税理士のQ&A

直前対策講座4 簿記論 答案練習 第1回 第二問 問3 設問…

スタディング受講者
質問日:2024年7月22日
直前対策講座4
簿記論 答案練習 第1回
第二問 問3 設問2

お世話になります。

未実現利益控除法の場合の売上原価の算定について、
以下のように回答をいただき、追加の質問となります。

【回答】
 未実現利益控除法は、当期に割賦販売した商品の原価を‘全額’、当期の売上原価として計上したうえで、未実現利益(未回収の割賦金に含まれる利益)を繰り延べる方法なので、期首割賦商品や期末割賦商品を計上するという処理は行われません(販売した商品の原価を‘全額’、当期の売上原価に計上するということは、その商品が当期末の商品となったり、翌期首の商品となることはないということです。)。

>「仕入/商品、商品/仕入」の処理
 上記より、未実現利益控除法の場合には割賦商品の計上は行われないため、そのような決算整理仕訳(※)は不要となります。
 ※(借) 仕入 ×× (貸) 割賦商品 ××
  (借) 割賦商品 ×× (貸) 仕入 ××

 ご指摘のように、対照勘定法の場合には、上記の決算整理仕訳が必要です。
 対照勘定法(回収基準)は、回収した割賦金の額を売上とし、回収した割賦金に対する原価のみを売上原価とする方法なので、未回収の割賦金に対する原価を期首割賦商品や期末割賦商品として計上するという処理が必要になります。

【質問】
「当期に割賦販売した商品の原価を‘全額’、当期の売上原価として計上したうえで、未実現利益(未回収の割賦金に含まれる利益)を繰り延べる方法」とございますが、具体的にどの段階(どの仕訳)で売上原価が計上されているのでしょうか?

例えば、

①仕入/買掛金
②割賦売掛金/割賦売上
③当座預金/割賦売掛金
④繰延割賦売上利益控除/繰延割賦売上利益
⑤繰延割賦売上利益/繰延割賦売上利益戻入

上記のケースでは、③で全額売上として計上され、
これに対応する売上原価は①の仕入で計上されている
という認識で合っていますでしょうか?

よろしくお願いいたします。
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回答

スタディング 講師
公式
回答日:2024年7月23日
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