知的財産管理技能検定®3級・2級・1級は、履歴書でどのように書けばよいのでしょうか。
まずは、各級の書き方や英語表記について詳しく解説します。
知的財産管理技能士を含め、技能士資格を表示する際は、職業能力開発促進法50条2項及び厚生労働省からの指導に基づいて「等級」「正式職種名」「技能士」の順で必ず正確に表記しなければなりません。
そのため、知的財産管理技能士の略称として呼ばれやすい「知財技能士」などと記載しないように注意しておきましょう。
書き方の例として、公式サイトには以下の通り掲載されています。
よい例 | ・一級知的財産管理技能士(特許専門業務)
・一級知的財産管理技能士(特許・コンテンツ・ブランド専門業務) ・一級知的財産管理技能士 |
悪い例 | ・知的財産管理技能士
※等級を表示していない
・知的財産管理技能士二級
・三級知財技能士 |
知的財産管理技能検定®3級・2級・1級を英語表記で記載する場合、表記は以下の通りです。
資格 | 英語表記 |
三級知的財産管理技能士(管理業務) | 3rd grade Certified Specialist of Intellectual Property Management(administration) |
二級知的財産管理技能士(管理業務) | 2nd grade Certified Specialist of Intellectual Property Management(administration) |
一級知的財産管理技能士(特許専門業務) | 1st grade Certified Specialist of Intellectual Property Management(patent) |
一級知的財産管理技能士(コンテンツ専門業務) | 1st grade Certified Specialist of Intellectual Property Management(media contents) |
一級知的財産管理技能士(ブランド専門業務) | 1st grade Certified Specialist of Intellectual Property Management(brand) |
旧知的財産検定 | The Examination of Proficiency in Intellectual Property (1級なら1st grade The Examination of Proficiency in Intellectual Property) |
履歴書に書く際は、公式サイトで掲載されている表現に合わせておくのがよいでしょう。
1級については、特許・コンテンツ・ブランドなど専門業務の種類によっても表記が異なります。
取得した級や専門業務が確実に伝わるよう、適切な表記を使うことが大切です。
「そもそも知的財産管理技能検定®は履歴書に書くべき?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、知的財産管理技能検定®を履歴書に書くメリットやどの階級を取得するのがおすすめなのかを解説します。
知的財産管理技能検定®を取得していれば、知的財産に関する専門知識を有していることの証明が可能です。
コンテンツ制作を行う企業はもちろん、多くの一般企業においても知的財産の管理は欠かせません。
自社の知的財産を守り、他社とのトラブルを避けるため、専門知識を持つ知的財産管理技能士の活躍が期待されているのです。
知的財産の担当者でなくても知識が役立つ場面は多いため、就職・転職でも評価される可能性は高いといえます。
知的財産管理技能検定®には3級・2級・1級があり、それぞれ以下のようなレベル感となっています。
当然ながら級が上がるごとに難易度が上がるため、まずは3級の取得を目指すのがよいでしょう。
しかし、実務に役立てたいなら最終的には2級以上を目指すのがおすすめです。
2級を取得していれば、知的財産管理の担当者として知識を実務に活かせるはずです。
関連記事:知的財産管理技能検定®(知財検定)3級の難易度・合格率・勉強方法について
関連記事:知的財産管理技能検定®(知財検定)2級の難易度・合格率・勉強方法について
本記事では、知的財産管理技能検定®を履歴書に書く際の書き方を解説しました。
改めて、この記事でご紹介した内容をおさらいしてみましょう。
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