単に知るだけでなく、「使えるようになる講座」をモットーに、「図解」と「関係性」を駆使した講座を開発しました!ネットワークスペシャリスト試験の特徴 ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワーク技術に関する高度で広範な知識が問われる国家試験です。この試験では、ネットワークの設計から構築、保守、運用、さらにはセキュリティ対策までを網羅しています。総合的なネットワークエンジニアとしての実力を測ることができる試験です。 ネットワークスペシャリスト試験は、特定の製品やクラウドサービスに依存せず、企業やプロジェクト全体のインフラ設計やセキュリティ対策に携わることを目指す方に最適です。Cisco CCNA/CCNPやAWS Certified Advanced Networking - Specialtyなどの民間資格は、特定のベンダーやサービスの技術にフォーカスしており、実務での即戦力として役立ちます。 一方で、ネットワークスペシャリストは広範な知識と高度な設計スキルが求められるため、ネットワークの根幹を支えたい、将来的にチームやプロジェクトを主導していきたいと考える人に向いています。民間資格と組み合わせることで、スキルの幅が広がり、ネットワークエンジニアとしての市場価値も高まります。
短期合格に向けた学習法 ・出題が多い分野を中心に学習
当然、「ネットワーク(テクノロジ)」分野からの出題が多いです。その中でもレイヤ2・レイヤ3の基礎と、HTTPなどの代表的なプロトコルをしっかり押さえておくことが重要です。 さらに「情報セキュリティ(テクノロジ)」分野からも出題が続いています。 これらの頻出分野について、以下の流れで素早く学習をしていきます。 1. 用語の意味を大まかに理解(講義、Webテキスト) 2. スキマ時間を使って問題を解く(スマート問題集、セレクト過去問集) 3. 間違った問題・分からないところの復習 完全に理解するまで問題に取り組まないのではなく、うろ覚えでも問題を繰り返し解いていきます。そうやって、プロトコルやその動作についての理解を深めるだけでなく、試験に慣れていきましょう。 ・スキマ時間で午前対策、まとまった時間で午後対策 上記の流れで午前Ⅱ対策を行いつつ、できる限り早く午後試験対策を行います。午後試験は事例問題ですから、ある程度まとまった時間が必要となります。 午前対策は移動時間・スキマ時間で済ませ、午後対策は時間を確保して行います。(事例の読み込みなどをスキマ時間に行う手もありますが、試験時間に慣れるためにも、必ず時間を測って問題を解く時間を確保しましょう) 午後試験の方が、技術に対してより深い理解が求められますので、不明な点があった場合には、午前Ⅱ対策を含めて復習を漏れなく行いましょう。 ・シミュレーション環境の併用 もし、特定製品を扱う機会が多いようであれば、Cisco Packet Tracerなどのシミュレーション環境を利用して、動作確認しながら学ぶのも良いでしょう。
|
渋屋 隆一 プロフィール
情報処理技術者(ITストラテジスト、ネットワークスペシャリスト、情報セキュリティ(旧制度試験))中小企業診断士など。 大学卒業後、システムインテグレーター(SIer)2社にて、ITインフラエンジニアとして、製造業・サービス業など大規模システムの企画・構築・プロジェクトマネジメントに従事。 講座開発では(単に知るだけでなく)「使えるようになる講座」をモットーに、「図解」と「関係性」を駆使した講座開発に取り組んでいる。 【著書】 |