コンサルタントになる準備として「商品づくり」が必要であると聞きました。「商品づくり」の意義について、もう少し詳しく教えてもらえますか? | |
ビジネスをしようとするのに、商品が明確になっていないということは、あり得ません。 |
コンサルタントという仕事の特性として、特に顧客獲得をする上において問題になるのは、コンサルティングが”目に見えない商品”であることです。「こんな成果が上がります!」と主張することは必須ですが、それだけで信じてもらえるでしょうか?
もっと具体的に、これとこれをやって、こういう手順で進めていきます・・のように、「なるほど、そうやってもらえれば成果が上がりそうだ!」と納得してもらうことが必要です。それを説明できるということは、コンサルティングの「商品」が完成している、ということです。
コンサルティングの商品を確立することにより
1.現場で何をするかが明確にわかっているので、見込みクライアントに対して自信を持って営業することができます。
2.問い合わせや相談に対してムダに悩まずに企画を提案できるので、ビジネスチャンスのタイミングを逃さずに済みます。
3.見込みクライアントは、どのようにコンサルティングをしてもらえるのかがわかるので、契約を締結しやすくなります。
4.コンサルタントが商品に対して自信を持っていれば、見込みクライアントは安心して契約をしてくれます。
逆に商品が確立していない場合・・・
1.現場で何をするかが曖昧・不安なので、見込みクライアントに対して腰が引けてしまう。
2.問い合わせや相談の都度、何を提案するか悩み、ビジネスチャンスのタイミングを逃がしてしまう。
3.見込みクライアントは、どのようにコンサルティングをしてもらえるのかがわからないので、契約しようがない。
4.コンサルタントが商品に対して自信なさげなため、見込みクライアントは安心して契約できない。
となってしまいますね。
ビジネスをしようというのに、商品がはっきりしていないということなど、あり得ません。これは、コンサルティングに限った話ではありません。