知的財産管理技能検定®2級はどの程度難しいのか、まずは試験内容や目安勉強時間、合格率などを見ていきましょう。
知的財産管理技能検定®2級は、知的財産分野全般(特許や商標、著作権など)について基本的なマネジメント能力があるかどうかが問われる試験です。
学科試験と実務試験の両方で満点の80%以上を取得することで、技能士としての認定が受けられます。
基本的な内容ではありながらも、「初歩的」とされる3級よりもレベルが上がり、企業の実務担当者として活躍が期待できる水準だといえます。
関連記事:知的財産管理技能検定®(知財検定)2級の難易度・合格率・勉強方法について
知的財産管理技能検定®2級を受験するには、以下いずれかの要件を満たす必要があります。
実務経験がなく、関連資格の取得や単位の修得もしていない方は、3級の合格から目指すのがよいでしょう。
関連記事:知的財産管理技能検定®の試験制度
知的財産管理技能検定®2級の合格には、50時間以上の勉強時間が必要だとされています。
ただし、3級に合格後そのまま勉強を開始する場合は、20~40時間程度に短縮できるでしょう。
法律用語が多く登場するため、まずはテキストの内容をしっかり理解することが大切です。
そのうえで、練習問題を繰り返し解きましょう。
特に出題率の高い「特許法」と「著作権法」については、重点的な対策が必要です。
知的財産管理技能検定®2級の合格率は、以下の通り推移しています。
学科試験 | 実技試験 | |
第46回(2023年11月) | 30.5% | 52.4% |
第45回(2023年7月) | 46.6% | 40.4% |
第44回(2023年3月) | 47.4% | 51.2% |
ある程度バラつきはあるものの、学科試験・実技試験ともに40~50%前後の合格率だといえます。
簡単な試験ではないものの、しっかり対策できれば現実的に合格を狙える試験です。
ここでは、知的財産管理技能検定®2級に挑戦し、最初はうまくいかなかったものの最終的に合格できたという方の声をご紹介します。
2023年に知的財産管理技能検定®2級に合格されたAmyさんは、過去に何度かチャレンジしたものの合格には至らず、学習方法と時間の使い方を見直されました。
3級からのギャップに苦戦していたため、最初の2ヶ月は「スタディング 知的財産管理技能検定®講座」で講義内容の理解と問題演習に取り組み、理解が不足している点を洗い出したそうです。
そして、試験前1ヶ月は過去問を含めた問題演習に集中したことで、見事合格に至っています。
2023年に知的財産管理技能検定®2級に合格されたスズ木さんは、大学生のころに3級を取得したものの、2級は一部合格に留まっていました。
社会人になってから改めて2級への挑戦を決意し、「スタディング 知的財産管理技能検定®講座」の受講を開始しました。
その日の帰宅時間や体のコンディションに合わせて柔軟に学習を続けられたことが、合格につながったとのことです。
インターネット上で検索すると、「知的財産管理技能士は役に立たない」という意見を目にすることがあります。
理由として考えられるのは、同じく知的財産管理のプロである弁理士が独占業務を持つ一方、知的財産管理技能士には独占業務がない点や、特に3級は初歩的な内容であるため十分な知識が身につかない場合があるといった点が挙げられます。
しかし、知的財産管理は今後のグローバル社会のなかで企業にとって避けられない重要なテーマであり、その業務を任せられる人材は価値がますます高まっていくと想定されます。
知的財産管理技能検定®2級以上であれば企業の実務担当者として通用するレベルの知識が身につくため、資格を取得しておけば今後のキャリアでプラスに働くケースは多いでしょう。
本記事では、知的財産管理技能検定®2級の難易度や合格率に加え、受験経験者の声をご紹介しました。
ポイントをまとめると、以下の通りです。
知的財産管理検定®3級や2級の取得を検討している方は、「スタディング 知的財産管理技能検定®講座」の無料体験をぜひお試しください。
スキマ時間にオンラインで手軽に学べるため、効率よく学習を進められます。