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コンサルタントの仕事の特性

実務経験で自信があるのでコンサルタントになりたいと思っています。実務とは異なる、コンサルタントならではの仕事の特性とは、どんなものでしょうか?
クライアントを”介して”成果を実現するのが、実務家とは決定的に異なる点です。

コンサルタントも、世の中に数ある仕事のうちの一つです。とは言え、実務とは異なるコンサルタントならではの仕事の特性というものがあります。簡単に整理してお伝えします。


クライアントを介して成果を実現する

コンサルタントは、あくまでも社外のアドバイザー的存在です。基本的に、コンサルタント自身がクライアントの実務を行なうことはありません。

実務家であれば、企業・組織内で自分でどんどん進めていけばよいのですが、コンサルタントはクライアントを”介して”成果を実現するわけですから、「自分で出来る」以上の力が求められます。

その点では、クライアントを動かす”リーダーシップ”は不可欠ですね。もし管理職として部下を上手に動かして成果を実現して経験があるのでしたら、コンサルタントとしてもそのスキルを有効活用できます。


意思決定権も強制力もない

繰り返しますが、コンサルタントは、あくまでも社外のアドバイザー的存在です。意思決定の主体はクライアントであす。また、管理職経験があることは有利と先述しましたが、管理職とは異なり、何かを無理やり”やらせる”権限は持ちません。

もちろん、クライアントのトップからは「コンサルタントの指導を確実に実行するように!」とお達しがあったりはするのですが、それでも本質的には意思決定権も強制力もありません。

にも関わらず、責任をもって成果を実現することにコミットするのがコンサルタントです。「意思決定」や「強制力」については、クライアントとコミュニケーションよく連携し、クライアント内部の仕組みを上手く活用していくことが必要です。

コンサルタントの仕事について上記2つの「特性」があることを踏まえると、コンサルタントとしての仕事を進める上では、
可視性:クライアントにやってもらうことを見える化すること
論理性:なぜそれをやる必要があるのか、論理的に説明すること
納得性:「よし、やろう!」という気持ちになってもらうこと
が求められるわけです。

難しさもありながら、そこに醍醐味があったりもするのがコンサルタントの仕事です。