司法修習の1年間-修習生の住まい、復活した給与、そして二回試験まで

司法試験に合格するだけでは、法曹として裁判官、検察官、弁護士になることはできません。司法試験に合格した後は法律実務について1年間みっちり学ぶ司法修習と、法曹資格認定のための二回試験が待っています。今回は、司法修習の特徴と、集合修習で使われるいずみ寮、さらには二回試験まで、司法修習に関する気になる情報をお届けします。

司法修習の特徴

司法修習とは、司法試験合格後に法曹資格(裁判官・検察官・弁護士となる資格)を得るために必要な、裁判所法で定められた法曹教育制度です。

司法修習では法律実務に関する幅広い知識と実技を学ぶとともに、法律のプロフェッショナルとして必要な職業意識と倫理規範についての教育を受けます。司法修習の最後は、司法修習生考試(二回試験)があり、それに合格することで判事補・検事・弁護士いずれかとなる資格が与えられるのです。

司法修習では、裁判官、検察官、弁護士のいずれの道に進む者に対しても、同一課程で行われます(統一修習)。これは、それぞれの立場からの事件の見方や考え方を学ばせることで、法曹三者間の相互理解を深めることができ、世界的にも特徴ある制度として評価されています。

カリキュラムは、10か月間の実務修習と、司法研修所における2か月の集合修習に分かれて行われます。実務修習では、民事裁判修習・刑事裁判修習・検察修習・弁護修習・選択修習を2か月ずつ行います。

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司法修習生の生活

司法修習生を採用するのは最高裁判所になります。この1年間は、研修生と公務員(裁判機関補助職員)の中間のような立場で法律を学び、実務をこなしていきます。基本的に裁判所職員と同じく朝9時出勤・定時上がりです。裁判修習や検察庁修習、弁護士修習などがカリキュラムに組み込まれています。

司法修習生は、10か月にわたる実務修習では、47都道府県の県庁所在地にある裁判所、もしくは東京都立川・北海道旭川・釧路支部のいずれかに配属されます。実務修習の配属先は裁判所が割り振ることになっており、本人は修習地の希望は出せても、決定することはできません。

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いずみ寮とは?

司法修習では、実務修習後に、2グループに分かれてそれぞれ8・9月もしくは10・11月に実施される「集合修習」を受ける必要があります。民事裁判や刑事裁判、検察、民事弁護、刑事弁護の起案および解説、または民事・刑事裁判演習が行われる本格的な実務研修です。この集合修習は埼玉県和光市にある司法研修所に集合して実施されます。

地方から集まった修習生たちは、ほとんどが司法研修所内にある「いずみ寮」に入寮します。いずみ寮にはA棟とB棟があり、A棟は女子フロアと男子フロア、B棟は男子フロアのみという住環境です。個室もきちんと完備されていて、ビジネスホテルのシングルルームくらいの広さ。ユニットバス付きで、ベッドと勉強用の椅子と机が準備されています。

ちなみに、いずみ寮への入寮は抽選で決まります。地方在住の修習生が優先的に入寮を許可されるため、首都圏の修習生は基本的に入寮できません。

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給費制が復活

2017年に裁判所法が改正され、司法修習生に支給されていた給費が再び支払われることになりました。給費額は一律13万5,000円。物件を借りて単身住まいしている方に対しては、3万5,000円を上限に住居手当が支給されます。

修習生は研修生として学ぶ一方、裁判所の実務にも携わります。給費制は政府の財政緊縮政策の一環として2011年に廃止され、その後は月額18~28万円の貸し付けを受けられる貸与制に移行しました。しかし、司法修習生からするとこの間は無給状態に等しく、給費制復活を望む声が強かったのです。

給与が支給されるようになったとはいえ、月額13万円は以前の給費額(20万円)より低く、日々の暮らしには厳しいとの声もあります。さらには、2011年~2016年までに司法修習を受けた修習生は給与を受けておらず、救済措置の考慮があってよい、との意見も。今後、さらなる法改正があるかもしれないので、給費制に関する情報にもアンテナを張っておくとよいでしょう。

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二回試験とは?

司法修習は、最後の修了試験に合格して修了となります。この最終試験を二回試験(司法修習生考試)といいます。修習生たちは、この二回試験に合格してはじめて、法曹と呼べるポジションに立てるのです。つまり、法曹になるには司法試験と司法修習生考試ふたつの試験を受験し合格する必要があることから、二回目に実施される試験を「二回試験」と呼ぶのです。

試験は、民事裁判・刑事裁判・検察・民事弁護・刑事弁護の5科目が筆記試験で出題されます。1日1科目実施され、1科目につき7時間半が費やされます。7時間超の試験が5日間も行われるハードな試験です。追試制度がなくなったために、不合格となると次の二回試験まで待たなければなりません。精神的にも肉体的にもハードな内容だけに、しっかり準備を整え、なおかつリラックスした気持ちで挑む姿勢が大切です。

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合否を分けるのは、
勉強の「量」ではなく
「やり方
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