そもそもデータベーススペシャリスト試験(DB)とは?
データベーススペシャリスト試験(DB)は、データベースに関する技術的な専門性をもつことを認定する国家試験です。
12種類ある情報処理技術者試験のなかでも、データベーススペシャリスト試験は「高度試験」に該当し、共通キャリア・スキルフレームワークのなかでは最上位のスキルレベル4に位置する試験です。
参考までに、IPA(情報処理推進機構)が公表している共通キャリア・スキルフレームワークにしたがって、データベーススペシャリスト試験の位置付けを下記の表で確認しておきましょう。
レベル |
試験名 | |
レベル4(高度試験) | ・データベーススペシャリスト試験
・ITストラテジスト試験 |
|
レベル3 | ・応用情報技術者試験 | |
レベル2 | ・基本情報技術者試験
・情報セキュリティマネジメント試験 |
|
レベル1 | ・ITパスポート試験 |
データベーススペシャリスト試験は年1回行われ、例年であれば秋期(10月の第2日曜日)に実施されます。
試験では、IT全般の基礎・基本的な知識から情報処理に関する専門的知識や技術までデータベースに関する幅広い知見が求められます。
試験は「午前I」「午前II」「午後I」「午後II」の4つの筆記試験で構成され、すべての試験をほぼ丸一日をかけて受けることになります。
それぞれの出題形式は「午前I」「午前II」が多肢選択式(四肢択一)、「午後I」「午後II」が記述式です。
合格基準は、4パートそれぞれにおける得点が100点満点中の60点以上。
合格率は約13〜17%で、難易度の高い試験だといえます。
データベーススペシャリスト試験の合格発表はいつですか?
データベーススペシャリスト試験の合格発表に関して、以下の2点で解説していきます。
- 合格発表は通例として試験日からおよそ2カ月後
- 令和5年度(2023年度)の合格発表は12月21日正午予定
合格発表は通例として試験日からおよそ2カ月後
データベーススペシャリスト試験の合格発表は、毎回試験日のおよそ2カ月後、12月下旬となるのが通例です。
IPA(情報処理推進機構)のサイト内にある「受験者マイページ」や「官報」で、合否を確認することができます。
初めて「受験者マイページ」を利用する場合は、マイページアカウントの取得が必要になります。
IPA(情報処理推進機構)のサイト内にある「利用者ID新規作成」の箇所から、利用者IDの作成が可能です。
利用者IDを使って受験申込みや合格証明書の交付申請、成績の照会なども行えるので、手続きを忘れないようにしましょう。
【参考】IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 マイページ」
【参考】IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「マイページアカウント作成」
「官報」はあまり聞きなれないかもしれませんが、簡単にお伝えすると法令などの政府情報を伝える媒体のことです。
「インターネット版官報」では、合格結果を無料で確認することが可能です。
ちなみに、IPAのサイトで令和6年度秋期試験の日程も公表されており、試験日が令和6年10月13日(日)となっています。
次回のデータベーススペシャリスト試験にチャレンジしようとしている方は、早めの対策と学習スケジュールの調整をして、ぜひ合格をつかみとってください!
【参考】IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「令和6年度 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の実施予定について」
令和5年度(2023年度)の合格発表は12月21日正午予定
令和5年度(2023年度)の合格発表は12月21日(木)の正午となる予定です。
情報処理技術者試験の一区分であるデータベーススペシャリスト試験は、合格発表後に合格証書の発送と官報公示があります。
合格証書の発送は、合格発表から1週間後くらいです。
残念ながら不合格となってしまった場合には、合格証書の発送はされません。
合格証書の発送、官報公示の日程は?
合格証書の発送日、官報公示の日程については、以下の2点を押さえておきましょう。
- 合格発表から合格証書の発送、官報公示まではタイムラグがある
- 過去数年の合格証書発送、官報公示スケジュールの事例
合格後の流れがわかるよう、それぞれ詳しく見ていきましょう。
合格発表から合格証書の発送、官報公示まではタイムラグがある
令和5年度秋期(2023年10月8日実施)に実施されたデータベーススペシャリスト試験の合格発表日は「12月21日正午」とすでにIPAのホームーページで公開されているものの、合格証書の発送日と官報公示日についてはまだ公表されていません。
例年通りであれば合格発表の後、合格証書の発送や官報での公示が行われるまでにさらに1カ月弱のタイムラグがあると考えておけばよいでしょう。
具体例として、ここ数年のスケジュールを次章で確認しておきましょう。
過去数年の合格証書発送、官報公示スケジュールの事例
下表は過去数年の合格証書発送、官報公示のスケジュール事例です。
試験実施日 |
合格発表日 |
合格証書発送日 |
官報公示日 |
令和5年度秋期試験
(2023年10月8日実施) |
2023年12月21日 | 未定 | 未定 |
令和4年度秋期試験
(2022年10月9日実施) |
2022年12月22日 | 2023年1月13日 | 2023年1月12日 |
令和3年度秋期試験
(2021年10月10日実施) |
2021年12月17日 | 2022年1月7日 | 2022年1月6日 |
令和2年度10月試験
(2020年10月18日実施) |
2020年12月25日 | 2021年1月18日 | 2021年1月15日 |
合格発表が行われてから合格証書の発送や官報での公示が行われるまでに、約1カ月弱の時間のズレが生じていることがわかるかと思います。
このことから2023年12月21日が合格発表日だとすると、合格証書発送日と官報公示日は2024年1月10〜15日あたりになることが予想されます。
合格証書が手元に届くのがいつになるのかは、職場での手続きや就職・転職活動にも影響する場合があるので、ここでざっくりとスケジュール感をつかんでおくとよいでしょう。
まとめ
最後に今回のポイントをおさらいしましょう。
- データベーススペシャリスト試験の結果は、試験日からおよそ2カ月後
- 合格証書発送日と官報公示日は、合格発表日のさらに1カ月弱後
- 令和5年度(2023年度)の合格発表は、12月21日正午の予定
- 試験結果は、IPAの「受験者マイページ」や「官報」で確認可能
- 合格者にのみ「合格証書」が発送される
データベーススペシャリスト試験は年に1度の国家試験であり、難易度の高い試験です。
しかしながら、年齢や学歴、キャリアに関係なく受験できる試験であり、すべての人に国家試験合格のチャンスが転がっています。
サイバーテロ、情報漏洩などの犯罪を日常的に見聞きする現代において、データベーススペシャリストの資格は自分の市場価値を高める資格であり、就職や転職、今後のキャリアアップにおいても有用な資格となるはずです。
独学でデータベーススペシャリスト試験に合格することは無理なことではありませんが、ハードルは相当高いと思っておいた方がよいでしょう。
試験の難易度が高く出題範囲も広範囲に及ぶため、合格するにはかなりの勉強時間と効率的な学習が求められることになるからです。
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