情報セキュリティマネジメント試験とは?

機密情報を守り、ITの安全な利活用を促進する
情報管理の要としてのスキルを証明する国家試験

情報セキュリティマネジメント試験とは、情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から組織を守ることができる人材であることを示す経済産業省認定の国家試験です。

ITの高度化やインターネットの普及が進み、日常生活の利便性が高まる一方で、サイバー攻撃も増大し、社会に対する脅威は利便性の向上とともに表裏一体で拡大しています。

「情報セキュリティをいかに確保するか」は、組織だけでなく、ITを利活用する全員が意識しなければならない社会全体の課題であるといえます。
現代において、業種・職種を問わず、情報セキュリティマネジメント人材の需要は高まっています。

情報セキュリティマネジメント試験は、社会のニーズの高まりを背景として、平成28年度春期より始まった国家試験です。


2023年4月から通年実施の試験へ!

従来は上期/下期の一定期間で実施されていましたが、2023年4月から通年で実施される試験となりました。
試験通年化の変更以外にも、採点方式や試験科目の名称、出題形式なども併せて変更となりました。

試験期間 通年で受験可能
採点方式 IRT方式
※Item Response Theory(項目応答理論)
試験時間 120分
出題形式
科目A試験(小問形式)
出題形式 多肢選択式(四肢択一)
出題数 48問
解答数 48問
科目B試験(小問形式)
出題形式 多肢選択式
出題数 12問
解答数 12問
※全問必須解答



情報セキュリティマネジメント試験の特徴

1.試験は、通年期間/CBT方式にて実施!

情報セキュリティマネジメント試験は2023年4月より通年で試験が実施されています。CBT(Computer Based Testing)方式で全国各地の試験会場で受験することができます。CBT方式は、試験会場に設置されたコンピュータを使用して実施する試験です。

CBT方式・通年期間で実施されるため、試験実施期間の中で、都合の良い日を選んで受験申込みをすることができます。そのため、自身の都合に合わせて学習スケジュールが組み立てやすくなります。

なお、会場毎に申込人数が設定されており、申込順で席が埋まっていきます。受験日を前もって決めておきたい場合は、早めの予約を心がけましょう。

※試験日程・試験会場についての詳細は以下をご確認ください。


2.科目A試験と科目B試験で、出題形式が異なる!

情報セキュリティマネジメント試験は、科目A/科目B試験の総合得点が1,000点満点中の600点を得点することで合格となります。試験時間120分の中で、科目A/科目B試験の計60問を解く必要があり、科目A/科目B試験はそれぞれ出題形式が異なります。

(1)科目A試験は、全48問の四肢択一式です。情報セキュリティに関する分野だけでなく、ネットワークやシステム監査、経営管理などの関連分野の知識が問われます。

(2)科目B試験は、全12問の多肢択一式です。科目A試験よりも若干問題文が長く、IT利活用の場におけるケーススタディによる出題を通して、情報セキュリティ管理の実践力が問われます。

2023年4月からの試験では科目A試験と科目B試験について、同日受験且つ、同じ時間内での解答となります

両試験の学習スケジュールを立てる際は、同日受験であることもご注意ください。


3.旧方式のころの合格率は概ね50%~60%台

情報セキュリティマネジメント試験は、国家試験である情報技術者試験の区分の中では(レベル2)に位置付けられています。レベル1であるITパスポート試験と同様に、ITを利活用する人全般に必要な情報セキュリティの知識が求めらます。令和2年度から、試験方式がCBT(Computer Based Testing)方式へ変わりました。また、令和5年度からは通年試験化となり、併せて試験制度の見直しも行われました。

合格率は一律ではありませんが、令和4年度までの旧方式では概ね50%~60%台で推移していました。
一方、新試験方式となった2023年4月以降は、70%台となっています。


4.個人申込みで原則インターネット経由で申込!

情報セキュリティマネジメント試験は、個人申込のみの受付で、原則インターネット経由での申込になります。(令和3年度より団体経由申込は廃止になりました)
なお、身体の不自由などでCBT方式の試験が難しい場合のみ、ペーパーによる特別措置試験を受験できます。


情報セキュリティマネジメント試験の試験制度

受験申込方法 【個人申込み】原則WEBでの申込み
試験日程・試験会場 受験申込時に、ご自身で、試験日時・試験会場を設定します。
※CBT方式は、試験会場に設置されたコンピュータを使用して実施する試験です。
受験資格 どなたでも受験可能
出題形式 科目A試験:問題48問(四肢択一)
科目B試験:問題12問(多肢択一)
試験形式 CBT方式試験。詳しくはこちら
受験料 7,500円
試験時間 120分
合格基準 科目A試験・科目B試験の総合点で、1,000点満点中600点以上得点


その他、情報セキュリティマネジメント試験の詳細については下記よりご確認ください。


情報セキュリティマネジメント試験取得のメリット

業界、業種問わず、情報セキュリティマネジメント試験取得にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

情報管理の基本スキルが身につく!

情報セキュリティマネジメント試験の学習を通じて、情報セキュリティの確保や脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを、体系的に身につけることができます。ITの高度化やインターネットの普及によって、昨今では、ITを利活用するすべての人に情報セキュリティマネジメントの能力が求められています。

情報セキュリティマネジメント試験の学習を通じて、情報セキュリティマネジメント人材としてレベルアップを図りましょう。

就職・転職活動でアピールできる!

今や、情報セキュリティマネジメント人材は、組織作りに欠かせない人材です。業種、職種だけでなく、営業や企画、総務や人事といった部門も問わず、多くの現場で必要とされる人材と言えます。情報セキュリティマネジメント試験に合格していれば、一定のスキルがあることを証明できるため、就職・転職に有利です。

さらに、採用する会社からみると、有資格者がたくさんいることで、営業上や信頼性といったアドバンテージが出ることがあります。同じ採用をする場合、有資格者が優先されることが十分考えられるでしょう。

企業から資格手当がもらえることがある!

企業によっては、情報セキュリティマネジメント試験に合格すると、合格者に資格手当を支給する場合があります。 資格手当は、試験学習において、大きなモチベーションにもつながります!

情報セキュリティマネジメント試験を受験される場合は、資格手当について、勤めている会社へ確認してみてはいかがでしょうか。

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