早苗先生は「語呂合わせ」を多用せずに、「条文を理解し」「理解から記憶に繋げる」、正攻法的な教え方をしてくださることも私とっては非常に大きいポイントでした。
私が社会保険労務士という資格の存在を知ったのは20年前でした。当時、転職して配属されたのが「人事課」で、給与計算業務を担当することとなり、その時の上司に「目指してみたら」と勧められ、また顧問の社労士の先生ととても仲良くさせて頂けたことで「いつか私も資格取得したい」と心に決めたことがきっかけでした。
そこから専門学校に通い始めたものの、仕事で残業続きとなったり、プライベートの予定を優先する内にサボり始めてしまい、そのまま諦めてしまいました。
しかし、紆余曲折を経て今の職場でまた人事課へ配属され、社会保険手続きや日々起こる労務に関する相談、定年退職を控えた職員からの年金に関する質問などに対応する内に「あのときなんで挫折してしまったのか」「やっぱり社労士の資格は私にとって絶対に必要だ」と確信し、三年前に再挑戦を決意しました。
今回の決意は揺るぎないものではありましたが、20年前と比べて「育児」「家事」「仕事」という両立していかなければならないタスクが上積みされた状況で、「勉強方法」や「誰に教わるか」を見極めなければ厳しいと感じていました。
その中で出会えたのがスタディングであり、早苗先生でした。価格の魅力に加え、お試しの無料講座が分かりやすすぎて、「これなら続けられる」と即断即決で申し込みました。
勉強方法は1年目は夜型で、1日の家事等が終わった後から講義を視聴し、テキストを読み問題を解く、というルーティンでしたが、睡眠不足で、結局理解も深まらず、とにかく全教科こなすことだけに必死になってしまいました。直前期も一般常識や判例の学習に費やす時間が取れず、完全に作戦負けという結果でした。
しかしながら、早苗先生の分かりやすい講義としっかり作り込まれたテキスト、問題のお蔭で「次は合格基準点に達するかも」と期待の持てる点数だったため、2年目への突入はスムーズでした。
2年目は完全に「朝昼型」に切り替え、朝5時に起きて頭のスッキリした状態で勉強に取り組むようにしました。職場の昼休みは限られた時間でノルマとして設定した問題数を解く、という方法で問題演習を中心に取り組みました。夜は歯磨きをする時間に講義を聴くだけにしました。
また、2年目は早い段階から毎日一つずつ最高裁判例を学習し、年金の問題演習も必ず毎日取り組むようにしました。
その結果、総合点は選択、択一ともに越えることができたものの、選択式雇用保険で試験終了5分前に解答を変える、というご法度をやらかしてしまい、まさかの基準点割れで不合格となりました。
この時は自分のバカさ加減にかなり落ち込み、涙が止まらず、「もしかしたら解答を書き直したことは自分の勘違いかもしれない」なんてくだらないことをずっと考えてばかりでした。
そんなときに「あえて2日後に行うライブ」で早苗先生の温かくて優しすぎてお人柄の溢れるお言葉で号泣し、3年目に向けて一歩を踏み出す勇気を頂くことができました。
正直、ライブを観る前までは他校のパンフレットも目の前に置いて「ライブを観てから次の一年を考えよう」なんて思っていました。
けれど、早苗先生が本当に心から悔しい思いをされていらっしゃる表情を目の当たりにして、「ここまで受験生に寄り添って下さる先生が他にいるか」と思い、「絶対に早苗先生のために次でキメる!!」と涙を振り切ることができました。
三年目は過去問を中心に最初から取り組み、択一式で安定的に50点台をキープできるようになったので、一般常識、判例、選択式対策に力を入れました。市販の問題集も購入して「圧倒的に数をこなす」ことと「基礎知識を徹底的に叩き込む」ことに集中しました。
その結果、苦手だった択一式の一般常識では9点を確保することができ、また選択式では「迷った時こそ最初の自分の解答を信じる」を厳守し、根拠もないのに解答を変えることをしなかった結果、全科目基準点クリアを達成することができました。
早苗先生は「語呂合わせ」を多用せずに、「条文を理解し」「理解から記憶に繋げる」、正攻法的な教え方をしてくださることも私とっては非常に大きいポイントでした。
だからこそ、たまに繰り出してくださる語呂合わせがより印象的に頭に入り、また記憶のフックとなるようなエピソードも、とても楽しく拝聴させて頂き勉強する楽しさをいつも感じさせて頂きました。
AI復習問題は寝起きの頭をスッキリさせるのにとても役立ちましたし、ほんの少しのスキマ時間にとても有効に取り組むことができました。
早苗先生を、はじめとしてスタディング社労士講座のスタッフの皆様に心から感謝申し上げます。3年間、みっちりお世話になりましたこと本当にありがとうございます。
これから事務指定講習を受け、社労士として登録したら「特定社労士」を目指して頑張ります!!