看護師の活躍のフィールドは病院だけじゃない

看護師が活躍できる場所といえば、代表的なのは病院やクリニックですが、少子高齢化や働き方改革が進んだことで、看護師の需要はさまざまな職場で高まっています。そして、病院以外の職場には、病院にはない特徴やメリットがあるのも事実です。

今回は、看護師を目指している学生や病院での勤務に悩んでいる現役の方に向けて、看護師が活躍できるフィールドをご紹介します。今後の就職・転職活動にぜひお役立てください。


目次

  1. 看護師の就職先一覧
  2. 看護師が病院以外で働くメリット
  3. まとめ

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看護師の就職先一覧

看護師は、医師の診療補助や傷病者の日常生活のサポートを行い、人々の心や体の健康を守る仕事です。その役割は多岐にわたるため、看護師を必要としている職場は少なくありません。看護師の資格を活かすことのできる職場の一例を列挙します。

  • 病院やクリニック
  • 訪問看護ステーション
  • 保育園や幼稚園
  • 高齢者向け施設
  • 障害者福祉施設
  • 献血ルームや検診・健診センター
  • 一般企業
  • 美容クリニック

こちらでは、それぞれの特徴をご紹介します。


病院やクリニック

病院やクリニック(診療所)は、看護師免許を取得した方の多くが就職する場所です。日本看護協会の2019年の調査によると、看護師の68.9%が病院、15%がクリニックに就業しているようです。両者を合わせると80%を超えるため、看護師のほとんどが病院やクリニックに勤めているといえるでしょう。

※参照:日本看護協会「令和2年 看護関係統計資料集」

しかし、上記数字が、近年は減少傾向にあることをご存じでしょうか。病院やクリニックに就職する看護師の数は、ピーク時と比較すると数%ではあるものの、減少しています。以下では、病院やクリニック以外に看護師が活躍できる場所をご紹介します。


訪問看護ステーション

訪問看護ステーションとは、利用者の自宅を訪れて医療的な処置やケアを行う施設です。看護師は、日々のバイタルチェックや点滴、カテーテルの交換、人工呼吸器のチェックなどを、主治医の指示をもとに行います。

利用者の年齢は幅広く、子どもからお年寄りまで、さまざまな方を担当することになります。病院やクリニックとは異なり、基本的に医師が同行せず、看護師に任せられる部分が大きいのが特徴です。


保育園や幼稚園

保育園や幼稚園は、小さな子どもを数多く預かっており、看護師の需要がある職場です。園児の日々の健康管理やトラブルによるケガへの対応など、看護師資格が役立つシーンは少なくありません。

ただ、ひとつの施設あたり何人もの看護師を募集しているケースは少なく、採用は狭き門となる可能性があります。看護師免許だけでなく、保育士免許の取得も求められることがあるため、事前に募集要項を確認しましょう。


高齢者向け施設

老人ホームやデイサービスなどの高齢者向け施設も、看護師を必要としている職場です。これらの施設では、看護師は入居者の健康管理に関する業務を行います。バイタルチェックや服薬管理、場合によっては通院の際に病院へ付き添うこともあります。

ただ、高齢者向け施設には設備が整っていないため、高度な医療行為をすることは基本的にありません。


障害者福祉施設

看護師の求人は、さまざまな障害をもつ方が通う、障害者福祉施設や就労支援センターにもあります。医師だけでなく、理学療法士や作業療法士と連携しつつ、利用者のケアを行うのが主な業務です。


献血ルームや検診・健診センター

地域に設置されている、献血ルームや検診・健診センターも、看護師の求人を出しています。主な業務は、企業や学校へ出向いて行う巡回健診、採血などです。正社員だけでなく、パートやアルバイトでの求人もあり、結婚や出産などを機に病院勤務を辞めた方、看護師業務についてブランクのある方にもおすすめです。ただし、病院やクリニック勤務と比較すると、給与は下がる傾向にあります。


一般企業

看護師資格を取得しているのであれば、一般企業に就職・転職する方法もあります。一般企業に勤める看護師は、「産業看護師」と呼ばれ、従業員の健康指導や健康相談などが主な業務です。

産業看護師の需要は、働き方改革が本格化して以降、高まっています。ただ、決して募集数は多くないため、求人を常に確認する必要があります。


美容クリニック

看護師は、美容皮膚科や美容外科などの美容クリニックでも必要とされています。専用機器を活用した施術、美容手術の介助、商品やサービスに関する営業などが主な業務です。お客さまとのコミュニケーションや営業などの業務に抵抗がない方は、楽しみながら仕事をこなせるでしょう。


看護師が病院以外で働くメリット

上記の通り、看護師が活躍できる職場は、病院やクリニックだけではありません。しかし、依然として「看護師の職場=病院やクリニック」と考えている方も多い傾向にあります。こちらでは、看護師が病院以外で働くメリットをご紹介します。


夜勤がなく生活リズムを保つことができる

看護師資格をもった方が、病院以外で働く最大のメリットは、夜勤がなく生活リズムを保つことができる点です。働く場所にもよるものの、病院と比較すると夜勤の少ない勤務先が多い傾向にあります。具体的には、保育園や幼稚園、検診・健診センター、美容クリニックなどは日勤のみです。

病院に勤務している看護師のなかには、夜勤や不規則な勤務形態であるシフト制に不満を感じている方も少なくありません。病院の夜勤やハードなシフトに疲れた方は、転職を検討してみてはいかがでしょうか。


給与が上がることもある

看護師は、給与が高いイメージがあります。そのため、病院以外へ就職・転職することで、給与が下がると考えている方も多いでしょう。

看護師の給与は、勤務先によっては病院やクリニックと比較して上がることもあります。例えば、訪問看護ステーションや一般企業では、病院より良い条件で求人を出しているところもあります。勤務先の給与面に不満を感じている場合も、転職を考える良い機会です。

看護師の給与については、「看護師の年収を解説」で詳しくご紹介しています。ぜひそちらもご覧ください。


ブランクのある方でも安心して働くことができる

前述の通り、看護師が活躍できる場所は多岐にわたります。そのため、看護師としてブランクのある方でも、自分に適した職場を見つけやすいのが特徴です。小さな子どもたちと接したいなら保育園や幼稚園、給与面を望むなら訪問看護ステーション、パートやアルバイトとして働くなら献血センターなど、希望に応じて職場を探すことができます。

看護師として現場を離れて時間が経過しており、病院に戻るのが不安という方は、別の就職先を検討してみてはいかがでしょうか。


病院やクリニックでは積めない経験を積むことができる

病院やクリニック以外に勤めることで、別ジャンルに関する経験を積む機会にもなります。
例えば、小さな子どもとのコミュニケーションや障害をもった方との触れ合い、医療の知見を活かした営業活動など、病院やクリニックでは積めない経験を積むことができます。保育士や介護士、美容に関する資格など、看護師以外の資格を取得する良い機会にもつながるでしょう。


まとめ

今回は、看護師が活躍できる職場についてお伝えしました。看護師の資格を活かせる場所は、病院やクリニック以外にも数多くあります。
「夜勤はしたくない」「給与にこだわりたい」など、自分の希望に合わせて働くことも可能です。病院やクリニックだけに絞るのではなく、さまざまな選択肢を考えてみましょう。

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