中小企業診断士と同時並行で目指せる関連資格は? | |
中小企業診断士は、非常に範囲の広い資格のため、それぞれの分野で出題範囲がかぶる資格が数多くあります。そのため、中小企業診断士の勉強をしながら、短時間の勉強で関連資格を目指す事も可能です。 関連資格を取ることで、会計や法律等の関連資格を取ることで、より専門性をアピールすることができます。 ただし、中小企業診断士の資格を取ることを最優先にする場合、関連資格の勉強で時間をかけ過ぎないようにしましょう。 その場合、関連資格の勉強は、診断士の勉強の前(事前の知識補充)もしくは、診断士の資格取得後(専門性の追加)に取る方がよいかもしれません。 以下は特におすすめする関連資格です。 |
中小企業診断士の科目「財務・会計」と非常に関係が深い資格です。
科目「財務・会計」は、中小企業診断士を目指すうえで、最も重要と言っても良い科目です。それは、一次試験、二次試験ともに出題されることと、計算問題を苦手にする人が多いためです。
日商簿記検定の3級、2級を取得していれば、中小企業診断士の科目「財務・会計」の勉強はかなり有利になります。忙しい方は、事前に簿記3級だけでも取得しておく価値はあります。
また、簿記は、ビジネスの基礎ですので、取得しておいて損はありません。診断士の取得を考える方であれば、簿記資格の取得も検討するのが良いでしょう。
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中小企業診断士の科目「経営法務」と関係が深い資格です。
法律系の資格では、行政書士、司法書士など専門性が高い資格が多い中で、ビジネス実務法務検定は、「敷居が低い」資格といえます。ビジネス全般にかかわる法律を幅広く扱う資格です。
最近では、企業の中で、管理者や営業、マーケティング、人事、総務など、法律が専門ではない方々から人気のある資格です。企業のコンプライアンスの意識の高まりの中、昇進の基準になっていたり、就職・転職が有利になる企業が増えているようです。
なお、ビジネス実務法務検定3級については合格率が7割以上の試験であるため、少し追加で勉強すれば取得が可能です。2級になると、もう少し本格的に勉強をする必要がありますが、難関資格である診断士に受かるレベルの人であれば、比較的短期間の勉強で当資格も取得できる可能性が高いでしょう。
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中小企業診断士の科目「運営管理」の中の店舗・販売管理と関係が深い資格です。
販売やマーケティングに強い中小企業診断士は、販売士資格を取得していることが多いようです。
中小企業診断士の科目「運営管理」と店舗・販売管理は、試験内容が良く似ています。小売業、マーチャンダイジング、マーケティング、販売・経営管理等、共通項が多いため、販売・マーケティングに強い診断士を目指す方であれば、ダブルライセンスを狙うと良いでしょう。
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中小企業診断士の科目「経営情報システム」では、ITに関する内容が出題されます。
ITが苦手な方であれば、情報処理資格の入門編である「ITパスポート」の勉強をしながら、基礎知識を補充するのも良いでしょう。
ITを専門にする方であれば、「情報処理技術者」資格を取得していると、科目「経営情報システム」の試験の免除を受けられます。(免除できる場合でも、受験して高得点を取った方が、全科目合計に良い影響を与えるため良い場合があります)
また、「ITコーディネータ」資格は、IT経営を実現するプロフェッショナルという位置付けの資格であり、科目「経営情報システム」の内容と近いため、診断士取得後等に取るのが有利です。
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監修 市岡 久典
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