
ITの国家試験「情報処理技術者試験」の高度試験区分にあたるデータベーススペシャリスト試験を主催するIPA(情報処理推進機構)は、令和8年度(2026年度)からデータベーススペシャリスト試験含む高度情報技術者試験および、下位試験の応用情報技術者試験でCBT方式を導入することを発表しています。
データベーススペシャリスト試験は、これまで毎年10月(秋期)の年1回のみ実施されてきました。しかし令和8年度からは、一定の期間内で複数日に分けて試験を実施する予定です。
CBT方式の導入により、受験者は試験期間中に空席のある会場・日程から、自分の都合に合わせて受験日を選べるようになります。
データベーススペシャリスト試験は、近年注目されているビッグデータや人工知能(AI)といったIT分野に関係の深い国家試験であるデータベーススペシャリスト試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する「情報処理技術者試験」のなかでも特に難易度が高いとされる「高度試験」に位置する試験です。
ここでは、データベーススペシャリスト試験の試験日、申し込み期間といった日程を説明していきます。
そもそもデータベーススペシャリスト試験とは?
データベーススペシャリスト試験は、データベース管理者やインフラ系エンジニアの方に向けた資格です。
具体的には、以下の役割や業務に従事している人や目指している人が対象となります。
- システム全体のデータ資源を管理できる
- データベースに対する要求を分析し、効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・開発・運用・保守業務ができる
- システム開発の企画・要件定義・開発・運用・保守業務において、データベースに関する技術支援ができる
また実際の試験では、以下の知識やスキルが求められます。
- データベースに関する幅広い知識をもとに、目的に応じた的確な技術を選定できる
- データ資源管理の目的と技法を理解した上で、データ部品の標準化や、リポジトリシステムの企画・要件定義・開発・運用・保守業務ができる
- データモデリング技法を理解した上で、要求に基づいたデータ分析を行い、正確な概念データモデルを作成できる
- データベース管理システムの特性を理解した上で、セキュリティも考慮し、品質のよいデータベースの企画・要件定義・開発・運用・保守業務ができる
2026年度は20207年2月頃に実施予定のデータベーススペシャリスト試験
次に試験の実施時期について解説します。
- 2025年度までは秋期実施であったが、2026年度は後期(2027年2月頃)実施予定の試験
- 古い参考書などに記載された日程には注意。平成31年までは春期実施だった
2025年度までは秋期実施であったが、2026年度は後期(2027年2月頃)実施予定の試験
情報処理技術者試験は、試験の種類によって受験方式や実施時期が異なります。
2026年度において前期(2026年11月頃)に実施予定の試験は以下の通りです。
- 応用情報技術者試験
- ITストラテジスト試験
- システムアーキテクト試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- ITサービスマネージャ試験
- 情報処理安全確保支援士試験
後期(2027年2月頃)に実施予定の試験は以下の通りです。
- 応用情報技術者試験
- プロジェクトマネージャ試験
- データベーススペシャリスト試験
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験
- システム監査技術者試験
- 情報処理安全確保支援士試験
データベーススペシャリスト試験は、後期(2027年2月頃)に実施予定です。
古い参考書などに記載された日程には注意。平成31年までは春期実施だった
データベーススペシャリスト試験は、平成31年度までは春期実施でした。
古い参考書や資料、一部のWebサイトには春期実施と記載されている場合があるため、注意しましょう。
最新の試験情報は、常にIPAのWebサイトで確認するようにしましょう。
データベーススペシャリスト試験、2026年度(令和8年度)の試験日はいつ?
ここからは、2026年度(令和8年度)の試験日について解説します。
2026年(令和8年)の試験日は2027年2月頃の予定
IPA(情報処理推進機構)は、令和8年度(2026年)から多肢選択式・記述式の両方でCBT方式を導入する方針を示しています。
これまでデータベーススペシャリスト試験は、毎年10月(秋期)の年1回のみ実施されてきました。
しかし令和8年度は、2027年2月頃の一定期間内で複数日に分けて試験を実施する予定です。
CBT方式の導入により、受験者は試験期間中に空席のある会場・日程から、自分の都合に合わせて受験日を選べるようになります。
試験の日程や各種試験情報をお知らせしてくれる、IPAメールニュースに登録しておくのもおすすめです。
受験に向けて知っておきたい「受験料」「受験資格」「試験時間」など
ここまでは、データベーススペシャリスト試験のスケジュールなどについて解説しました。
ここからは受験料、受験資格、試験時間について解説します。
実際に申し込みをする際の参考にしてください。
- 受験手数料は未定
- 受験資格の制限は特に設けられていない
- 出題数・出題形式と試験時間
受験手数料は未定
データベーススペシャリスト試験の受験手数料は、未定です。(※2025年度まではすべて7,500円(税込))
受験資格の制限は特に設けられていない
データベーススペシャリスト試験は、高度試験にあたる難関試験です。
ただ、ほかの情報処理技術者試験と同様に受験資格は設けられていません。
そのため学歴や資格などを問わず、申し込みさえすれば誰でも受験できます。
出題数・出題形式と試験時間
従来の「午前試験」「午後試験」は、それぞれ「科目A試験」「科目B試験」という名称に変更されます。名称は変わりますが、各試験区分で問われる出題範囲や出題形式(多肢選択式・記述式)、出題数、試験時間については、従来からの変更はありません。
試験時間・出題形式・出題数(解答数)は以下の通りです。
▼科目A-1
試験時間:50分
出題形式:多肢選択式(四肢択一)
出題数:30問
解答数:30問
▼科目A-2
試験時間:40分
出題形式:多肢選択式(四肢択一)
出題数:25問
解答数:25問
▼科目B-1
試験時間:90分
出題形式:記述式
出題数:3問
解答数:2問
▼科目B-2
試験時間:120分
出題形式:記述式
出題数:2問
解答数:1問
まとめ
今回のポイントをおさらいしておきましょう。
- データベーススペシャリスト試験はデータベース管理者やインフラ系エンジニア向けの資格
- データベーススペシャリスト試験は2026年度は後期(2027年2月頃)実施予定
データベーススペシャリスト試験の対策には、スキマ時間で効率的に学べて短期合格が目指せる「スタディング データベーススペシャリスト試験講座」がおすすめです。
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