中小企業診断士の1次試験の日程が迫ってきましたが、試験直前期はどのように対策を進めればよいでしょうか? | |
試験直前期では、合格答案を作成するための実践的なスキルを身につけ、試験の準備を完全にすることを目標としましょう。 この時期は以下のような流れで対策を進めます。 1. 答案作成の手順とテクニックを修得する 2. 本番を想定した演習を行い、目標の点数が取れるまで復習する 3. 試験当日の準備を万全にする |
実際の試験での答案の作成手順や時間配分を決定します。各科目についてどのような手順で答案を作成するのかを決定しておくことが重要です。具体的には、以下のようなポイントを明確にしておくと良いでしょう。
・ 先頭から順番に解答するか順番を変えるか
・ 「飛ばす」問題は何か (どういうときに問題を飛ばすか)
・ どれぐらいの時間配分で解答するか
・ 時間が足らなくなったらどうするか
また、個別の問題については、解答を導く手順を明確にしておきます。1次試験の解答の選択肢は4択か5択が多いですが、たとえば、選択肢を検討する段階では、×、△、○などの記号を選択肢のすぐ隣に記述します。×はあきらかに間違い(9割は自信がある)、○はあきらかに正解(9割は自信がある)、△はどちらとも言えない(×○以外)などと決めます。
その上で、解答となる選択肢を選ぶ段階では、別の記号(たとえば「レ」)を×△○の隣に記述します。
これによって、答えに自信がない場合でも、選択肢を絞り込むことができます。一通り解答を記述してあとで読み返した際に、重点的に解答を再検討することもできます。
過去問や模擬試験などを利用して、本番と同じ制限時間での演習を行います。間違ったところは復習を行います。その際、間違ったところを学習マップに記録して繰り返し復習するのも効果的です。
もし演習で目標の点数を取れない場合は、復習した上で再度、本番を想定した演習に取り組みます。
本番の試験に向けて体調を含めた準備を万全にします。試験日が近づいてくると、試験のプレッシャーから、体調を崩してしまう人も珍しくありません。診断士の1次試験は2日かけて行われるため、体力と集中力を維持することも重要です。
できれば、試験実施日の直前の数日は休暇を取るようにします(できるだけ早くから休暇を取れるように作戦を立てておきましょう)。そこで体調を整えて各科目の総復習を行って、万全の状態で試験に臨みます。
監修 市岡 久典
中小企業診断士 |
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