2018年論文式試験結果概要
平成30年(2018年)弁理士試験の論文式筆記試験の試験結果が発表されました。今年の論文式試験合格者数は261人で、昨年(229人)より合格者数が増加しました。ただし、合格率に換算しますと微減となります。今年の必須科目の合格点は基準点どおり54点です。論文式試験に合格された方が受験できる口述試験は、10月20日(土)~10月22日(月)に実施されます。
・受験者数(必須科目) 1,070人(昨年917人)
・合格者数 261人(昨年229人)
・必須科目の合格点 54点
論文式試験合格基準
合格基準
【必須科目】の合格基準を満たし、かつ【選択科目】の合格基準を満たすこと。
科目合格基準
【必須科目】
標準偏差による調整後の各科目の得点の平均(配点比率を勘案して計算)が、54点を基準として口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、47点未満の得点の科目が一つもないこと。
【選択科目】
科目の得点(素点)が満点の60%以上であること。
採点格差の調整
必須科目における採点格差の調整は、標準偏差により行う
弁理士試験志願者数・受験者数・合格者数・合格率の推移
実施年 | 平成20年 | 平成21年 | 平成22年 | 平成23年 | 平成24年 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 |
受験者数 | 9679 | 7354 | 6582 | 6377 | 5255 | 4734 | 4674 | 4278 | 3586 | 3213 | 3078 |
短答式合格者数 | 2865 | 1420 | 899 | 1934 | 1374 | 434 | 550 | 604 | 557 | 287 | 620 |
短答式合格率 | 29.6 | 19.3 | 13.7 | 30.3 | 26.1 | 9.2 | 11.8 | 14.1 | 15.5 | 8.9 | 20.1 |
論文式(必須科目) 受験者数 |
2,791 | 3,336 | 3,093 | 2,988 | 2,851 | 1,979 | 1,263 | 960 | 1,102 | 917 | 1,070 |
論文式試験合格者数 | 601 | 944 | 822 | 715 | 837 | 490 | 358 | 248 | 288 | 229 | 261 |
最終合格者数 | 574 | 813 | 756 | 721 | 773 | 715 | 385 | 319 | 296 | 255 | |
合格率 | 5.9 | 8.5 | 8.3 | 9.1 | 10.7 | 10.5 | 6.9 | 6.6 | 7.0 | 6.5 |
※免除者などが含まれるため