看護師国家試験は何回まで受けれるのか?

看護師国家試験では、毎年数万人の合格者が出ていますが、もちろん不合格になる方もいます。不合格を経験した方の中には、「看護師国家試験は何回まで受けられるのだろう」「受験回数に制限があったらどうしよう」と考えている方もいるでしょう。

今回は、看護師国家試験の受験回数の制限や、受験資格の取得方法などについて解説します。看護師国家試験に複数回不合格となってしまった方や、今後の試験が不安な方はぜひ参考にしてください。


目次

  1. 看護師国家試験に受験回数の制限はある?
  2. 看護師国家試験の受験資格
  3. 内定が決まっていて不合格になった場合はどうする?
  4. 再受験に向けた勉強のポイント

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看護師国家試験に受験回数の制限はある?

看護師国家試験の合格率は、例年80〜90%前後で推移しており、90%を超える年もあります。他の国家試験と比較しても、決して難易度は高くありません。

それでも、毎年1割程度の受験者が不合格になっており、中には複数回不合格を経験している方もいます。看護師国家試験には、受験回数の制限や年齢による制限などは存在するのでしょうか。


●看護師国家試験の受験者数、合格者数、合格率の推移

実施回(西暦)

受験者数(人)

合格者数(人)

合格率

第101回(2012年)

53,702

48,400

90.1%

第102回(2013年)

56,530

50,244

88.8%

第103回(2014年)

59,725

53,495

89.6%

第104回(2015年)

60,947

54,871

90.0%

第105回(2016年)

62,154

55,585

89.4%

第106回(2017年)

62,534

55,367

88.5%

第107回(2018年)

64,488

58,682

91.0%

第108回(2019年)

63,603

56,767

89.0%

第109回(2020年)

65,568

58,513

89.2%

第110回(2021年)

66,124

59,769

90.4%

第111回(2022年) 65,025 59,344 91.3%



看護師国家試験は何度でも受験できる

結論から説明すると、看護師国家試験には受験回数の制限はありません。一度受験資格を取得すれば、何度でも再受験が可能です。年齢によって受験資格を喪失することもありません。そのため、看護師国家試験を不合格になった翌年に再受験するのはもちろん、不合格後別の企業で働き、数年後に再度受験することも可能です。


看護師国家試験の難易度がそれほど高くない理由

看護師国家試験は、「落とすための試験ではなく、十分な知識を備えているか確認するための試験」と表現されます。看護師国家試験の受験資格を取得するには、さまざまなハードルを超える必要があります。一般学部と比較して倍率の高い看護学校への入学、数多くのレポート作成、早朝から行われることも多い臨床実習など。学校によっては、途中での脱落者が多く、入学時と卒業時では人数が半分程度になっている場合もあるようです。

看護師国家試験の受験資格を取得した方は、上記の難しい課題をクリアしており、すでに十分な知識を身につけていると考えられます。そのため、看護師国家試験の合格率は高くなる傾向にあるのです。実際、過去の合格基準を確認すると、得点率80%を求められる分野もあり、看護師国家試験が特別簡単というわけではありません。


看護師国家試験の受験資格

看護師国家試験は、一度受験資格を取得すると喪失する心配がありません。そのため、今後看護師を目指す予定がある場合は、まず受験資格の取得を第一に考えましょう。

看護師国家試験の受験資格は、特定の学校や養成所を卒業することで取得可能です。こちらでは、2つのルートに分けて受験資格の取得方法をご紹介します。


高校卒業後に看護師を目指す場合

高校卒業後に看護師を目指す場合は、以下の3つのうち、いずれかの条件を満たす必要があります。こちらは、高校卒業後に社会人として一般企業に勤めている方も同様です。

  • 4年制大学の看護学部で必要な学科を履修し卒業する
  • 3年制の短期大学に通い、必要な学科を履修し卒業する
  • 3年制の専門学校に通い、必要な学科を履修し卒業する

以前は、3年制の専門学校に通う方法が一般的でしたが、近年では4年制大学の看護学部を選ぶ方も少なくありません。4年制大学に進学した場合は、卒業後は看護師になるだけでなく、大学院に進み、専門看護師を目指す道もあります。専門看護師とは、特定の分野について高い看護技術と知識を有する看護師のことで、日本看護協会が認定する資格です。

ただし、4年制大学や大学院に進学した場合、看護師として現場に出るのが1年以上遅れるため、自身のキャリアパスを考えた上で選択する必要があります。


准看護師が看護師を目指す場合

現在准看護師として活躍している方が看護師へのキャリアアップを目指す場合、看護師学校養成所2年課程(以下、2年課程)で必要な学科を履修する必要があります。2年課程は、主に以下の3つの種類に分類されます。

  • 全日制(2年)
  • 定時制(3年)
  • 通信制(2年)

このうち、全日制と定時制は、准看護師資格を有していれば受験可能です。ただし、最終学歴が中学校卒業の場合は、准看護師としての実務経験が3年以上求められます。また、通信制の学校に通う場合は、最終学歴に関係なく実務経験が7年以上必要です。

このほかにも、4年制の看護大学を卒業し、看護師になる方法もあります。自分に合った方法を選択し、最短での合格を目指しましょう。


内定が決まっていて不合格になった場合はどうする?

看護師国家試験合格後、看護師として働こうと考えている方の多くは、すでに試験前に就職活動を終えているでしょう。しかし、不合格となった場合、看護師として働くことはできません。ここでは、内定が決まっていた場合の対処方法をご紹介します。


まずは内定先に連絡する

まずは内定先に不合格だった旨を伝える必要があります。看護師に限らず、内定者が資格試験で不合格となるケースはそれほど珍しくないため、気負わずにできるだけ早く伝えましょう。


看護助手として就職できるケースもある

内定先に連絡すると、看護助手として働くよう求められるケースもあります。医療業界は人材不足が続いており、看護助手だけでも確保したいと考えている病院やクリニックは少なくありません。

看護助手とは、看護補助者とも呼ばれ、患者の世話や看護師のサポート行う仕事です。医療行為は出来ませんが、患者の食事・排せつ・入浴の介助、書類作成などの補助的な業務を行います。

国家試験に不合格となった後、看護助手として働くかどうかはケースバイケースです。安定した収入を得られる一方、忙しいと勉強時間が減る可能性もあり、翌年以降の試験に影響が出るかもしれません。看護師の職場を知るきっかけにもなるため、看護助手を打診された場合は、さまざまな角度から検討し判断しましょう。


再受験に向けた勉強のポイント

看護師国家試験は受験資格さえあれば何度でも受験できますが、試験は毎年1回しか行われないため、できるだけ早く合格したいところです。こちらでは、試験に不合格となった方に向けて、勉強のポイントを解説します。初めての受験を控えている方も、勉強方法にお悩みであれば、ぜひ参考にしてください。


オンライン講座で試験対策をする

看護師国家試験に不合格となった場合、勉強方法が間違っている、もしくは自分に合っていない可能性があります。独学や予備校で試験対策をしているのであれば、オンライン講座に切り替えてみてはいかがでしょうか。

オンライン講座とは、インターネット上で受けられる授業や講座のことです。スタディングが提供する資格講座では、講師が専用テキストを活用して授業を行い、無理のないスケジュールで合格を目指せます。講義だけでなく問題演習にも取り組めるため、知識を答案に反映させるのが苦手な方でも安心です。

オンライン講座最大の特徴は、お手持ちのスマホやタブレットで、いつでもどこでも勉強できる点にあります。自宅でゆっくり時間を確保して勉強するだけでなく、通勤や通学中にスマホで授業を聞いたり、仕事の休憩中にわからないところだけ重点的に勉強したり、などが可能です。
そのため、不合格後に看護助手となり、勉強時間が少なくならないか不安、という方にもおすすめです。勉強方法を見直す際は、ぜひ一度検討してみてください。


准看護師試験の受験も検討する

看護師国家試験の対策が不十分な場合や、どうしても不安が拭えない場合は、准看護師試験の受験も検討しましょう。
看護師国家試験は例年2月の中旬、准看護師試験は例年3月の中旬に行われるため、同時受験が可能です。また、看護師養成課程を修了している方であれば、准看護師試験の受験資格も有しています。実際、保険として准看護師試験を受験する方も多いようです。

スケジュールに余裕がある場合は、検討してみてはいかがでしょうか。



まとめ

看護師国家試験に受験回数の制限はありません。
しかし、不合格が続くと、就職活動時に不利に働く可能性があるため、できるだけ早い合格を目指す必要があります。試験対策にお悩みの場合は、オンライン講座を受講してみてはいかがでしょうか。

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