情報処理技術者試験のなかでも、年1回の春期のみ実施されるネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ)。
試験結果、合格発表はどういったタイミングで実施されるのか、直近の過去事例をもとに解説します。
2025年(令和7年度)春期の情報処理技術者試験・ネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ)の試験実施スケジュールは?
2025年(令和7年度)春期の情報処理技術者試験・ネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ)は令和7年4月20日(日)に実施されます。例年の傾向どおり、4月の第3日曜日に試験が実施されます。
申込は令和7年1月中旬から開始予定とされています。
なお、IPAのメールニュースに登録しておくと、公式からの情報をいち早く逃さずキャッチできるため、おすすめです。
ネットワークスペシャリスト試験、申し込みから結果発表までの流れ
ネットワークスペシャリスト試験は年に1度だけ開催される試験です。
試験の申し込みから結果発表までの流れを見ていきましょう。
例年、試験の申し込み開始は1月中旬から2月の上旬ごろまで、概ね3週間程度です。
この間に申し込みを忘れてしまうと、次の受験機会は翌年の同時期まで待たなければなりません。受験を強く希望される方は公式ページやニュースレターの情報を見落とさないようにしましょう。
実際に試験が実施されるのは先述の通り、例年は4月の第三日曜日。
公式の発表前から学習を進める場合はいったんこのスケジュールで考えて計画を立てましょう。
合格発表は試験から2ヶ月半ほど経過した7月の初旬が予定されています。参考までに令和6年度の試験実施(試験日4月21日)は7月4日の木曜日でした。
合格者の番号は公式ホームページに掲載されます。
後日合格者には証書が送付され、また、官報にも合格者の番号が掲載されますが、最も合否が早く判明するのは公式ホームページでの公表です。
いち早く結果を知りたい方、何らかの申告が必要な方はあらかじめ合格発表のスケジュールも確認しておくとよいでしょう。
IPAの情報処理技術者試験、過去の合格発表はいつだった?
IPAの情報処理技術者試験、過去の合格発表について、直近の実際に開催された試験を事例に解説します。
今後開催される試験については最新の情報を収集しつつ、大まかなスケジュール予想を把握するための参考までにご確認ください。
- 直近の2024年(令和6年度)春期・合格発表の事例
- 合格証書はいつ届く? 官報にはいつ載るの?
- ネットワークスペシャリスト試験と同時実施される春期実施の試験区分は?
直近の2024年(令和6年度)春期・合格発表の事例
直近の2024年(令和6年度)春期・合格発表の事例を見ていきましょう。
試験の実施日が4月21日の第三日曜日でした。
合格発表はIPAのホームページ上で実施されます。
具体的には合格発表日時から特設のリンクが設置されるほか、受験者のマイページからも確認することが可能です。
合格者番号の掲載には期限があるようなので(2024年は9月30日まで)早急に結果を確認する必要がない場合であっても、忘れずに確認するようにしましょう。
開催された試験のうち、情報セキュリティマネジメント試験(SG)(特別措置試験)、基本情報技術者試験(FE)(特別措置試験)の合格発表は5月16日。
試験実施から3週間程度と比較的早期に合否が確認できます。
一方で応用情報技術者試験(AP)、ITストラテジスト試験(ST)、システムアーキテクト試験(SA)、ネットワークスペシャリスト試験(NW)、ITサービスマネージャ試験(SM)、情報処理安全確保支援士試験(SC)については合格発表が7月4日と試験の実施から2ヶ月半ほど経過して実施されました。
合格証書はいつ届く? 官報にはいつ載るの?
合格証書の送付や官報への掲載は合格発表よりも少し遅れて実施されます。
具体的には、令和6年度のネットワークスペシャリスト試験の事例でいうと合格発表が7月4日なのに対して合格証書の発送日が7月22日、官報への掲載日は7月31日です。
合格発表からおよそ2週間程度で証書が発送され、さらにそこから1週間以上経過した時点で官報への掲載が行われるようなスケジュール感で実施されました。
官報に掲載されるのは情報処理技術者試験が国家試験であるためです。
実務上は官報で合格番号の掲載を確認するシーンはあまり想定されません。
一方、合格証書については職場や就職先などに提出を求められるようなケースも想定されます。
特に合格発表から合格証書を受け取るまでの間に期日が設定されている場合などは事前に注意深く確認することが重要です。
ネットワークスペシャリスト試験と同時実施される春期実施の試験区分は?
IPAが開催する試験ではネットワークスペシャリスト試験と同じ日程で複数の試験が実施されます。
春期試験として開催されるのは、以下のような試験。
- 応用情報技術者試験(AP)
- ITストラテジスト試験(ST)
- システムアーキテクト試験(SA)
- ITサービスマネージャ試験(SM)
- 情報処理安全確保支援士試験(SC)
このうち、応用情報技術者試験(AP)と情報処理安全確保支援士試験(SC)のみが秋期にも試験が実施され、年2回の受験が可能です。
参考までに、秋期には以下の試験が実施されます。
応用情報技術者試験(AP)
- プロジェクトマネージャ試験(PM)
- データベーススペシャリスト試験(DB)
- エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)
- システム監査技術者試験(AU)
- 情報処理安全確保支援士試験(SC)
複数の資格取得を目指す場合、優先順位や年間複数回の実施有無などを比較しながら、どの試験をいつ受けるか、計画を立てましょう。
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ネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ)の合格発表を中心とした試験のスケジュールについて解説しました。
- 試験は例年1回(春期)4月の第三日曜日に開催される可能性が高い
- 1月~2月に申し込み開始、試験が4月に実施され、合格発表は7月の初旬
- 合格発表は公式HP(特設ページ、専用ページ)で掲載され、その後合格証書の送付、官報への掲載が実施される
ネットワークスペシャリスト試験は年に一度しか行なわれない試験であり、試験合格のチャンスも年に一度です。
申し込み漏れなどは絶対にないよう注意深く最新のスケジュールを確認しつつ、直近の試験で合格できるように戦略を立てましょう。
何らかの理由で合格証書が必要な場合、入手できる時期についても確認するのがおすすめです。
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