中小企業診断士 合格者の声

一次試験は基本的に時間をしっかりかけて努力をすれば、それがそのまま結果につながるように思います

一次試験は最初に動画で学習し、その後は、ひたすら問題で慣れるようにしました。特に知識系の情報、経営・政策、運営は場数で慣らしました。ただし、経済のように年度によって問われ方の傾向が大きく異なるものについては基礎の動画とテキストを重視して対応しました。一次試験は基本的に時間をしっかりかけて努力をすれば、それがそのまま結果につながるように思います。私の場合は一科目150時間程度かければ十分だと思います。

二次試験は記述式であり、本文・問題から作問者の意図をいかにつかむかがキーになります。
そのためにはまず複数年の過去問題で繰り返し何を問われているのかを把握し、各事例の癖をつかむ必要があります。例えば、事例Ⅰは問題の抽象度が高い、事例Ⅱは出題者の著書を読んで経験価値マーケティングに軸を置いている、事例Ⅲは過去を振り返るとほぼ問題と解決手法がパターン化されている、事例四は経営指標の分析問題が前年度出ており、難しい年はこの指標だけで合否が決まる。簡単な年は基礎をケアレスミス無く解けるかで決まるなど。
次に問題に書かれている制約条件を正確に把握することが求められます。~以外にと書かれていても、本文を読んでまとめているうちにうっかり~を含めて回答してしまったり問われていることを途中で見失わないことが大切です。また、回答の記述にあたっては奇抜な回答をせず、本文と問題の条件から論理的に妥当である内容にとどめて書くことも大切です。
一次試験は一問一答で隙間時間を利用できますが、二次試験は80分みっちり行い、その後の採点と間違い分析をまとまった時間を確保して行わないと学習効果が得られません。難関試験と言われるものほど、問題の全体を把握し、どこから優先的に行うか、時間を何分配分するかの総合的なマネジメント力で合否が決まってくるからです。

一次試験は合否がすぐわかりますが、二次試験は過去問等で抜群の回答ができたと思っても、解答の論点がずれていることがあったりと、記述の本試験が終わった後もできたような出来なかったような気持ちが落ち着きませんでした。あきらめていたのですが、口述試験通知で通過を知った後は口述対策に追われました。模擬面接に行き、気持ちを落ち着け、合格通知をもらった際はとてもうれしかったです。

私は合格は出発点であり、実務補習を受け登録された後は、起業準備に取り掛かるなどやらなければならないことが山ほどあります。でも、自分で決めた道。精一杯今後も目標に向かって努力し続けられる人でありたいと思います。
あなたも通勤講座で自分の人生を切り開いてください。

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MOさん

中小企業診断士

2018年合格

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