看護師国家試験のボーダー&合格率を知ろう

看護師国家試験は、看護師として活躍するために必ず通らなければならない試験です。資格試験に合格するには、試験の傾向やボーダーライン、合格率などを確認し、スケジュールを立てて勉強を進める必要があります。今回は、看護師国家試験の基本的な情報や、ボーダーライン、合格率について解説します。


目次

  1. 看護師国家試験とは?
  2. ボーダーラインと合格率とは?
  3. 看護師国家試験の合格率
  4. 看護師国家試験の合格基準とは
  5. まとめ

看護師国家試験とは?

看護師国家試験とは、看護師免許を取得するための試験です。
国家試験ではあるものの、看護師として活躍するために必要な最低限の知識を問うものであり、決して難易度は高くありません。

ただし、傾向や特徴を把握し、しっかりと対策を行わなければ合格できないのも事実です。落とすことを目的にした試験ではありませんが、毎年不合格になる受験生が一定数いることは覚えておきましょう。


ボーダーラインと合格率とは?

高校や大学の入学試験、資格試験などで必ず耳にするのが、「ボーダーライン」や「合格率」といった言葉です。こちらでは、それぞれがどのような意味をもつのかご紹介します。


ボーダーラインの意味と活用方法

ボーダーラインとは、「境界」や「境目」を意味する単語であり、資格試験では「合格に必要な最低点数」を表します。「○点以上が合格、○点以下は不合格」という場合の「○点」がボーダーラインです。合格基準点と呼ぶこともあります。

ボーダーラインの設定方法はさまざまです。進学塾や予備校では、試験問題の傾向や難易度に応じて独自にボーダーラインを設定しているケースもあります。看護師国家試験のような資格試験では、あらかじめ一定の点数をボーダーラインとして設定するのが一般的です。どちらにせよ、受験生はボーダーラインを意識して勉強を行う必要があります。


合格率の算出方法

試験情報として、必ず算出される「合格率」。試験の大まかな難易度を表す指標として使用されます。
どのような試験であっても、合格率は下記の計算式で算出されます。

合格率=合格者数 ÷ 受験者数


上記のような計算式が使用されるため、合格率は試験がすべて完了した後しか算出されません。
受験生は、過去の試験の合格率を確認して大まかな難易度をイメージするのです。

合格率とよく似た言葉に「倍率」があります。「競争率」と表現されることもあり、試験の難易度を表す言葉と考えている方も多いでしょう。
倍率は、あくまで「試験の募集人数に対して受験者がどの程度集まっているか」を表すだけであり、試験の難易度とは基本的に関係ありません。比較的簡単な試験であっても、受験者数が多くなれば倍率も高くなります。

受験者数が増えるため、相対的に合格が難しくなるともいえますが、難易度を考える場合は倍率ではなく合格率を参考にするのがおすすめです。なお、倍率は以下の計算式で算出されます。

倍率=受験者数 ÷ 募集人数


看護師国家試験の合格率

こちらでは、看護師国家試験の合格率についてご紹介します。下記の表では、過去10年間の試験結果をまとめました。

実施年度(西暦)

受験者数(人)

合格者数(人)

合格率

全体

新卒

既卒

2012年

53,702

48,400

90.1%

95.1%

33.7%

2013年

56,530

50,244

88.8%

94.1%

35.7%

2014年

59,725

53,495

89.6%

95.2%

42.7%

2015年

60,947

54,871

90.0%

95.5%

39.2%

2016年

62,154

55,585

89.4%

94.9%

35.5%

2017年

62,534

55,367

88.5%

94.3%

35.6%

2018年

64,488

58,682

91.0%

96.3%

44.5%

2019年

63,603

56,767

89.0%

94.7%

29.3%

2020年

65,568

58,513

89.2%

94.7%

37.4%

2021年

66,124

59,769

90.4%

95.4%

44.4%


受験者数について確認すると、減少した年もあるものの、基本的に毎年増加傾向にあることがわかります。
こちらは、看護師という仕事の需要の高さを表しているでしょう。

合格率については、2012年以降、常に85%以上で推移しています。そのため、冒頭でも説明したように、看護師国家試験は決して難しい試験ではなく、しっかりと対策を行っていれば合格が可能です。


新卒と既卒の合格率

先の表について、もっとも注目するべきなのが、新卒者と既卒者の合格率の差です。例えば2019年の場合、新卒者の合格率は94.7%なのに対して、既卒者の合格率は29.3%となっており、その差は65.4%。同様の方法で計算すると、過去10年間の新卒者と既卒者の合格率の差は、以下のようになります。

実施年度(西暦)

合格率

新卒

既卒

2012年

95.1%

33.7%

61.4%

2013年

94.1%

35.7%

58.4%

2014年

95.2%

42.7%

52.5%

2015年

95.5%

39.2%

56.3%

2016年

89.4%

35.5%

59.4%

2017年

94.3%

35.6%

58.7%

2018年

96.3%

44.5%

51.8%

2019年

94.7%

29.3%

65.4%

2020年

94.7%

37.4%

65.4%

2021年

95.4%

44.4%

51%


こちらを確認すると、多少ばらつきはあるものの、例年50%以上の差が生じています。試験内容が看護師としての最低限の知識を問うものであり、知識を身につけた直後の新卒者と比べて、勉強時間の確保が難しい既卒者の合格率が低くなっていると考えられます。既卒者が看護師国家試験を受験する場合は、勉強時間をしっかりと確保し、基礎学習を行う必要があるでしょう。


既卒者の合格のポイント

上記の通り、既卒者が看護師国家試験に挑戦する場合、徹底した対策が不可欠です。既卒者の合格のポイントは、以下の3つです。

  • 試験日から逆算して学習スケジュールを立てる
  • スキマ時間を活用する
  • オンライン講座を利用する

既卒者は、社会人として仕事をしている方も多いため、効率良く勉強を進める必要があります。効率良く勉強を行うためには、スケジュール管理が大切です。国家試験は、毎年2月の中旬に行われます。そのため、試験日から逆算して学習スケジュールを立て、試験範囲を網羅できるように勉強を進めていきましょう。

また、既卒者は自宅などでまとまった勉強時間を確保するのが難しいため、「スキマ時間」を活用することも大切です。電車やバスでの通勤時間、会社での昼休みの時間、就寝前のちょっとした時間など、何もしていなかったりスマートフォンを触っていたりする時間があるはずです。そのようなスキマ時間を有効活用することで、短い勉強時間で効率良く学習ができます。

ただし、スキマ時間を活用するだけでは、知識の定着が難しいため、ある程度まとまった時間を確保する必要があります。そんなときに役立つのが、「オンライン講座」です。オンライン講座は、好きな時間にプロの講師の授業を受けることができ、日中に時間を確保するのが難しい社会人に最適です。予備校や学習塾を利用する方法もありますが、多くが日中や夜に授業が行われるため、残業などがあると受けられない可能性があります。既卒者にはオンライン講座が最適といえるでしょう。


看護師国家試験の合格基準とは

看護師国家試験は、全240問、300点満点の試験で、以下の2つの合格基準(ボーダーライン)が設けられています。

  • 必修問題正答率80%以上
  • 一般問題と状況設定問題もその年の合格基準を満たす(得点率:およそ60%~70%程度

看護師国家試験の必修問題では、1問1点の問題が50問用意されています。このうちの80%、つまり40問以上に正解できないと不合格となります。その他の問題で満点を取っても合格できません。

一般問題と状況問題は合わせて250点満点で、合格基準は毎年異なりますが、およそ60%~70%程度の得点率で推移しています。看護師需要の高低に応じて、厚生労働省が合格基準を調整するためです。大まかな目安としては、160〜170点前後がボーダーラインと考えましょう。


まとめ

看護師国家試験のボーダーラインや合格率は、比較的高く設定されています。しかし、新卒者と既卒者では合格率に大きな違いがあるため、勉強を終えてから時間が経過している場合は、机に向き合う時間を確保する必要があるでしょう。

自宅でまとまった勉強時間を取れない場合は、オンライン講座を活用するのがおすすめです。スマートフォン等で移動時間や休憩中など、いつでもどこでも勉強でき、担当の講師の講義動画を視聴したり問題演習にも取り組むことができます。看護師国家試験合格への近道となるはずです。

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