中小企業診断士になると、どんなメリットがありますか? | |
中小企業診断士の資格を取得すると様々なメリットが考えられますが、今回は特にメリットとして感じやすいものを、ざっくばらんに9つご紹介します! |
診断士になってよかったことはたくさんあります。診断士になるための労力に比べても、そのメリットは非常に大きいです。
大小さまざまなメリットがありますが、筆者が実体験していることも交えてお伝えします。
診断士試験は企業経営について幅広い知識が問われます。それを体系的に学ぶことで、それまで仕事で身に着けた知識以外に幅が大きく広がります。これは、診断士の勉強をしている段階から実感できるものですが、資格を持っていると広い知識を持っている証しになります。
会社によっては、「資格手当」などが設けられていて、診断士もその対象になっている場合があります。また、会社員として勤めながらでも、執筆や受験サポートといった診断士活動の機会があります。それらの中には、ボランティア活動もありますが、報酬を受け取れるものもあります。副業が認められている会社では、プラスアルファの収入が得られます。
診断士になると、経営コンサルタントとしての知識を持っている裏付けになります。それをキッカケとして、会社の中でキャリアチェンジするケースもあります。たとえば、エンジニアからコンサルタントへ、営業から企画へなど。会社によっては、昇進のために取得しなければならない資格が設けられていますが、そこに診断士が入っている場合もあります。そこまで指定されていなくても、昇進試験に診断士の知識は役に立つでしょう。さらに、診断士になって、それをアピール材料の1つとして転職することもできます。筆者も、診断士になって、ITコンサルタントから経営企画職へ転職を果たしています。
診断士になると、「独立したい」「起業したい」という思いを実現できます。診断士になっただけで、独立して何もしなくてもどんどん仕事が入ってくる、というものではないかもしれません。しかし、診断士でなかったらできない仕事もたくさんあります。(参考:独立に関する記事へのリンク)筆者も、経営企画職へ転職した後に経営コンサルタントとして独立しています。
診断士は合格率の低い、いわゆる「難関資格」として位置付けられます。
まずはその難関資格を取得するために勉強を継続したことに対して評価が得られるでしょう。
そして何より「経営」に対する知識を有するという証になりますので、仕事上での評価や期待にもつながるでしょう。
診断士になるには、一般的には、1次試験の7科目を勉強してそれに合格して、2次試験の記述試験の勉強をしてそれに合格して、さらに口述試験を受けてそれを突破しなくてはなりません。診断士登録するには、その後、実務補習を受けて、実際の企業の診断も行います。これらを突破して、診断士になったときの達成感はとても大きいものがありますし、その過程で得られるものも大きいと言えます。
会社によっては、名刺に「中小企業診断士」と入れてもらえるところもあるでしょう。名刺交換する際に、診断士というキーワードが目に留まって話が盛り上がることもあります。個人で診断士として活動するための名刺を作る人もいます。名刺に書かれた「中小企業診断士」という言葉を見るたびに、受験の苦労や達成感が蘇ってきます。
診断士として登録すると、名刺大の「中小企業診断士登録証」がもらえます。
普段使用することはあまりないのですが、診断士の更新の際に必要となりますので大切に保管します。学習の証を形として残せるのも嬉しいですね。
診断士になると、診断士の研究会などさまざまな集まりがあり、人脈がグッと広がります。また、診断士だけでなく、他の士業も集まる機会もあります。そのような人たちは、独立している人、企業内で活躍している人、複数の資格を持っている人などがいて、とても刺激になります。そのような集まりや人のつながりから、仕事の依頼が寄せられることも多いです。人脈が広がることが一番のメリットかもしれません。
このように診断士になったメリットを紹介しましたが、私の経験としては、診断士になって新しい世界が次々に広がっていきました。中小企業診断士は、大げさではなく人生が変わる資格だと思います。
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監修 市岡 久典
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