販売士とは?

「販売のプロ」として、現場から経営までの幅広い知識と技術を兼ね備えたスぺシャリスト
販売士は、販売に必要な商品知識や販売技術、仕入や在庫管理、マーケティングなど、基本知識から高度な専門知識まで身につけられる資格です。最近では流通・小売業だけでなく、最近では卸売業や製造業の営業担当者が学ぶことも増えてきました。ここでは、リテールマーケティング(販売士)検定の魅力、活躍できるフィールド、試験制度の概要についてご説明します。

目次

  1. 販売士とは?
  2. リテールマーケティング(販売士)検定の魅力!
  3. 販売士が活躍できるフィールド
  4. リテールマーケティング(販売士)検定の試験制度の概要



販売士とは?

消費者のニーズが多様化するなか、単にモノを並べれば売れるという時代ではありません。販売の現場では、顧客のニーズや購買行動を的確に捉え、最適な販売を行うために、日々、知識と販売技術の向上が求められます。また、売場を支えるバックオフィスでは、商品開発・店舗企画・仕入・物流・プロモーションなど、それぞれが専門の知識と最先端の技術を武器に、お客様の満足を得られるよう努力が続けられています。

このような環境の中、小売業・流通業では、体系的かつ専門的な知識と技術を身につけた人材が必要になってきます。

販売士の資格は、販売に必要な商品知識や販売技術、仕入や在庫管理、マーケティングなど、高度で専門的な知識を持つ人材の証です。



リテールマーケティング(販売士)検定の魅力!

販売員のプロを目指す!

リテールマーケティング(販売士)検定の資格勉強をすることにより、今までの経験で身に着けた『接客の基礎知識』や『商品知識』について体系的に整理整頓され、様々な場面で応用できる実力が付きます。
また、学習を通じて得られた新しい知識は、現場でのセールストークやディスプレイの工夫などに生かすことができるため、お店の売上や個人の成績アップにも直結します。
さらに、商品開発や仕入れなど、社内でのキャリアアップには、より専門的知識が必要になってきます。販売士資格はキャリアアップの指針となる資格です。

マネジメントスキルも身につく!

接客・販売に関する知識だけではなく、在庫管理やワークスケジューリング、マーケティングの基礎知識なども体系的に学ぶことができます。普段の仕事を経営者視点で理解することができるようになります。
また、従業員の育成や指導、物流の仕組み、小売業に関する法令などをきちんと身に着けることにより、自分のスキルアップだけでなく、後輩の指導やキャリアアップにも確実に役に立ちます。

すべてのビジネスパーソンにおすすめ!

「小売業の類型」・「マーチャンダイジング」・「ストアオペレーション」・「マーケティング」・「販売・経営管理」の5科目を通じて得られる知識が有効なのは、小売業だけではありません。今や卸業や流通業はもちろん、その他の業界でも自社の取引先が小売業などである場合は、営業パーソンに販売士の資格を推奨する企業が増えてきています。

学生の方は就職に、社会人の方は昇進や転職に有利な資格としても挙げられます。
また、中小企業診断士の受験を目指す方のダブルライセンスとしてもおすすめです。



販売士が活躍できるフィールド

販売士資格を取得すると、販売技術や接客スキル、商品管理や店舗運営の知識が身に付きます。資格を取得した方の多くはデパート・百貨店などの小売業や、商品卸売業など、サービス・流通業における幅広い分野で活躍しています。

販売士検定には1級・2級・3級とあり、それぞれ習得できるスキルや知識の範囲が異なります。3級取得者は、商品売り場の販売員、2級取得者は現場のマネージメントや、販売スタッフを指導・育成を担当するマネージャー、1級取得者は店舗の店長や経営者としてのスキルが身に付き、そのレベルに応じたポジションでの活躍が期待されます。

販売士資格は、販売活動に欠かせない専門知識と技術がある、と公認される流通業界唯一の公的資格です。そのため、百貨店などの面接の際、販売士の資格があるかないかでは、面接担当の印象は大きく変わります。流通業界での就職・転職を考えるならぜひ取得を検討しておきたい資格です。



リテールマーケティング(販売士)検定の試験制度の概要

日本商工会議所は、「リテールマーケティング(販売士)検定」について、2021年度より従来のペーパー方式、マークテスト方式からネット試験方式での施行になることを発表しています。

施行は2021年7月からとされており、1級・2級・3級すべての試験が対象となります。

感染症や大規模自然災害等が発生しても安定的・継続的に試験を実施できるようにするため、また利便性の向上を図るためには、随時施行が可能な試験方式が適していることからネット試験方式への変更となります。

新しい試験方式の詳細について、最新の情報は日本商工会議所のホームページにて必ずご確認ください。


現在発表されているネット試験化に伴う変更点は以下の通りです。

ネット試験方式
試験会場 全国のテストセンター
試験日程 試験予約開始日:7月14日(水)
試験開始日:7月28日(水)から随時実施
試験時間 2級:70分
3級:60分
受験料 2級:5,770円
3級:4,200円


■試験方法

2021年7月からネット試験方式となり、試験会場(テストセンター)のパソコンを使用し、インターネットを介して試験を実施することになります。
試験会場は株式会社CBT-solutionsのテストセンターでの受験となります。
受験に関しましては株式会社CBT-SolutionsのCBT/PBT試験 受験者ポータルサイトから申込ができます。
テストセンターの空席照会もできますので、まずは受験したい日の空席状況を確認しましょう。


■各級の主な対象職種とレベル

2級 <対象>
売場主任・部課長など部下の指導や売場を管理・監督する中堅幹部クラス

<レベル>
・小売店舗経営の仕組みを理解し、小売業の販売技術に関する専門的な知識を身につけて、販売促進の企画や部下の指導・育成に生かすことができます。
・大手小売業などでは幹部・管理職への昇進試験に活用する例もあります。
3級 <対象>
売場担当者・販売員など

<レベル>
・小売り店舗を運営するための基本的な仕組みを理解し、販売員としての基礎的な知識を身につけて業務に生かすことができます。
・流通・小売業だけでなく、最近では卸売業や製造業の営業担当者のための社員教育として取り入れている例も増えてきています。


受験資格

学歴、年齢等に制限はありません2級からの受験や2・3級の併願受験も可能です。


試験時間

2級 70分
3級 60分
※一部免除制度もあります。



■試験科目・出題形式(2級・3級共通)

試験科目 ①小売業の類型 
②マーチャンダイジング
③ストアオペレーション 
④マーケティング
⑤販売・経営管理
出題形式 1科目あたり択一式正誤問題 小問10問、択一式穴埋問題 小問10問(5科目合計で100問)
※「択一式穴埋問題」は、複数の選択肢から最も適当なものを選んで解答する形式です。

合格基準

(1)全体の得点が70%以上で、(2)科目ごとの得点が50%以上であること


受験料

2級 5,770円
(+事務手数料として550円申し込みの際に必要となります)
3級 4,200円
(+事務手数料として550円申し込みの際に必要となります


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