准看護師が看護師資格を取得するには?

現在准看護師として活躍している方の中には、今後看護師資格の取得を考えている方も多いでしょう。また、准看護師は看護師との統合が検討されており、今後廃止される可能性があります。

そこで今回は、准看護師から看護師へステップアップするための方法や手順、通うことになる学校の種類などを解説します。現在准看護師として働いている場合は、ぜひ今回の内容を参考にしてください。


看護師と准看護師の違い

准看護師は、病院やクリニックなどで診療補助、入院患者の支援などを行う職業のこと。基本的な役割は看護師と変わりません。新型コロナウイルスの流行により注目を集めた、医療従事者の一人です。
現在准看護師として活躍している方の中には、看護師を目指そうと考えている方も少なくありません。そこで、ここでは両者の違いについて複数の視点で解説します。


免許・資格

看護師と准看護師は、免許や資格の種類が異なります。看護師は、国である厚生労働大臣が発行する国家資格一方、准看護師は、都道府県知事が発行する免許であり、国家資格ではありませんそのため、両者を比較すると、看護師のほうが免許取得の難易度は高い傾向にあります。
ただ、准看護師免許を持っていれば、全国どこでも就労が可能です。資格を取得した都道府県のみで働くことができるわけではありません。


業務内容

看護師と准看護師の業務内容は、基本的に変わりません。医師が行う診療や手術の補助、カルテ入力、入院患者の支援などの業務を、看護師と准看護師で分担して行います。ただし、准看護師は上記の業務を自分の判断で行えません。看護師や医師の指示を受けた上で行う必要があります。

また、
法律上、看護師のみに認められていることが3つあります。具体的には、「ほかの看護師への指示」「看護計画の立案」「管理職への昇進」です。


准看護師は、看護師や医師から指示を受けて業務にあたる立場です。そのため、たとえ自分が年上でキャリアが長い場合でも、ほかの看護師に指示を出すことはできません。

看護計画とは、患者が入院してから退院するまでどのように過ごすかを記載したもので、入院患者全員分作成されます。准看護師の教育課程には、看護計画の作成が含まれないため、実務を経験した後でも看護計画を作成する権限はありません。

また、准看護師は職場を管理する立場への昇進もないのが一般的です。あくまで准看護師は現場で業務にあたる人材であり、看護師や他の准看護師を管理する立場にはないと考えられるためです。


就労場所

看護師と准看護師は、働くことができる場所にも違いはありません。病院やクリニック、診療所、一般企業など、数多くの場所で准看護師が活躍しています。しかし、医療の高度化や複雑化が進み、看護師と准看護師を一本化すべきとの声もあり、今後は将来を見据えて看護師のみを募集する企業が増える可能性もあります。




准看護師が看護師資格を得るには

中学や高校卒業後に准看護師の資格を取得した方の中には、現在看護師資格を取得したいと考えている方も多いでしょう。実際、看護師の数は増加傾向にある一方で、准看護師の数は減少しています。
准看護師が看護師資格を取得するには、毎年2月に行われる看護師国家試験に合格する必要があります。しかし、准看護師として働いているだけでは、看護師国家試験の受験資格を得ることはできません。こちらでは、准看護師が受験資格を取得するためのプロセスをいくつかご紹介します。以下の方法の中から、自分に合ったものを選択しましょう。


出典

日本看護協会.「令和2年看護関係統計資料集」.https://www.nurse.or.jp/home/statistics/pdf/toukei04.pdf,(参照 2022-2-10)


看護師学校養成所2年課程を修了する

准看護師が看護師を目指す場合、最短ルートとされているのが看護師学校養成所2年課程を修了し、看護師国家試験を受験する方法です。看護師学校養成所は、看護系専門学校のことで、3年もしくは2年で即戦力として活躍できる知識・技能を身につけます。看護大学とは異なり、一般教養に関する授業がなく、専門分野のみを学べるのが特徴です。
看護師学校養成所に通う場合、設備の充実度や費用面が学校ごとに異なる点に注意する必要があります。私立大学と遜色ない設備を揃えている養成所がある一方、設備が古いままの学校も少なくありません。看護師学校養成所を選ぶ場合は、複数の学校を比較することが大切です。


看護短期大学を卒業する

准看護師が看護師国家試験の受験資格を得るには、看護短期大学を卒業する方法もあります。一般的な看護短期大学は3年制ですが、准看護師の資格を保有している場合は2年で受験資格を獲得できます。
看護短期大学は、看護師として活躍するために必要な専門知識だけでなく、社会に出るために求められる一般教養も学べるのが特徴です。看護師として現場に出るまでの時間よりも、広い視野を身につけたい方におすすめの進路です。
ただし、近年は看護系の4年制大学が増加し、看護短期大学は減少傾向にあります。通いやすい場所に学校がない可能性もあるため、ほかの学校も選択肢から排除しないほうが良いでしょう。


看護大学を卒業する

もう一度しっかり看護について学びたい場合は、看護大学に入り直し、卒業する方法もあります。入学から卒業まで最短で4年かかるため、看護師資格取得までもっとも時間がかかる方法です。看護師学校養成所や短期大学と比較すると現場に出るのは遅れるものの、看護についてより理解を深めたり、別の学問に触れたりする機会になります。
また、看護大学卒業後は、看護師国家試験にチャレンジするだけでなく、大学院に進学する選択肢もあります。大学院では「専門看護師」の資格を取得でき、別のキャリアパスを描くきっかけにもなるのがメリットです。専門看護師とは、特定の分野について高い看護技術と知識を有する看護師のことで、日本看護協会が認定する資格です。





准看護師が通う看護師学校養成所の種類

准看護師が通う看護師学校養成所には、主に3つの種類があります。こちらでは、それぞれの特徴や違いをご紹介します。


全日制

もっとも一般的なのが、平日の昼間に授業を行う「全日制」課程の学校です。中学や高校で経験している方も多く、馴染み深い形態といえるでしょう。
全日制課程の養成所は、准看護師資格を有していればすぐに受験可能。准看護師が看護師資格を取得する際の最短ルートです。ただし、最終学歴が中学校卒業の場合は、実務経験が3年以上必要です。


定時制

「定時制」課程では、幅広い方に学習機会を与えるために、通常とは異なる時間帯に授業を行います。看護師学校養成所の場合は、昼間定時制と夜間定時制に分かれており、自分の生活スタイルや仕事の都合に合わせて選ぶことが可能。卒業まで3年かかるため、現場に出るのは遅れますが、働きながらでも資格取得を目指せるのがポイントです。ただし、実習が本格化する3年次になると、仕事との両立が難しくなるケースもあります。定時制課程の養成所は、全日制と同様の条件で受験可能です。


通信制

「通信制」課程は、通信教材による学習をメインとした学校です。2年間で看護師国家試験の受験資格を取得できます。毎日学校に通う必要がないため、働きながら資格取得を目指す方や、事情があり学校に通うのが難しい方に人気があります。
ただし、看護師学校養成所の場合、すべての授業を通信教材で受けられるわけではありません。病院やクリニックでの実習、面接授業、紙上事例演習などを行う際は、実際に足を運ぶ必要があります。
また、看護師学校養成所の通信制課程を受験する場合は、准看護師資格のほかに実務経験が7年以上必要です。資格取得後、実務経験を積んでいない場合は受験できないため注意しましょう。




まとめ

准看護師のキャリアアップの方法は複数あります。看護師資格の取得は、その中でも多くの方が選択する方法です。
ただし、実務経験だけでは看護師国家試験を受験できないため、今回紹介した学校に通い、受験資格を取得しましょう。

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