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ネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ、NW)の申込方法は?例年1月に受付

ITの国家試験「情報処理技術者試験」の高度試験区分にあたるネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ、NW)は、毎年春期に年1回実施されています。申し込み時期を忘れていると、翌年まで受験することができませんので、忘れないようにすることが大切です。

この記事ではネスぺ試験の申し込み期間と申し込み方法などについて解説します。

ネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ、NW)とは?

まずはネスペの試験概要や試験時間、出題形式などについて解説します。

ネスペがどのような試験なのか知りたい方、受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

高度なネットワーク技術を持つエンジニアのスキル・知識を認定する国家試験

ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークシステムの業務に就く高度なエンジニアに求められる知識・スキルを認定する国家試験です。

IPAが定めるCCSF(共通キャリア・スキルフレームワーク)ではレベル4に相当する高度試験で、その難易度は情報処理技術者試験でも特に難関と言われています。

受験対象者は、ネットワークに関する固有技術を活用できるネットワーク管理者やネットワークエンジニアです。

試験では、次のような知識や実践能力が求められます。

  • ネットワーク技術やネットワークサービスの動向を広く見通して、目的に応じた技術やサービスを選択できる。
  • 企業や組織、業務システムの要求(情報セキュリティを含む)を的確に理解して、ネットワークシステムの要求仕様を作成できる。
  • 要求仕様に関連するモデリングなどの設計技法、プロトコル技術、信頼性設計、セキュリティ技術、ネットワークサービス、コストなどを評価して、最適な論理設計・物理設計ができる。
  • ネットワーク関連企業を活用して、ネットワークシステムの設計・構築・運用・保守ができる。

年1回実施、午前午後あわせて試験時間5時間におよぶ長丁場

情報処理技術者試験は、試験の種類によって実施時期や試験の形式が異なります。

ネットワークスペシャリスト試験は年1回、春期のみに実施される試験です。

なお試験時間・出題形式・出題数(解答数)は、以下の通りです。

ネスペには午前試験・午後試験があり、試験時間は合計5時間にもおよびます。

午前Ⅰ

  • 試験時間 9:30~10:20(50分)
  • 出題形式 多肢選択式(四肢択一)
  • 出題数 30問
  • 解答数 30問

午前Ⅱ

  • 試験時間 10:50~11:30(40分)
  • 出題形式 多肢選択式(四肢択一)
  • 出題数 25問
  • 解答数 25問

午後Ⅰ

  • 試験時間 12:30~14:00(90分)
  • 出題形式 記述式
  • 出題数:3問
  • 解答数:2問

午後Ⅱ

  • 試験時間 14:30~16:30(120分)
  • 出題形式 記述式
  • 出題数:2問
  • 解答数:1問

次回のネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ)の申し込みはいつ?

試験概要や出題形式については前述の通りです。

ここからは、ネットワークスペシャリスト試験の実施時期や申し込み期間について解説します。

次回の試験での合格を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。

年1回、春期試験(4月)として実施されるネットワークスペシャリスト試験

情報処理技術者試験は、試験の種類によって実施時期や受験方法が異なります。

以下の試験は、CBT方式という試験会場のパソコン上で受験をする方式で、通年受験が可能です。

  • ITパスポート試験
  • 基本情報技術者試験
  • 情報セキュリティマネジメント試験

上記以外の情報処理技術者試験は、春期と秋期のどちらか、もしくは両方で実施されます。

以下の試験は春期の実施です。

  • 応用情報技術者試験
  • ITストラテジスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

以下の試験は秋期の実施です。

  • 応用情報技術者試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • システム監査技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験

上記の通りネスペは春期のみの試験で、令和6年(2024年)の試験は4月21日(日)に実施されました。

春期試験の申し込み期間は例年1月の予定

IPAのサイトで公開されている「試験実施 年間スケジュール(目安)」の通り、例年春期試験の申し込み期間は1月に予定されています。

令和6年(2024年)の場合、春期試験の申し込み期間は1月19日(金)10時から令和6年2月7日(水)17時まででした。

申し込みを忘れてしまうと、次に受験できるのは1年後となってしまうため気をつけましょう。

申込を忘れそうなら、試験情報通知サービス(メールニュース)がおすすめ

2025年のネットワークスペシャリスト試験の申込受付期間はまだ発表されていませんが、現状では例年通りと考えておいて問題なさそうです。

2024年のスケジュールを目安に申し込みや試験対策の準備を進めつつ、正確な情報はIPAからの発表を待ちましょう。

なおIPAの「試験情報通知サービス(メールニュース)」に登録しておくと、情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の受験申込案内など、各種試験に関する最新情報を入手できます。

申し込みを忘れそうな人は、あらかじめ登録しておくとよいでしょう。

ネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ)の受験申込方法は?

ここまでは、ネットワークスペシャリスト試験の試験日程と申し込み期間についてご紹介してきました。

ここからは、申し込み方法と受験料について解説します。

申込期間が近づいたら「試験申込概要」を確認しよう

2025年実施(令和7年度)ネットワークスペシャリスト試験の受験申込詳細は、2024年12月時点でまだ公表されていません。

例年、詳細は申し込み期間が近づいてきた時期に公開となります。

受験申込の概要については、直近の詳細を参考にしてください。まずはこちらで必要な準備などを確認した上で、最新情報の公開を待ちましょう。

【参考】令和6年度春期試験について(受験申込み)

申込受付ページはCBTソリューションズWebサイト

ネットワークスペシャリスト試験の受験方法は、筆記試験です。基本情報技術者試験やITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験のように試験会場のコンピューターで解答するCBT方式ではありません。

ただし受験申し込みはこれらの試験と同様に、CBT/PBT試験の受験者ポータルサイトから行う必要があります。

ネットワークスペシャリスト試験の受験申し込みは、受験者ポータルサイトでPBT試験のタブからIPA(独立行政法人情報処理推進機構)を選択して行います。

なおPBT試験とは、問題用紙と解答用紙を使って問題を解く筆記形式の試験のことを指しています。

このサイトで初めて受験申し込みをする場合は、メールアドレスや個人情報などを登録して利用者ID(マイページアカウント)を作成する必要があります。

ここで作成した利用者IDは、ネットワークスペシャリスト試験以外の高度試験の受験を申し込む際にも使用できます。

利用者IDの登録方法などの詳しい操作方法は、申し込みページにあるマニュアルを参照してください。

【参考】CBTS受験者専用サイト

ネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ)の受験手数料(受験料)は税込7,500円

情報処理技術者試験の受験手数料は、すべて7,500円(税込)です。

ネットワークスペシャリスト試験(ネスぺ)の合格を目指すならスタディングの講座がオススメ

今回のポイントをおさらいしておきましょう。

  • ネスペの実施は年1回のみ(春期)
  • 申し込み期間は例年1月から
  • 申し込みはCBTソリューションズのサイトからオンラインで行う
  • 受験料は7,500円

ネットワークスペシャリスト試験を受験できるチャンスは年1回しかないため、申し込みを忘れないようにしましょう。

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