中小企業診断士のQ&A
事例2の問2の解答プロセスですが 模範解答に至るロジックに…
事例2の問2の解答プロセスですが
模範解答に至るロジックについて
テキストでは「本イベントの協力的な参加」という回答を導くうえで
①組合運営に非協力的な店主だから売り上げが伸びない、だからもっと協力しろ
②サービス業ではこだわりの商品が作れないにもかかわらず売上を伸ばしている
だからサービス業から学べ
というロジックだと思われますが
①の「非協力的な店主に問題がある」というのは根拠が良く分かりません。
与件では若い理事だけでなく、商店街の店主も組合に協力的になりつつある
とまでしか記述がありません。
そもそも理事になった若手店主の業種は書かれていません。
(理事だから売り上げ拡大できる、理事には非食品小売業はいない
と断定する根拠もありません)
②サービス業だからこだわりの商品を作れないという断定は、与件を読む限り
根拠が見えません。
サービス業と言っても色々ありますので一概にはくくれませんが
「物産市当日限定の特別サービスプラン」
といったように
限定+こだわりの商品化は出来ると思います。
以上①②について解説を読むと
「非食品小売店からの苦情は、協力的でないから」
「サービス業は付加価値の高い商品は作れないから」
というのは「与件を読んでなるほど」と思えません。
むしろ
代表理事の職種は寝具店であり、問題で問われている「非食品小売業」です。
しかも、「スーパーの出店により一時経営が苦しくなったが、購入者向けアフターサービスに注力した結果、経営が安定」と
本文全体から見ると、「わざわざ付け足している感が強く、なぜ職種だけでなく
売り上げ回復についてまで書いているのか」
と考えると
この問題の意図である
「非食品小売業も当日の売上効果を実感できるようにする施策」と考えると
同じ「非食品小売業」である「寝具店」を営む代表理事の話の方が
与件から忠実のように感じます。
そしてこの部分はどの問題でも使われていません。
同じ非食品小売業を営み、一時期はスーパーにやられたけど
アフターサービスを充実させれば、スーパーと差別化できて
売り上げ回復が見込める
これが「ヒント」だと考えると
家具店を選択した場合
他のキーワードである
「こだわりの商品」
「当日限定商品」
も組み込めますし
「アフターサービスの充実」をヒントにして
「修理の実演」も加え
一般論ではなく組み込めるように感じます。
よって
食器以外を選択した場合
「無形サービスの充実」という視点なら
当日限定「体力測定プログラム」
「家具店なら大手スーパーではできない長期安心アフターサービスをこの物産市で人が集まるからこそ、積極的にアピールしよう
さらに、家具も安物ではなく、こだわりの商品を扱っている
という視点だと、与件文を外さずまとめられるように思えるので
以下のようにまとめてみました。
家具店
「物産市当日に乳幼児向け家具やこだわりの家具を店頭陳列し①家具の修理方法の実演や収納術を店頭で実演する②大手スーパーとの差別化を意識して家具購入者には長期間のきめ細やかなアフターサービスの充実をPRする」
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