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情報セキュリティマネジメント試験、CBT方式の試験とは? 当日の持ち物は?

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情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式に移行

現在の情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式で通年受験できる試験です。

しかし、元々はマークシート形式の試験で試験日程も年2回開催だったものが、複数回の試験制度変更を経て、現在の形になりました。

大きな変化の時期やその背景、制度変更による影響といった試験制度の変更の変遷を解説します。

  • CBT方式になったのは令和2年度から
  • 令和5年度からは通年受験が可能に

CBT方式になったのは令和2年度から

情報セキュリティマネジメント試験および基本情報技術者試験がCBT方式となったのは令和2年度です。

それまでは試験会場で配布されるマークシートに記入する形式でしたが、令和2年度4月の試験が新型コロナウイルス感染症の影響により中止。

その後、10月に実施予定だった試験が会場の確保が困難になったとの理由で延期され、代替措置として実施されたCBT試験が、その後正式に試験方式として採用されるようになりました。

CBT方式導入当初は、試験の実施方法がマークシートからCBT式に変更されただけで、出題形式および範囲は従来の形を踏襲、試験の日程は上期(6月)と下期(12月)の年2回実施でした。

しかし、情報セキュリティマネジメント試験よりも基礎的な位置づけに位置するITパスポート試験はそれ以前からCBT方式で実施されており、試験も通年受験できる形式でした。

情報セキュリティマネジメント試験が現行の方式に変更されるにあたり、CBT方式の導入は大きな変化の第一段階であったとも捉えられます。

令和5年度からは通年受験が可能に

令和5年度、情報セキュリティマネジメント試験は大きな制度変更を迎えます。

試験の構成が従来の「午前試験」「午後試験」から「科目A試験」「科目B試験」へと変更され、一度の試験で同時に実施されるようになったのです。

もう一つの大きな変更点は、試験日程が通年で選択できるようになったこと。

マークシートの場合は試験の性質上すべての受験者に対して同時に試験を実施せざるを得なかったため、この通年実施化は、令和2年度のCBT方式への移行があったからこそ実現したとも言えるでしょう。

この変更により、受験者の利便性は格段に向上しました。

上期(6月)と下期(12月)の期間実施だった従来は、直近で開催される試験に向けてスケジュールを組み立てなければならず、また不合格となってしまった場合、次に受験できるのは最短でも半年後でした。

現行の制度のもとでは好きな日程で申し込んで学習計画が立てられる上、不合格であった場合でも1カ月後には再挑戦が可能です。

CBT方式の受験はどうやって予約・申し込みする?

申し込み(受験予約)はオンラインで行うことができます。

【あわせて読みたい】試験日が選べる情報セキュリティマネジメント試験。申し込み方法は

インターネットに接続していればPCからでもスマホからでも申し込みができ、クレジットカードで決済をすればその場で試験の申込を確定させられます。

  1. 受験者専用のマイページにアカウントを作成します。情報セキュリティマネジメント試験だけでなく基本情報技術者試験および応用情報技術者試験及び試験の申込も本ページから行えます。マイページ作成に必要なものはメールアドレスだけなので、事前に特に準備するものはありません。
  2. マイページを作成した後、トップページもしくは左側のタブから「情報製セキュリティマネジメント試験」を選択し、受験方式としてCBT方式を選択します。
  3. 試験区分の選択および、アンケートへの回答を行います。
  4. 受験を希望する都道府県を選択し、表示される会場・日程(満席の会場・日時には申し込みできません)の中から受験したい日時、場所を選択します。
  5. 支払い方法を選択し、申し込みを完了させます。クレジットカード決済の場合はその場で支払いまで完了しますが、コンビニ入金、Pay-easy支払いなど後日入金する場合は申込完了から2日以内(ただし受験日の2日前まで)の期日までに忘れないように入金を行いましょう。※入金が間に合わないと申し込みが無効となります。

試験日当日の持ち物・筆記用具について

試験当日、必ず持っていかなければならないのは運転免許証、マイナンバーカードなどの顔写真つきの本人確認書類(有効期限内かつ原本)です。

試験会場に入室するにあたって本人確認書類の提示が求められ、万が一提示できない場合は入場が認められません。

本人確認書類を忘れて入場できなかったことによる試験日の変更や返金などの救済措置は一切ないため、確実に持参するようにしましょう。

なお、要件を満たせば社員証や学生証も本人確認書類として有効ですが、スマホアプリなど電子機器を利用したものでは受け付けられないためご注意ください。

スマートフォンや上着などの荷物は試験会場の中に持ち込むことはできず、基本的にロッカーの中に預けるような形式が取られます(ただし、ロッカーがない会場などもあるため案内の指示に従ってください)。

また、試験中の筆記用具は会場に用意されたものを使うため、持参する必要はありません。

※持参しても問題はありませんが、試験中使用することはできません。

会場に用意されているもの・配布物

会場には以下の備品、配布物が用意されています。

  • メモ用紙
  • 筆記用具
  • ログイン情報シート

配布されたログイン情報シートをもとにPCからシステムにログインして受験を行います。

試験中、メモを取ったり計算したい場面が出てきた際には、配布されたメモ用紙、筆記用具を使用します。

持参した筆記用具やノート、メモ用紙などを使うことはできません。

また、試験終了後備品は全て回収され、会場の外に持ち出すことはできません。

試験中に取ったメモについても試験終了後に会場に持ち出すことはできないためご注意ください。

なお、身体的な事情などで特別な配慮が必要な受験者は、事前申請すれば会場に用意されたイヤーマフを使用できるほか、一定の配慮を受けることが可能です。

試験室の机上におけるもの

試験室の机上に置けるものは以下の通りです。

  • メモ用紙
  • 筆記用具
  • ログイン情報シート
  • ハンカチ
  • ポケットティッシュ
  • 目薬

メモ用紙、筆記用具、ログイン情報シートは会場に用意されているため、持参して持ち込めるのはハンカチ、ポケットティッシュ、目薬の3つのみです。

なお、試験会場に上記の物を持ち込む場合、不正防止のため受付で確認を受ける必要があります。

また時間配分については、画面上に試験の残り時間が表示されるため心配ありません。

スマートフォンはもちろんのこと、デジタル機能のついていない時計についても腕に着けたまま、あるいは机上に置いて試験を受けることはできないため注意しましょう。

通年実施になった情報セキュリティマネジメント試験の受験対策は?

CBT試験化、通年実施になったことで、情報セキュリティマネジメント試験の受験対策の戦略も変更する必要が出てきました。

CBT試験化以降、令和2年度から令和4年度までは過去問が非公開だった上、試験の出題形式が変更されたため、過去問の重要性が変わってきているためです。ただし、令和5年度には一部の問題が公開問題として公開されました。

大きな変更点や、それに伴う新しい出題形式の中で有効な試験対策方法について解説します。

  • CBT方式化されてからの過去問が公開されなくなった
  • 令和5年度以降、過去問の使い方はさらに注意が必要に

CBT方式化されてからの過去問が公開されなくなった

情報セキュリティマネジメント試験対策において、過去問の問題演習はインプットした知識をアウトプットする練習の意味でも、試験の傾向を掴む意味でも重要です。

過去問を使った問題演習をどれだけの回数こなせるかが重要と言われていました。

しかし、CBT試験化以降、令和2年度から令和4年度までの問題は、IPAは公式Webサイトに過去問の公開をしませんでした。

令和5年度に一部の問題が公開されましたが、直近の過去問を研究することで試験の傾向を分析する対策は十分な回数がこなせない可能性もあります。

とはいえ、試験の出題形式が変わっても出題範囲が変わっていない以上、かつて出題された過去問の演習が重要であることには変わりないと言えるでしょう。

CBT方式化される以前の公開されている過去問演習で反復演習する中で知識を高めるとともに得点のコツをつかみ、試験日が近くなって以降は想定問題集やIPAの公開問題・サンプル問題に取り組んで、最新の出題形式に慣れ、本番に臨むといった工夫が必要です。

令和5年度以降、過去問の使い方はさらに注意が必要に

令和5年度の出題形式変更以降、特に「科目B試験」の試験対策において、過去問の使い方にはさらに気を付けなければならなくなりました。

「科目A試験」については「旧・午前試験」と出題形式および出題範囲が同一のため、試験対策における問題演習としては公開されている令和2年度より前の過去問の演習が十分対策になります。

【あわせて読みたい】情報セキュリティマネジメント試験は過去問題の活用が合格の近道

一方で「科目B試験」は小問形式の出題であり、長文読解型であった「旧・午後試験」とは試験範囲こそ同一ですが勝手が異なります。

「科目A試験」、「科目B試験」を同一の時間内で回答するため、時間配分も考える必要がでてきました。

こうしたなか、旧・午後試験の過去問演習は、科目B試験の本番に直結する対策とは言えなくなっていますが、理解を深めための問題演習として一定の意味はあります。

しかし、科目Bの対策に直結する問題演習としては過去問ではなく、公開されているサンプル問題のほうが有効です。

効率よく試験対策をするなら通信講座がオススメ

情報セキュリティマネジメント試験は数年の間で実施形式、試験制度が変化し、その中で出題形式も大きく変わりました。

従来のように過去問を繰り返しこなしているだけで十分なアウトプットの練習とは言えないため、独学で試験合格する難易度は上がったと言えるでしょう。

明確な指針が立てにくい中での独学は、勉強を進めていく中で躓く可能性は比較的高いと言えます。

加えて、独学で行き詰った時に誰かに質問することができないため、自力で疑問を解消しなければならず時間がかかってしまうかもしれません。

このような不安がある場合、通信講座を受講するのがおすすめです。

通信講座はプロの目線で研究した上でインプット、アウトプットの教材で学習ができます。重要なポイントを逃さず勉強でき、最新のトピックスにも対応できます。

加えて、基本は教材を使った独学スタイルですが、行き詰った時には質問することも可能です。

スタディングが提供する情報セキュリティマネジメント試験講座は新試験を徹底分析した教材で、スキマ時間に効率的な学習することができます。

疑問に思った点を質問することもできます。興味がある方は無料で視聴できる講座もあるため、まずは気軽にお試しください。