、難なく合格を狙うことが可能です。
Ⅱ種(ラインケアコース)
Ⅱ種(ラインケアコース)は、3つのコースの中でもっとも受験者が多いです。
平均実受験者数8,702人に対して平均合格者数が4,950人、平均合格率56.9%と、約半数が合格しています。
難易度が低いとは言えませんが、正しい勉強法で準備しておけば問題なく合格できるレベルです。
Ⅱ種の出題内容は、メンタルヘルスケアの意義や管理監督者の役割、個々の労働者への配慮などです。
労働者からの相談に対する対応方法や、職場環境の評価・改善に関する方法についても出題されます。
法律や制度で定められている細かい数値が問われるパターンもあるため、丁寧な勉強が必要です。
勉強時間の目安は30〜50時間と言われており、1日1時間勉強すれば約1カ月〜1カ月半で合格に達することが可能です。
Ⅰ種(マスターコース)
メンタルヘルス・マネジメント®検定の中でもっとも難易度が高いのが、Ⅰ種(マスターコース)です。
平均実受験者数1,534人に対して平均合格者数が263人、平均合格率17.1%と、合格率は約2割です。
Ⅰ種は、制限時間2時間の選択問題と、1時間の論述問題で構成されています。
3つのコースの中で唯一、論述問題があり、正確な知識を確実に身に付けていなければ合格できません。
論述問題では、「NIOSHの職業性ストレスモデル」の6つの要素を思い出し、どのように病気が発生するかフローを解説するといった記憶力や言語化能力が問われます。
問われている内容に対するキーワードを思い出し、文字数内に収めて論述しなければなりません。
勉強時間の目安は100~120時間と、その他のコースと比較しても圧倒的に多くなっています。
メンタルヘルス・マネジメント®検定の合格点は?
メンタルヘルス・マネジメント®検定は、コースによって合格点が異なります。
Ⅲ種(セルフケアコース)とⅡ種(ラインケアコース)の配点は100点で、70点以上が合格基準です。
Ⅰ種(マスターコース)の配点は選択問題100点と論述問題50点で、合計150点中105点以上が合格基準です。
ただし、論述問題の得点が25点以上である必要があります。
たとえば選択問題の得点が100点、論述問題の得点が10点だった場合、合計点数は110点です。
合計点数では合格基準の105点を上回っていますが、論述問題の得点は25点に達していないため、この場合は不合格となります。
メンタルヘルス・マネジメント®検定の合格率向上を目指す4つの勉強方法
メンタルヘルス・マネジメント®検定の合格率を高めるためには、コツを押さえた正しい勉強が必要です。
メンタルヘルス・マネジメント®検定の合格率向上を目指す、4つの勉強方法を紹介します。
- 公式テキストを活用する
- 過去問題集を活用する
- 受験対策講座に参加する
- オンライン講座を利用する
ひとつずつ見ていきましょう。
公式テキストを活用する
メンタルヘルス・マネジメント®検定では、公式テキストに即した内容が出題されます。
これは試験主催者である大阪商工会議所が明確にアナウンスしていることです。
公式テキストの内容に沿って勉強することで合格率を高められるでしょう。
公式テキストに記載されている内容を理解したうえで、応用力を問われる問題も出されます。
たとえば、労働者からの相談への対応や、心の健康問題をもつ復職者への支援の方法などです。
ただ記憶するだけでなく、意味や目的を理解しつつ勉強することが必要です。
また、公式テキストに記載されている最新の統計調査結果が問題として出題されることもあります。
改訂は随時行われるため、購入時は最新版の公式テキストを選ぶようにしましょう。
過去問題集を活用する
過去問題集を活用することも、合格率を高める勉強方法の一つです。
過去に出題された問題から、出題傾向を知ることができます。
法律や制度の名称だけを覚えればいいのか、細かい数値まで覚えておく必要があるのかなど、出題のポイントを知ることで、効率よく勉強ができ、合格率の向上につながります。
Ⅱ種(ラインケアコース)であれば、試験3回分程度の過去問を解くことで、出題傾向をつかめるでしょう。
各コースの過去問題集は書店や通販サイトなどで購入可能です。
受験対策講座に参加する
商工会議所が開催する受験対策講座に参加することも、合格率の向上に有効です。
商工会議所では、メンタルヘルス・マネジメント®検定の受験対策講座が開催されている場合があります。
受講料は必要ですが、基本的には誰でも申し込みが可能です。
受験対策講座では、出題頻度の高い内容の要点をわかりやすく解説してくれるため、合格率向上を目指せます。
多忙なビジネスパーソンのために、録画した講義内容をオンデマンド配信している場合もあります。
受験対策講座の実施状況は随時更新されるため、公式サイトで確認しましょう。
【参考】メンタルヘルス・マネジメント検定試験「受験対策講座|セミナー・講座」
オンライン講座を利用する
メンタルヘルス・マネジメント®検定の合格率を効率よく向上させるなら、オンライン講座がおすすめです。
オンライン講座はスキマ時間に勉強を進められるため、仕事が忙しく、まとまった時間がとれない人でも効率よく学習できます。
スタディングなら、スマートフォンやタブレット、パソコンといったデバイスと、ネット環境があればいつでもどこでも学習が可能です。
あらかじめダウンロードしておけばネット環境がなくても学習できるので、データ通信量や速度制限を気にする必要がなく、どこでも快適に学習を進められます。
スタディング メンタルヘルス・マネジメント®検定講座では、基礎から学べる「基本講座」をはじめ、理解度をチェックできる「スマート問題集」や「4択型復習問題集」などを用意しています。
学習中に生じた疑問点を講師に直接質問できる学習サポートもあり、はじめて学ぶ人も安心して取り組めるでしょう。
確かな知識が定着していくため、従来よりもはるかに速いスピードで実力がつき、着実な合格率向上が目指せます。
メンタルヘルス・マネジメント®検定が役に立たないと言われる理由
メンタルヘルス・マネジメント®検定の受験を検討しているものの、「メンタルヘルス・マネジメント®検定は役に立たない」といった声に不安を感じている人もいるでしょう。
「メンタルヘルス・マネジメント®検定に合格しても役に立たない」と紹介するサイトがあるのは事実です。
役に立たないと言われる理由は以下のとおりです。
- 民間資格のため、専門性や資格難易度が低いと考える人がいるから
- 受験するコースによっては、実務で役立たない場合があるから
メンタルヘルス・マネジメント®検定が自分の目的に合った資格ではないと、資格をとっても役に立たないと感じることがあるのでしょう。
何のためにこの資格を受験するのかを明確にしたうえで、ご自身のニーズに合った内容のコースを受験すれば、メンタルヘルス・マネジメント®検定は役に立つ資格となります。
メンタルヘルス・マネジメント®検定の受験要項
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験には、「公開試験」と「団体特別試験」の2つの受験方法が存在します。
公開試験は統一試験日に札幌、東京、大阪、福岡といった主要都市を中心に、全国15都市で年2回一斉に実施されます。
いっぽう、団体特別試験は、企業や学校などの団体が所属する社員や学生を対象に、教育や研修の一環として受験する制度です。
個人で受験しようと考えている場合は公開試験のみとなるため、以下では公開試験の試験要項について解説します。
申し込みはインターネットから
個人で公開試験を受験する場合は、インターネットから申し込みます。
申込手続きの最初に、受験料の支払方法をクレジットカードまたはコンビニ決済から選択します。
受験料の他に、申込システム利用手数料として495円(うち消費税45円)が必要となることも覚えておきましょう。
受験費用はコースによって異なる
メンタルヘルス・マネジメント®検定の受験費用はコースによって異なります。
コース | 受験料(うち消費税) |
---|---|
Ⅲ種(セルフケアコース) | 5,280円(480円) |
Ⅱ種(ラインケアコース) | 7,480円(680円) |
Ⅰ種(マスターコース) | 11,550円(1,050円) |
事前に受験するコースの受験料を確認しておきましょう。
受験資格なし!誰でも受験できる
メンタルヘルス・マネジメント®検定を受験するために必要な資格はありません。
学歴や年齢、性別、国籍問わず、誰でも受験できます。
同日にⅠ種とⅡ種もしくはⅡ種とⅢ種を受験することも可能です。
メンタルヘルス・マネジメント®検定のコースは職位別に設定されています。
目的に合ったコースを受験しましょう。
【最新】試験日程
最新の試験日程はこちらの記事で解説しています。

2025年度メンタルヘルス ・マネジメント®検定の試験日程|…
メンタルヘルス・マネジメント®検定を受験したいと考えている人に向けて、直近の試験日程や受験の流れについてまとめてお伝えします。メンタル ヘルス ・マネジメン…
メンタルヘルス・マネジメント®検定を受験したいと考えている人…
3月の公開試験はⅡ種とⅢ種のみです。受験要項については公式サイトで確認してください。
【参考】メンタルヘルス・マネジメント検定試験「公開試験|受験要項」
メンタルヘルス・マネジメント®検定でよくある質問
最後に、メンタルヘルス・マネジメント®検定をはじめて受験する人からよく聞かれる2つの質問に回答します。
合格に必要な勉強時間は?
メンタルヘルス・マネジメント®検定の合格に必要な勉強時間の目安は、次のとおりです。
Ⅰ種 | 120時間 |
Ⅱ種 | 50時間 |
Ⅲ種 | 30時間 |
詳しくはこちらの記事で解説しています。

メンタルヘルス・マネジメント®検定試験の勉強時間は?
メンタルヘルス・マネジメント®検定は、精神の状態を適切に見極め、必要に応じたケアを行うときに役立つ検定です。マネジメントの対象は自分自身、部下、会社全体など…
メンタルヘルス・マネジメント®検定は、精神の状態を適切に見極…
独学でも合格できる?
メンタルヘルス・マネジメント®検定は、独学でも合格が可能です。
Ⅲ種(セルフケアコース)には約8割の人が合格しているという実績からもわかるとおり、一般的な資格試験の中でも合格しやすいと言えるでしょう。
勉強方法については書籍を購入して独学という方法もありますが、働きながら学校に通いながら……など、多忙な日々の中で効率的に学習を進めることは容易ではありません。
勉強の効率化をはかりたいという人には、スキマ時間で学べるオンライン講座がおすすめです。

メンタルヘルス・マネジメント®検定は複数コースを同時受験でき…
メンタルヘルス・マネジメント®検定は複数コースを同時受験できます。とくにⅡ種とⅢ種の同時受験はさまざまな面からおすすめです。この記事では、メンタルヘルス・マ…
メンタルヘルス・マネジメント®検定は複数コースを同時受験でき…
いきなりⅠ種を受けても良い?
いきなりⅠ種から受験することも可能です。「Ⅰ種を受験するためにはⅡ種とⅢ種の合格が必要」といった条件はないので、どのコースからでも受験できます。
実際、スクールや専門講座に参加せずに、独学でⅠ種を受験して合格した人もいるようです。
ただし、合格率は平均2割を切っており、努力しなければ合格することは難しいでしょう。
それぞれのコースで、対象者となる役職や到達目標、試験範囲などに違いがあるため、3種類のコースの違いを知り、自分の到達目標に合わせたコースを選択することが大切です。

メンタルヘルス・マネジメント®検定、いきなりⅠ種を受けても大…
メンタルヘルス・マネジメント®検定には3つのコースがあります。「どのコースから受けたらいいのか」「いきなりⅠ種を受けても大丈夫なのか」と迷う方もいることでし…
メンタルヘルス・マネジメント®検定には3つのコースがあります…
まとめ
本記事では、メンタルヘルス・マネジメント®検定の合格率をはじめ、難易度や勉強時間の目安、受験要項などを紹介しました。
- メンタルヘルス・マネジメント®検定試験の合格率はコースで異なる
- 合格率は、Ⅲ種が約7割、Ⅱ種が約5割、Ⅰ種が約2割
- メンタルヘルス・マネジメント®検定試験はどのコースからで受験可能
- メンタルヘルス・マネジメント®検定試験は誰ででも受験できる
- 自分の目的に応じたコースを受験しよう
メンタルヘルス・マネジメント®検定は誰もが受験できる資格であり、昨今問題となっている社員のメンタルヘルスに関して学べる有用な資格です。
コースによって合格率は異なりますが、独学でも合格が目指せます。合格率の向上を目指すなら、公式テキストや過去問題集、オンライン講座の利用がおすすめです。
各コースの対象職位や内容を確認したうえで、目的に合ったコースを受験しましょう。