販売士は履歴書に書ける資格?正式名称や書き方は?

販売士は「販売のプロ」だと証明できる資格です。

検定に合格したら、ぜひ履歴書にも書いて積極的にアピールしましょう。

ただし、資格名は正式名称で書くなど、履歴書への書き方にはルールがあります。

そこで、販売士資格を履歴書でアピールするための正しい書き方を解説します。

販売士資格の履歴書への書き方

販売士は就職や転職、キャリアアップなどを目指す際に役立つ資格で、もちろん履歴書にも記載できます。

まずは販売士の資格を履歴書へ記入する際の、正しい書き方について解説します。

これから履歴書を書く予定がある方はぜひ参考にしてください。

  • 販売士資格の正式名称
  • 履歴書への正しい書き方

販売士資格の正式名称

販売士資格の正式名称は、「リテールマーケティング(販売士)検定試験」です。

履歴書の免許・資格欄には、省略したりせず「リテールマーケティング(販売士)検定試験 ○級 合格」と正式名称で書くのがよいでしょう。

履歴書への正しい書き方

販売士に限らず、取得した資格や合格した試験の名称は原則として正式名称を記載しましょう。

なお資格は「取得」と書くのが一般的ですが、「試験」の場合は「合格」が正しい記載となります。

免許・資格欄の日付欄には、その資格を取得した年月日を記載します。

なお複数の資格や試験を記載する場合、年月日の元号・西暦はいずれかに統一しましょう。

年月日の書き方がバラバラだと読みにくい履歴書になってしまい、企業からの印象が悪くなってしまう可能性があります。

また資格・試験名は、合格(取得)した年月日が古い順に上から書いていくのが基本です。

取得歴が最も長い免許や資格・試験を一番上に書き、一番最近に合格(取得)したものを一番下に書きましょう。

なお履歴書によっては、免許・資格欄に日付欄がない場合もあります。

その場合は「リテールマーケティング(販売士)検定試験 ○級  ○年○月 合格」と書くようにしましょう。

ほかにはどんな資格がある?履歴書に書ける資格一覧

履歴書に書ける資格・試験には、さまざまな種類があります。

以下は一般的に履歴書に記載されることが多い資格・試験の正式名称です。

履歴書に書く際は、必ず正式名称を確認するようにしましょう。

略称正式名称
普通免許普通自動車免許
大型免許大型自動車免許
原付免許原動機付自転車免許
秘書検定秘書技能検定試験
英検実用英語技能検定
TOEICTOEIC Listening & Reading TestTOEIC Speaking & Writing TestsTOEIC Speaking TestTOEIC Bridge Listening & Reading TestsTOEIC Bridge Speaking & Writing Tests
日商簿記日本商工会議所簿記検定
全商簿記全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定
宅建宅地建物取引士
FPファイナンシャル・プランニング技能士試験
MOSMicrosoft Office Specialist
ビジネス検定ビジネス能力検定ジョブパス
漢検日本漢字能力検定
ITパスポートITパスポート試験
基本情報基本情報技術者試験
応用情報応用情報技術者試験
社労士社会保険労務士
電験二種第二種電気主任技術者試験

販売士は役に立たないって本当?何級から履歴書に書くメリットはある?

販売士の資格は「取得してもあまり役に立たない」と言われる場合もあります。

しかし実際に取得する意味がないかと言うと、そうではありません。

ここからは、販売士を履歴書に書くメリットや何級から書くとよいかについて解説します。

  • 学生・新卒なら3級で関心の高さをアピールできる!
  • 小売業では2級以上が評価の対象!資格手当がつく場合も

学生・新卒なら3級で関心の高さをアピールできる!

3級は販売士試験で一番難易度の低い級数ですが、だからといって役に立たないわけではありません。

特に就活中の学生は、小売や百貨店、アパレルなど、志望する業界や職種によっては履歴書やエントリーシートに記載することでアピール材料にもなります。

また「この業界では製造から小売までの一貫した知識が必要だと考えて販売士試験を受験した」「試験合格に向けてこのような努力をした」などといったエピソードがあれば、さらに強力な自己PRができるでしょう。

小売業では2級以上が評価の対象!資格手当がつく場合も

販売士の2級以上を取得すると、社会人が転職をする際にも一定の知識がある人材として評価の対象となります。

履歴書には積極的に記載しましょう。

特に小売業界などでは、販売士の取得を積極的に推奨している企業も少なくありません。

転職以外でも、例えば2級以上の取得が昇格の条件となっていたり、取得をすると資格手当がついたりする場合もあります。

業界や職種によっては、2級以上を取得しておくと今後のキャリアにおいて大きなメリットが受けられる資格だと言えるでしょう。

販売士資格を履歴書に書くときに気になること

ここまでは、販売士資格の履歴書への正しい書き方や履歴書に書くメリットなどについて解説してきました。

ここからは、販売士資格を履歴書に書く際に多い質問について解説します。

これから履歴書を書くにあたって気になることがある方は、ぜひ参考にしてください。

  • 2級・3級と複数の級を取得している場合の書き方は?
  • 更新していなくても履歴書に書ける?

2級・3級と複数の級を取得している場合の書き方は?

2級・3級など、複数の級を取得している場合は、最上位の級のみを書いても、両方の級を書いても構いません。

採用担当者は、応募者を「どのような資格を持っているのか」だけではなく、「学習意欲や向上心があるか」「スキルアップに向けて努力できるか」といった目線でも見ています。

日付欄がある履歴書の場合は、両方の級を書いて取得日を記載することで、自発的に努力してステップアップをしたことが伝えられるでしょう。

ただ複数の資格を取得していて免許・資格欄に書ききれない場合は、上位級を優先して書くのがよいでしょう。

更新していなくても履歴書に書ける?

販売士資格には、5年ごとの更新制度があります。

日本商工会議所指定の更新講座を受講すれば、資格の継続・更新が可能です。

この更新を行っていない場合も、例えば「令和2年2月 リテールマーケティング(販売士)検定試験 2級 合格」といった取得時期を記載した形式であれば履歴書に書くことはできます。

ただし仕事で資格を活かしたい場合は、合格して満足するのではなく、きちんと更新をして常に知識をアップデートしておきましょう。

まとめ

この記事では、販売士資格の履歴書への書き方などについて解説しました。

  • 履歴書には正式名称で「リテールマーケティング(販売士)検定試験 ○級 合格」
  • 3級でも学生なら就活の役に立つ
  • 2級以上なら転職で評価されやすく昇格・資格手当の対象になる場合もある

販売士は履歴書に書ける資格で、就職や転職の際に役立ちます。

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