簿記論合格
中村先生の講義動画は非常に分かりやすかったので、本だけでは理解できなかった各項目の考え方や仕組みがどんどんと理解できるようになりました。
税理士試験の勉強をするにあたり、当初は日商簿記を受験した時にお世話になった出版社のテキストで勉強していましたが、内容が高度になりテキストだけでは理解できない内容も増えてきたので、映像講義で学習できるSTUDYingを活用することにしました。
中村先生の講義動画は非常に分かりやすかったので、本だけでは理解できなかった各項目の考え方や仕組みがどんどんと理解できるようになりました。しかし、簿記論の全項目の学習を終えた5月の下旬頃に初めて受けた本番形式の模擬試験では20点ほどしか取れませんでした。このときに、講義を聞いて仕組みを理解しただけで合格できるほど税理士試験は甘くないことを痛感しました。点数が取れなかった原因としては、内容の大枠は覚えていても計算過程の一部を思い出せなかったことや、計算ミスが多かったことに加え、時間も全然足りていませんでした。問題演習の経験が不足していると実感したため、この時期以降は本番形式の問題を解き、知識があいまいな項目は講義を見返すことを繰り返しました。結果として、演習を重ねるごとに少しずつ点数が上昇していき、税理士試験直前期には、本番で勝負できるくらいの点数を取ることができました。
そのような中で迎えた税理士試験本番は、困惑の連続でした。第一問では見たことのない仕訳帳の問題が、第三問では横領や様々な金融商品をはじめとする処理の仕方が分からない項目が多く含まれており、かなり焦りました。しかし、仕訳帳の問題は初めから記載されていた仕訳の中にヒントがあることに気づき、絶対的な確信はないながらも解答することができました。また、試験の中には解けなくても合格に影響を及ぼさない問題が含まれていることは何度も聞いていたので、特に第三問はできる項目から解いていきました。
振り返ってみると第三問を解いている約60分はずっと焦っており、何度も心が折れそうになり、手が震えていた記憶があります。そのような中でもなんとか踏みとどまって最後まで諦めずに取り組んだことで合格することができたと感じています。