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マンション管理士は独学で合格可能?おすすめの勉強方法は?

マンション管理士は、不動産関連資格のなかでも難関といわれる国家資格です。

独学で合格を目指すことはできますが、何度も挑戦したものの残念な結果に終わった受験者も多くいます。

この記事では、スタディングの合格者体験談から、独学で合格するためのポイントや難しい点、おすすめの勉強方法をご紹介します。

マンション管理士試験とは?試験の概要や合格率、合格に必要な勉強時間

マンション管理士試験は、年に1度開催される試験です。まずは、マンション管理士試験について以下の内容を解説します。

  • 試験概要
  • 受験者数・合格率・合格点
  • 勉強時間

それぞれの内容についてみていきましょう。

マンション管理士試験の概要

まずは、マンション管理士がどのようなスケジュールで実施されるのか概要を解説します。

以下の表は、令和6年度におけるマンション管理士の試験日や合格発表日をまとめたものです。

申込期間郵便申込:8月1日(木)~8月30日(金)
Web申込:8月1日(木)10:00~9月30日(月)16:00
受験資格年齢・学歴問わず誰でも受験可能
受験手数料9,400円
試験日11月24日(日)
合格発表日令和7年1月7日(火)
試験形式50問・四肢択一式
試験時間2時間
試験範囲・マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
・管理組合の運営の円滑化に関すること
・マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
・マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること

【参考】公益財団法人 マンション管理センター「マンション管理士ガイド」

マンション管理士試験は11月下旬の年に1度しか実施されないため、忘れずに申し込んで試験に臨むことが大切です。

受験者数・合格率・合格点の推移

マンション管理士は、毎年どのくらいの方が受験・合格しているのでしょうか。

以下の表は、過去5年間におけるマンション管理士の実施データをまとめたものです。

年度受験者数合格者数合格率合格点
令和5年度11,158名1,125名10.1%36点
令和4年度12,209名1,402名11.5%40点
令和3年度12,520名1,238名9.9%38点
令和2年度12,198名1,045名8.6%36点
令和元年度12,021名991名8.2%37点

表をみると、例年の合格率は8〜11%で推移していることがわかります。合格率が10%を下回っている年もあることから、マンション管理士の難易度は非常に高いといえるでしょう。

合格するには、試験日から逆算して勉強計画を立てる、モチベーション維持の対策をする、スキマ時間を活用するなど効率よく勉強するための工夫が必要です。

合格までの勉強方法については後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。

合格に必要な勉強時間の目安

マンション管理士で合格するのに必要な勉強時間は、500時間程度が目安とされています。

実務経験がない初学者の場合はもっと勉強時間が必要なことも多く、500〜700時間程度が目安となります。

宅建や管理業務主任者を取得している方の場合は、ある程度の知識が養われているため、要点をおさえることで短時間で合格を狙えるかもしれません。

ただし、マンション管理士の難易度を考えると、宅建や管理業務主任者の取得者でも長期的な勉強を想定しておいたほうがよいでしょう。

マンション管理士合格者に聞く!独学の何が難しい?

マンション管理士を独学で合格できるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、マンション管理士は独学で合格を狙えるものの、非常に難易度が高いのが特徴です。

マンション管理士の合格者に聞いた「独学が難しい理由」は次の通りです。

  • 勉強時間を確保できない
  • メリハリをつけた勉強ができない
  • 混同しやすい内容を勘違いしたまま覚えてしまう
  • モチベーションを維持しづらい

それぞれの内容をみていきましょう。

勉強時間を確保できない

マンション管理士の合格には500時間、初学者であれば500〜700時間の勉強時間が必要とされています。

マンション管理士を受験する方の中には社会人も多く、仕事をしながら試験勉強をこなさなければならないケースもあるでしょう。

仕事をしながら勉強するとなると、まとまった勉強時間を確保できません。起床後や就寝前、日中のスキマ時間など、勉強のタイミングを工夫する必要があります。

なかには、「多忙のため勉強できない日が続き、一度覚えた知識がすっかり頭から抜けてしまった」といった声もありました。

どのように勉強時間を確保するかが、マンション管理士の合格を目指す上で大切なポイントといえるでしょう。

メリハリをつけた勉強ができない

マンション管理士の試験範囲は広く、合格にはメリハリをつけた勉強が必要となります。

試験範囲すべてを覚える必要がないにもかかわらず、市販の参考書だけで勉強していると、頻繁に出題される問題や重要な問題がどれなのか掴みにくいこともあるでしょう。

「どのようにメリハリをつけたらいいかわからない」と悩んだ経験を持つ合格者の方もいました。あまり出題されない捨て問に時間を割いてしまったそうです。

メリハリをつけた勉強がしづらいことも、独学でマンション管理士を目指す難しさといえるでしょう。

混同しやすい内容を勘違いしたまま覚えてしまう

合格者の声のなかで、区分所有法・標準管理規約の2つが混同しやすく難しいという意見が多く見受けられました。

区分所有法・標準管理規約は、条文の読み込みに時間がかかったり、混同した結果間違えて記憶してしまったりする受験生が多いようです。

また、誤って記憶したとしても問題を解いてすぐに間違いに気づけず、覚え直せないという意見もありました。

対策として、区分所有法と標準管理規約を見比べながら読み込むことを毎日続けるなどして知識を定着させていたとのことです。

混同しやすい内容を勘違いしたまま覚えないような工夫をしてみましょう。

モチベーションを維持しづらい

マンション管理士は、受験する多くの方が試験日まで1年近く勉強します。

そのため、長期的な勉強を継続するだけのモチベーションの維持が、独学では難しいポイントです。

例えば、勉強のペース配分を間違えてしまうと、中だるみしてモチベーションが低下してしまうこともあるでしょう。

合格した方のなかには何か資格を受験する目標を持ち、試験日を意識して自分を追い込んで勉強する」といった方法でモチベーションを保つ方も見受けられました。

効率よく勉強する以外にも、長期的な勉強を継続するモチベーションの維持も大切なので、自分に適した方法を見つけましょう。

マンション管理士合格者に聞く!おすすめの勉強方法とは?

ここからは、マンション管理士の合格者の声をもとにおすすめの勉強方法を解説します。

マンション管理士の勉強をする上で気をつけたいポイントは、以下の通りです。

  • スケジュールの管理方法
  • 教材の選び方
  • 勉強時間を確保する方法
  • 勉強の進め方

1つずつ見ていきましょう。

試験日までのスケジュールを立て、定期的に見直しをする

マンション管理士は、試験日までのスケジュールを立てて見直しながら勉強しましょう。

試験勉強を開始するタイミングによって、1日どのくらいの勉強をしなければならないか変わってくるためです。

まずは、ペース配分を考えながら試験日から逆算してスケジュールを立ててみましょう。

勉強期間中、モチベーションの低下や苦手な分野の克服などで勉強が停滞することもあるため、細かく区切っていつまでに・どこまで勉強するのかなど定期的な見直しが大切です。

合格した方のなかにも、「2カ月で基礎を身につけた」「自分の学習状況を確かめながら勉強を進めた」などの声が見受けられました。

試験日まで計画的なスケジュールを立てて、マンション管理士に合格できるだけの力を身につけましょう。

自分にあった教材に取り組む

マンション管理士は、自分に合った教材を選んで取り組みましょう。

マンション管理士の勉強は長期的なものになりやすく、教材が自分に合っていないと途中で飽きたり勉強が嫌になったりするためです。

例えば、動画や音声でマンション管理士を勉強するとき、動画講義の講師との相性が大切です。相性が悪いと結果的に勉強のモチベーション低下につながってしまうでしょう。

このことから、講師の質も含め、講義の内容が市販のテキストよりもわかりやすいか、要点がまとめられているかなども重要なポイントといえるでしょう。

スキマ時間を有効活用して勉強時間を確保する

合格者の声でもよく挙がっていたポイントが、スキマ時間の活用です。

通勤・通学などの時間や仕事の昼休み、就寝前などのちょっとした時間をマンション管理士の勉強にあてることで、1日2時間程度の勉強時間を確保している方が見受けられました。

例えば、通勤・通学途中で電車を待っている間、行列に並んでいてすることがないとき、就寝前の布団の中などです。

ほかにも、「長時間机に座って勉強するのが苦手なので、スキマ時間を活用している」といった声もありました。

スキマ時間を上手く活用するためには、スマホでの学習に対応した講座がおすすめです。持ち運びしやすく講義の質や利便性が高いものを選んで合格を目指すのがよいでしょう。

ある程度インプットしたらひたすら問題演習を繰り返す

ある程度、参考書などで知識をつけた後は、ひたすら問題(過去問)演習を繰り返して合格を目指した方が多いようです。

回数としても自分で把握できないくらい解き直したり、10回以上繰り返したりした方もいました。

過去問を解くことのメリットは、インプットした知識を忘れないうちに活用することで、理解度を深めたり応用力を身につけたりできる点です。

最初は問題が解けなくても、インプットした知識をどのように活用するか徐々に掴むことで、解ける問題は少しずつ増えていきます。

また、過去問を数年分解いていると、出題傾向を掴めます。

過去問をもとに、出題されやすい問題とそうでない問題の違いを掴めてくるため、より効率的に対策できるでしょう。

ほかにも、問題集を繰り返し解いた後は市販の予想問題を解いてから本番に挑んだ方も見受けられました。

問題集を解くことはマンション管理士の合格を目指す上で欠かせないといえるでしょう。

まとめ

この記事では、マンション管理士の独学について詳しく解説しました。

改めて、この記事でご紹介した内容をおさらいしてみましょう。

  • マンション管理士の合格率は例年8~11%程度
  • 勉強時間の確保やモチベーションの維持が独学では難しい
  • 試験日から逆算してスケジュールを計画したりスキマ時間を活用したりすることが大切

マンション管理士試験は難易度が高く、合格に必要な勉強時間もトータルで500時間程度といわれています。

すべての時間を勉強に充てられない社会人は、モチベーションを維持しながら勉強時間を確保することが難しいかもしれません。

参考書での独学が難しい場合は、通信講座を利用するのがおすすめです。

なかでも、スキマ時間を有効活用できるようなスマートフォンでの学習を取り入れていたり、要点を絞った内容になっていたりするものを選ぶとよいでしょう。

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残念ながら初年度は独学で臨み不合格だったが、次の年はスタディングを活用することで合格できたという方もいます。

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