過去の情報セキュリティマネジメント試験の応募者数・受験者数・受験率・合格者数・合格率は以下の通りです。
開催 | 応募者数 | 受験者数 | 受験率 | 合格者数 | 合格率 |
平成28年春期 | 21,691 | 17,959 | 82.80% | 15,800 | 88.00% |
平成28年秋期 | 22,186 | 18,630 | 84.00% | 13,105 | 70.30% |
平成29年春期 | 21,162 | 17,045 | 80.50% | 11,324 | 66.40% |
平成29年秋期 | 20,907 | 17,039 | 81.50% | 8,590 | 50.40% |
平成30年春期 | 19,300 | 14,749 | 76.40% | 7,926 | 53.70% |
平成30年秋期 | 19,692 | 15,579 | 79.10% | 7,220 | 46.30% |
平成31年春期 | 18,129 | 13,761 | 75.90% | 7,148 | 51.90% |
令和元年秋期 | 18,540 | 14,355 | 77.40% | 6,754 | 47.00% |
令和2年10月 | 9,694 | 9,121 | 94.10% | 6,071 | 66.60% |
令和3年上期 | 15,441 | 14,089 | 91.20% | 7,376 | 52.40% |
令和3年下期 | 16,231 | 14,738 | 90.80% | 7,949 | 53.90% |
令和4年上期 | 14,253 | 13,131 | 92.10% | 8,033 | 61.20% |
令和4年下期 | 17,069 | 15,420 | 90.30% | 8,018 | 52.00% |
令和5年度 | 39,824 | 36,362 | 91.30% | 26,398 | 72.60% |
情報セキュリティマネジメント試験は、平成28年度春期より創設された国家試験です。
平成28年度春期~令和元年度秋期までは、春期と秋期の年2回、ペーパー方式で実施されていました。令和2年度から新型コロナウイルスの影響によって、CBT方式且つ、上期と下期で定められた期間に試験を実施する形に変更となり、令和5年度から通年で試験を実施する形となりました。
試験の合格率は、CBT方式となってからは例年50~60%前後でした。
合格率が高くなった年の翌年は、調整が入り、少々難易度が上がる傾向となっています。
なお、通年試験化された令和5年からは、ITパスポートなどと同様に月別で試験データが掲出されるようになりました。
令和2年のCBT試験導入時と同様に、通年試験化された令和5年は、試験開始直後の平成28年度春期の記録に迫る勢いで、高い合格率が記録されました。とはいえ、問われる知識自体は、日々進化を遂げており、一概に難度が低いとは言い難いのが現状です。
令和5年4月から試験制度が変更となり、また、通年で実施されるようになりました。
2023年度の結果では、合格率は70%台となっており、旧試験制度と比較して、合格率が上昇していることがうかがえます。
とは言え、前述した通り、ITの高度化やインターネットの普及は日々進んでおり、それに合わせてサイバー攻撃などの脅威も年々巧妙化・複雑化の一途をたどっています。
そのため、今後もITの高度化に合わせた試験範囲の改訂や、出題内容・難易度の調整は行われていくと考えられます。
難易度の低い試験である、と油断することなく、実践的な能力を身に付けられるよう、しっかりとインプットとアウトプットを繰り返して知識を定着させましょう。
また、情報セキュリティマネジメント試験は、社会のニーズの高まりを背景に誕生し、ますます需要が高まる「情報セキュリティマネジメント人材」を育成することを目的としています。
取得することがゴールではなく、情報セキュリティマネジメントの要となる人材として、取得後も率先して身に付けた知識をアップデートしていくことが重要であると言えます。