会社を辞めて独立してコンサルタントになるのは、リスクが大きく二の足を踏んでしまいます。できれば会社勤めを続けながら、副業(週末起業)で取り組み、感触を確かめておきたいのですが、可能でしょうか? |
週末起業でコンサルタントをしている人は、少なくありません。活動に制約はありますが、理解を示してくれるクライアントも多いです。 |
意外と多い、週末コンサルタント
平日の昼間の活動は難しいとは言え、平日の夜や週末を利用してコンサルタント活動をしているケースは、しばしば耳にします。また、実際に週末起業でコンサルティングを行っている方に、何人も会ったことがあります。
そのようなコンサルタントに言わせれば、コンサルタントの持つ知見や人柄等への信頼があり、ぜひとも指導して欲しいという気持ちをクライアントが持てば、本業が別途あろうとなかろうと問題にならないとのことです。
最近では、自分の経験や知見をネット上に登録して、それが必要な人が買うというマッチングサイトなどもあり、考え方次第ではやり方はいくらでもあります。
週末起業であることを理解してもらう
週末コンサルタントの場合、平日昼間は動きにくいことから、クライアントに自らが週末起業家であることを明かしているケースも多いです。
上述のように、ぜひとも指導して欲しいというクライアントなら、コンサルティングの日時をコンサルタントの都合に合わせてくれます。また、本業でしっかりとした企業に勤務していることが、むしろ信用につながったりしているケースもあります。
但し、営業活動にどれだけ時間を投入できるかが課題
コンサルティングそのものは週末起業であっても対応できますが、本業があることで、顧客獲得へ向けての営業活動に十分時間をとることができないとしたら、それが週末コンサルタントの最大のネックとなります。
どのようなビジネスでも営業活動が必要です。コンサルタントの場合、自分を知ってもらわなければ始まりません。
あらゆるビジネスの週末起業家に言えることですが、限られた時間を上手に活用することが、成功のカギになります。制約がある分、アイディアと工夫でカバーしていくことが重要です。