社内で中小企業診断士として働く

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企業内診断士としてできる活動とは? 記事画像

クエスチョン 中小企業診断士取得後、会社に勤める診断士(企業内診断士)はどのような活動が出来ますか?
アンサー 中小企業診断士を取得した後、どのように活動するかは、人によって実に様々です。ここでは会社に勤めながら、会社の外でもアクティブに活動されている方々の様子を見てみましょう。

会社の外の人に会いに行く

試験に合格した後は、様々なお誘いがやってきます。例えば中小企業診断協会への入会案内だったり、研究会・勉強会へのお誘いだったりなどです。会社に勤める多くの方が、このような活動に参加する前は、仕事とプライベートの人間関係しかなかったといいます。

資格を取ったものの、あまり活動ができていない企業内診断士の方は、決して少なくありません。その一方で、ほんの少しの勇気を出して一歩踏み出した方には、新しい世界との出会いがあります。

今まで会ったこともない職業・職種の方に出会ったり、あるいは独立している方、ベテランの診断士の方と出会ったりするでしょう。そのような方々と、研究会に参加して様々なテーマでディスカッションや発表をしたり、実際の企業支援などを一緒に行ったりすることで、会社では得られない経験を得ている人もいらっしゃいます。せっかく苦労して中小企業診断士を取得したのであれば、このような外の世界に出て行く権利をうまく活用したいですね。

本業との相乗効果

このように会社では得られない貴重な経験を外で積んだ人の多くが、会社での本業にも効果が現れたといいます。今までは、自分が所属する会社という枠組みの中、あるいは営業というような自分の職種の範囲でしか考え、活動できなかった。そんな人が、全く異なる業種・職種、様々な経験をお持ちの方々と交流をし、普段の仕事とは異なるアウトプットを求められるのですから、鍛えられないわけがありません。

その結果、本業にも良い効果が現れてくるのですが、それによって昇進・昇格したり、経営層との距離が近くなったり、新しいポジションに移られる方も少なくありません。

普段は会社で働きながら、仕事後や土日に新しい活動を始めることは容易ではありません。それでも中小企業診断士試験という厳しいハードルを乗り越えたからこそ、新しい世界に飛び込んではいかがでしょうか。きっと、チャレンジしただけのものが得られるはずです。

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市岡講師宣材写真
監修 市岡 久典

中小企業診断士
ITコンサルタントとして働きながら、中小企業診断士試験に合格。 その後、ベンチャー企業の経営企画部門の責任者を経て独立。現在は独立診断士として、中小企業診断士講座講師、創業支援、事業計画策定、資金調達、 経営管理、事業再生など、幅広い分野で中小企業のコンサルティングを行う。

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