財務諸表論合格
授業のわかりやすさもさることながら、毎回楽しんで講義をきくことができた先生は初めてです。
今回、2023年度の税理士試験にて財務諸表論に合格することができました。
本番当日そこまで手応えもなく、計算問題は答案用紙に解答を三分の一以上写しきれないまま試験が終わってしまい、正直合格できたことに驚きしかありません。
今になって考えてみれば、勝因は理論だったのかもしれません。というのも、昨年までの受験では理論を大の苦手としていたからです。
昨年度までの理論学習では、演習問題などをあとから理解がついてくると信じ、ひたすら書いて覚えるを繰り返していました。(特に意味がわかっていなくても呪文を覚えるように、、です。)
もちろん、人によるかとは思いますが、私にはそれが苦痛で理解も進まず、まるで字の練習をしているかのようでした。
今年度受験するにあたり、同じことを繰り返していてもいけないと思い、昨年まではやってこなかったAI問題復習を1日100題に設定し、来る日も来る日もひたすらこなしました。(2022年2月〜7月ごろまでです)
そうすると、最初はやはりつまづいてしまい時間がかかったり正答できなかったものも、何十回何百回とこなしていくうちにからだに染みつき、選択肢がある問題は選択肢を見ずとも解答できるようになり、さらに問題文まで頭に入り単語穴埋めから文へと暗記できるようにまでなりました。
結果、ひたすら書いても暗記できずにいた理論問題が、AI問題復習の繰り返しにより理解度が上がり面白いように書けるようになりました。
実際はほとんど書いての暗記はせず、書いたのは実力テストやテーマ別演習を解く時くらいです。音声で聴くのもやっていませんし、理論暗記ツールの条文暗記もほとんど手をつけていません。
そして本番の理論問題を解く際に気をつけたことは、講義で中村先生がおっしゃっていた『知らない問題は勇気を持ってとばす』です。
みんなができる問題を必ずとる、の教えを胸に講座でやっていない論点は自信をもってとばすことができました。
今回の私のように、計算問題で失敗をおかしても、理論のおかげで挽回できたのかなと思います。
人それぞれ勉強の仕方は様々だとは思いますが、ひとつの参考にしていただけたらと思います。
最後になりますが、中村先生には大変お世話になりました。
授業のわかりやすさもさることながら、毎回楽しんで講義をきくことができた先生は初めてです。試験に向けての心構えなど、ためになるお話をいくつもしていただいていたことがとても印象的で、実際に本番でも活かすことができました。
また本年度も簿記論でお世話にはなりますが、本当にありがとうございました。
