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中小企業診断士の科目合格を徹底解説!何年有効?科目合格率は?

中小企業診断士には1次試験と2次試験があり、ストレートで合格できる確率はわずか4〜7%台という難関です。

仕事が忙しく勉強に不安がある人にとっては、絶望的な数字に見えるかもしれません。

ただし同試験の1次試験には「科目合格」の制度があり、上手く活用すれば1年ごとの負担を軽減しながら2〜3年ほどの計画で資格取得を目指せます。

この記事では、科目合格の仕組みや注意点について解説します。
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目次 Contents
  1. 中小企業診断士試験の科目合格とは?
    1. 科目合格の合格基準
    2. 科目合格の具体例
    3. 科目合格による免除時の合格基準
  2. 1次試験の科目別合格率
  3. 科目合格は履歴書・名刺に名称を記載できる
  4. 科目合格の有効期間は何年?
    1. 科目合格活用のよくあるケース
    2. 科目合格による免除は他資格等保有による科目免除と併用可
  5. 科目合格は戦略的に活用しよう
  6. 他資格等保有による科目免除
  7. 1次試験の科目の勉強の順番
  8. まとめ

中小企業診断士の科目合格を徹底解説!何年有効?科目合格率は?


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中小企業診断士試験の科目合格とは?

中小企業診断士試験の1次試験には科目合格の制度があります。

科目合格の場合、翌年度と翌々年度に1次試験を受験する際、事前に申請しておけば該当科目の受験が免除されます。


科目合格の合格基準

中小企業診断士試験の1次試験における科目合格の合格基準は、満点の60%以上(60点以上)となっています。

前提となる1次試験の合格基準は下記のとおりで、この2つを同時に満たせなかった場合、1次試験は不合格となります。

(1)総点数の60%以上(420点以上)であること

(2)1科目でも満点の40%未満(40点未満)のないこと

しかし「(1)は満たせなかったものの、個別の科目では満点の60%以上(60点以上)取れているものもある」場合、その科目は「科目合格」となります。

※厳密には、上記を基準とし、「試験委員会が相当と認めた得点比率」となっています。


科目合格の具体例

科目合格について具体例で見てみましょう。1次試験は次の7科目で実施されます。


▼中小企業診断士試験1次試験

日程 試験科目 配点
1日目 A.経済学・経済政策 100点
B.財務・会計 100点
C.企業経営理論 100点
D.運営管理 100点
2日目 E.経営法務 100点
F.経営情報システム 100点
G.中小企業経営・政策 100点


ある受験者が、下記の得点だったとします。

科目 得点 合格基準
A.経済学・経済政策 40点 ×
B.財務・会計 40点 ×
C.企業経営理論 70点 科目合格
D.運営管理 30点 ×
E.経営法務 60点 科目合格
F.経営情報システム 80点 科目合格
G.中小企業経営・政策 70点 科目合格
合計 390点 ×


1次試験の合格基準と照らし合わせてみると、「(1)総点数の60%以上(420点以上)」は満たせていません。つまり1次試験は不合格です。

しかし科目C、E、F、Gはいずれも「満点の60%以上(60点以上)」を取れているため、科目合格となります。

これらの科目は、翌年度と翌々年度に1次試験を再受験する場合、事前に申請しておけば当該科目が免除されます。


科目合格による免除時の合格基準

では、翌年度に科目合格による免除を利用して1次試験に再チャレンジした場合、合格基準はどうなるのでしょうか?

結論から述べると、免除されていない科目で(1)と(2)を満たせば1次試験合格となります

先ほどの受験者のケースで考えてみると、科目C、E、F、G(4科目)は科目合格のため免除されます。

受験するのは科目A、B、Dで、これら3科目について(1)総点数が60%以上(180点以上)であり、(2)1科目も満点の40%未満(40点未満)がない場合、1次試験合格となります。


1次試験の科目別合格率

令和4年度(2022年度)の中小企業診断士試験1次試験の科目別合格率は下記のとおりです。

科目 科目受験者数

(A)

科目合格者数

(B)

科目合格率

(B/A)

A.経済学・経済政策 15,752 1,661 10.5%
B.財務・会計 15,660 2,087 13.3%
C.企業経営理論 14,472 2,498 17.3%
D.運営管理 16,029 2,580 16.1%
E.経営法務 16,642 4,470 26.9%
F.経営情報システム 16,305 3,018 18.5%
G.中小企業経営・政策 17,319 1,888 10.9%

【参考】中小企業診断協会「令和4年度中小企業診断士第1次試験に関する「統計資料」


令和元年度(2019年度)から令和4年度(2022年度)までの科目別合格率一覧は下記のとおりです。

科目 令和元年度

(2019年度)

令和2年度

(2020年度)

令和3年度

(2021年度)

令和4年度

(2022年度)

A.経済学・経済政策 25.7% 23.4% 21.0% 10.5%
B.財務・会計 16.3% 10.8% 19.6% 13.3%
C.企業経営理論 10.8% 19.4% 20.0% 17.3%
D.運営管理 22.8% 9.3% 18.4% 16.1%
E.経営法務 10.1% 12.0% 12.8% 26.9%
F.経営情報システム 26.6% 28.7% 10.6% 18.5%
G.中小企業経営・政策 5.5% 16.4% 7.0% 10.9%


科目合格は履歴書・名刺に名称を記載できる

中小企業診断士試験で科目合格をすると、科目の免除だけでなく、履歴書や名刺などに合格した科目の名称を記載できるというメリットもあります。

まだ合格していなくても、経営について学ぶ姿勢や一部の専門知識があることを、就職・転職、営業といったシーンでアピールできるでしょう。

具体的には以下のように記載します。

「◯◯年度中小企業支援科目合格者(科目名)」


なお、1次試験の全科目に合格した人は「◯◯年度中小企業診断修得者」という名称になります。

科目合格者の場合は「中小企業支援科目合格者」なので、微妙に異なります。表記を誤らないよう注意が必要です。


【あわせて読みたい】中小企業診断士1次試験合格者に新名称!1次試験合格のメリットとは


科目合格の有効期間は何年?

ここまでにも述べたとおり、科目合格は翌年度と翌々年度の中小企業診断士試験において免除となります(事前の申請が必要)。

科目合格を活用しながら1次試験に合格するパターンを具体的に見てみましょう。


科目合格活用のよくあるケース

科目合格を活用して2〜3年で1次試験に合格するというのは、よくあるケースです。

下記のようなイメージです(それぞれの年の合格科目数は人によって異なる)。

1年目 7科目を受験

→3科目に合格

2年目 【1年目に合格した3科目を免除】+【4科目を受験】

→2科目に合格

3年目 【1〜2年目に合格した5科目を免除】+【2科目を受験】

→ 2科目に合格し、1次試験合格!


科目合格による免除は他資格等保有による科目免除と併用可

科目の免除は、所定の資格を保有している場合も受けることができます(他資格等保有による科目免除。詳しくは記事後半で解説します)。

たとえば下記のように、科目合格と併用して受験することも可能です。

1年目【1科目を他資格等保有で免除】+【6科目を受験】

→2科目に合格

2年目【1科目を他資格等保有で免除】+【1年目に合格した2科目を免除】+【4科目を受験】

→2科目に合格

3年目【1科目を他資格等保有で免除】+【1〜2年目に合格した4科目を免除】+【2科目を受験】

→ 2科目に合格し、1次試験合格!

科目合格による免除が認められるパターン、認められないパターンについては、試験実施機関が下記ページで具体例を挙げて解説しています。

【参考】中小企業診断協会「第1次試験科目合格パターン例」


科目合格は戦略的に活用しよう

科目合格で免除を受けるメリットは、1年あたりの受験科目を減らすことができ、他の科目の勉強に多くの時間を使えることです。


一方、科目合格による免除にはデメリットもあります。

前述のとおり、免除を受けた年の合格基準は「受験した科目の総得点の60%、かつ全ての科目で40%未満がない」となります。

各科目の難易度には毎年ある程度のバラつきがあり、免除を受けない科目の難易度がたまたま高い年にあたってしまう可能性もゼロではありません。


また、苦手科目だけが残っているケースもあるでしょう。

免除を受けない科目で失敗すると、合格基準を満たしにくくなります。

このように、科目合格による免除で受験科目が少なくなるとリスクも生じてきます。あえて免除を受けない方が合格しやすいケースもあるのです。

メリットとデメリットを考慮し、科目合格を戦略的に活用してみてください。


他資格等保有による科目免除

先ほども少し触れましたが、科目免除は過去の科目合格のみでなく、公認会計士や税理士といった他資格を有していることによって受けることができます。

資格によって複数の科目で科目免除を受けることができるため対策がしやすくなります。

他の資格を持っている方は、中小企業診断士の科目免除の対象になっていないかを確認することをおすすめします。


【あわせて読みたい】中小企業診断士試験の免除制度を解説!資格保有・対象科目は?


1次試験の科目の勉強の順番

科目合格による免除を利用するかどうかにかかわらず、すべての受験生が知っておきたいのが1次試験の科目の勉強の順番です。

1次試験は、科目ごとに2次試験(記述式)との関連度が異なります。

2次試験対策で苦労せず、もっとも効率的に最終合格を掴み取るには、2次試験との関連度が高い科目を優先して勉強するのがベストです。

1次試験の勉強順・勉強時間・科目別難易度を一覧表にまとめました。

勉強順 科目 勉強時間(目安) 難易度
1 企業経営理論 150時間 普~難
2 財務・会計 180時間 難
3 運営管理 150時間 普
4 経営情報システム 80時間 普~難
5 経済学・経済政策 100時間 普
6 経営法務 80時間 易~普
7 中小企業経営・政策 60時間 易~普

※各科目の勉強時間は、一般的に中小企業診断士の合格に必要な勉強時間とされる「1,000時間」を総勉強時間とする場合の目安です。
※難易度はあくまで傾向や目安です。学習状況、ご経験によって個人差が生じやすく、試験年度によっても変化します。


勉強の順番で早めに取り掛かるべきものは、特に関連度が高い「企業経営理論」「財務・会計」「運営管理」です。その他の科目の勉強順や科目別攻略法はこちらの記事で解説しています。


【あわせて読みたい】中小企業診断士の科目別攻略法と勉強順はコレ!科目合格・科目免除も解説


まとめ

中小企業診断士の試験には科目合格という制度があり、うまく活用できれば戦略的に合格を目指すことができます。それでは今回のポイントをおさらいします。

  • 中小企業診断士の1次試験には科目合格制度がある
  • 科目合格すれば翌年と翌々年の1次試験で科目免除が可能
  • 科目免除にはデメリットもあるため、戦略的な活用が求められる

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>>【記事一覧】中小企業診断士についてもっと知る

市岡講師宣材写真
監修 市岡 久典

中小企業診断士
ITコンサルタントとして働きながら、中小企業診断士試験に合格。 その後、ベンチャー企業の経営企画部門の責任者を経て独立。現在は独立診断士として、中小企業診断士講座講師、創業支援、事業計画策定、資金調達、 経営管理、事業再生など、幅広い分野で中小企業のコンサルティングを行う。

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