司法試験・予備試験のQ&A
とある過去問について質問があります。 基礎コース[2024…
スタディング受講者
質問日:2024年12月19日
とある過去問について質問があります。
基礎コース[2024年試験対応]
セレクト過去問集-商法7
問題 4 会社関係訴訟【平成21年 司法第49問】
5.取締役の全員について,任期が満了して株主総会で再任されなかった場合,当該株主総会の取締役の選任に関する決議に取消しの事由があっても,その再任されなかった者は,当該決議の取消しの訴えを提起することはできない。
上の選択肢は、誤りで、論点は、再任されなかった取締役は、全役員が再任されなかった場合、新たに選任された取締役が就任するまで、権利義務を有することになることや、取締役が株主総会の決議取消の提訴権者である、というような解説があります。
上述の解説は理解できるのですが、最判H28.3.4の判例が、問題4-5において及ばない理由がよくわかりません。
最判H28.3.4は、議案を否決する株主総会等の決議の取消しを請求する訴えは不適法となる、というようなことを述べていますが、問題4-5においても、再任決議が否決されているため、株主総会決議の取消請求は不適法となるのではないでしょうか。
再任決議が否決された場合は、解任決議が可決した場合等と同様に、新たな法律関係が生じたと解するということでしょうか。
新たな法律関係が生じているのが当然のような気もするのですが、良ければご解説を頂けますと幸いです。
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