令和2年度(2020年度)弁理士試験の論文式筆記試験の試験結果
新型コロナウイルス感染症拡大対応として、令和2年度の論文式試験は例年より4ヵ月ほど実施が延期されました。例年ならば9月に発表される論文式試験の結果発表も1月に延期されました。
今年度は、新型コロナウイルスの影響により、短答式試験の受験者数が令和元年度試験より636人減少し合格者数も同年より120人減少しました。
そのため、短答式筆記試験に合格して論文式試験(必須科目)を受験された方も令和元年度試験よりも31人減少しましたが、論文式試験の合格者数は令和元年度から14人減少に止まり265人となりました。
必須科目の合格点は基準点どおり54点です。
論文式試験に合格された方が受験できる口述試験は、2月20日(土)~2月22日(月)に実施されます。
論文式試験結果
令和2年度 | 令和元年度 | 増減 | |
論文式(必須科目)受験者数 | 1,039人 | 1,070人 | -31人 |
論文式合格者数 | 265人 | 279人 | -14人 |
合格点 | 54点 | 54点 | 0点 |
論文式試験合格基準
合格基準
【必須科目】の合格基準を満たし、かつ【選択科目】の合格基準を満たすこと。
科目合格基準
【必須科目】 標準偏差による調整後の各科目の得点の平均(配点比率を勘案して計算)が、54点を基準として口述試験を適正に行う視点から工業所有権審議会が相当と認めた得点以上であること。ただし、47点未満の得点の科目が一つもないこと。
【選択科目】
科目の得点(素点)が満点の60%以上であること。
採点格差の調整 必須科目における採点格差の調整は、標準偏差により行う
弁理士試験~過去の論文式試験 結果一覧
受験者数(必須科目) | 論文式合格者数 | 最終合格率 | |
平成21年 | 3,336 | 944 | 8.5 |
平成22年 | 3,093 | 822 | 8.3 |
平成23年 | 2,988 | 715 | 9.1 |
平成24年 | 2,851 | 837 | 10.7 |
平成25年 | 1,979 | 490 | 10.5 |
平成26年 | 1,263 | 358 | 6.9 |
平成27年 | 960 | 248 | 6.6 |
平成28年 | 1,102 | 288 | 7.0 |
平成29年 | 917 | 229 | 6.5 |
平成30年 | 1,070 | 261 | 7.2 |
令和元年 | 1,070 | 279 | 8.1 |
令和2年 | 1,039 | 265 | 9.7 |
★短期合格者の学習法をスマホで!「スタディング 弁理士講座」一覧はこちら
★無料WEBセミナー「令和2年度弁理士論文式試験(必須科目)の講評と明日からの学習」はこちら
詳細は、特許庁のホームページをご覧ください。