・弁理士を目指したきっかけ
社内で知財を扱う担当となり、やるなら社内で一番になりたいと思ったのがきっかけです。
・受験歴
一回目:2015年
Lの講座で勉強。
短答合格42点くらい。
しかし論文試験の高い壁を認識。
さっぱり諦め、短答免除期間も勉強せず、論文受験せず。
二回目:2021年
一念発起。
Lの2015年の古い教材で勉強再開。
短答合格39点。
しかし論文不合格。またも高い壁を認識。
何とかしたい。
三回目:2022年(短答免除)
ここで、スタディングの論文講座を受講。条文知識のアップデートのため、短答講座も受講して勉強。
しかし、論文試験当日、高熱体調不良のため、力発揮できず。試験翌日、気管支炎で入院。
結果は商標法のみ基準点未満で不合格。
四回目:2023年(短答免除)
スタディング継続受講。
論文試験合格(特実118意63商57)
しかし口述試験の高い合格率を見て油断。
口述試験落ち→短答免除切れ。
かなりショック
五回目:2024年(論文免除)
スタディング短答講座のみ受講。
短答合格45点
口述対策はやり切ったと思えるくらい、やった。
遂に口述合格。
・スタディングを選んだ理由
十分そうな内容なのに、価格が他社よりも安かったから。
・スタディングの良かった点
伊藤先生の聞き取りやすい声、条文の理解を意識した講義、テキストの中のイラスト、図表。
電車、車、リビング、仕事の休憩中、などスマホでいつでも勉強できる。何度も繰り返しできる。
ノート機能を使って、覚えたい趣旨などを自分の好きなようにまとめられる。重要なキーワード、フレーズを効率的に暗記できるよう目隠しできる。
・学習方法について
時間:
子育てと仕事のため、毎日の勉強時間は子供が寝ている早朝の2時間と、通勤、休憩などの隙間時間を集めた1時間です。
短答:
3回以上短答コースを回しました。
過去問は答えを覚えるというよりは、条文の「何」が問われているのかを意識して解くようにしていました。(この問題は、「あの要件」を聞いている問題だな、「あの効果」のことを聞いている問題だな、とか。)
条文集は、読み込みのほか、過去問で問われた要件や効果に係る部分に、線を引いたり、問われた年を記入していました。要件・効果の意識付けを行い、条文の理解をするように務めました。
論文:
当初はどうやって書いていいか分からず、一年目は無残な結果でした。何とか現状を打破したく、スタディングを受講しました。
伊藤先生の教えのとおり、規範定立→当てはめ→結論
の型を体に染み込ませました。
おかげで、ほとんどの問題は、規範定立→当てはめ→結論がそのまま答案構成になるので、問題を読んで、問われている条文や判例が分かればなんとかなるという安心感ができ、答案構成に悩まないですむようになりました。
昔は、時短のために、文を短く書こうとしていました。しかし、どうやって短く書こうか、答案構成で悩んでしまって、逆に時間がかかってしまっていたように思います。
とにかく、
規範となる条文や判例を上げる、
問題文にある事例を当てはめる、
結論を書く、と繰り返しました。
すると、
特許法実用新案法の大問一問60分で書き上げるとして、答案構成は15〜20分くらいで、できるようになります。
描くスピードは、日頃から時計を意識して書くと、訓練により、速くなっていきます。残りの40分で十分書き上げることができるようになりました。
口述:
去年一回落ちました。対策不足でした。
過去問は勉強したつもりでしたが口に出す訓練をしていなかったことと、条文を遠慮なく見てよいことを知らなかったので、沈黙や、言い直しための無駄な時間が発生したのが原因と思います。
今年は、過去問の勉強のときは、答えを口に出すことに力をいれました。練習しないと、なかなか口から答えが出ないことが分かったからです。また、弁理士会が開いてくれる口述練習会にも参加しました。
・これから弁理士を目指す方へのメッセージ
私は挫折したり、何年も時間がかかってしまったので決して優秀な受験生ではありませんでした。しかし、これまで続けてきた勉強は無駄ではありません。辞めたら全てが終わりですが、辞めなければ報われます。頑張ってください。
さくらさん
弁理士
2024年合格
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