税理士のQ&A
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【トレーニング_第202講_税効果会計ー8_(その他有価証券の税効果)（財表）_2023】の問題3について質問があります。
「3 退職給付引当金に関する事項の解説」にて、
前期末の繰延税金資産の消去
(借)法人税等調整額 2,400,000 (貸)繰延税金資産 2,400,000
とありますが、退職給付引当金に係る差異は、一時金の支給分しか解消しないのではないでしょうか。
したがって、当期の退職給付引当金に係る法人税等調整額は△384,000ではないでしょうか。
すなわち、
①前期末の繰延税金資産の消去
(借)法人税等調整額 60,000 (貸)繰延税金資産 60,000
前期末の繰延税金資産差異解消分: 200,000(当期退職一時金支給分)×30%(法定実効税率)=60,000(*1)
②当期末の繰延税金資産の計上
(借)繰延税金資産 444,000 (貸)法人税等調整額 444,000
当期末の繰延税金資産: 1,480,000(当期の退職給付引当金増加分)×30%=444,000(*2)
後T/B退職給付引当金に係る繰延税金資産: 2,400,000(前T/B)+444,000(*2)=2,844,000
後T/B退職給付引当金に係る法人税等調整額: 60,000(*1)-444,000(*2)=△384,000
ということにならないでしょうか。
以上よろしくお願いいたします。
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