ほんの少しでも良いので毎日する
初めて1次試験を受験したのが2013年、2次試験の初受験は2014年でした。今年、1次試験6回目、2次試験5回目でようやく合格することができました。
スタディング(通勤講座)での受講は3年目(2015年)から数えて4年間お世話になりました。ここまで長くかかるとは当初は想像していませんでしたが、少しずつでも長く続けられる通勤講座の特性と自分のスタイルがマッチしていたのではないかと実感しています。ここまで長くかかった私の経験は参考にならないかもしれませんが、これまでうまくいかなかった人や迷いがある人への少しでも参考にと思い、私の過去受験での経験について述べたいと思います。
初めて受験した2014年2次試験では全く歯が立たず、1次試験の知識不足と応用不足な点が致命的であることに気づき、一からやり直しを決意しました。
3年目(2015年)は1次対策として「通勤講座」、2次対策として2次専門の予備校に通いました。この年、かなり自信があったものの、事例1-3で少しずつ点数足らず、まだまだ力不足であることを実感しました。
4年目は通勤講座以外に2次試験の解説参考書を3社分ぐらい用意し、繰り返し過去問を解きましたが、今思えば各社の解答スタイルが少しずつ異なるため、自分の中で迷いが生じて自分スタイルを確立出来なかったことがこの年の敗因だと考えています。
5年目は2次対策の事例123は通勤講座に絞り、2次講座のロジックを繰り返し音声で聞きながら自分のロジックを組み立てる練習を毎日行いました。この年は事例1,2,3でほぼ合格ラインだったのに、得意なはずの事例4で大失敗して涙をのみました。
6年目(2018年)は事例123は前年同様、通勤講座中心に音声でのロジック確認と、事例4は2度と失敗しないよう参考書での計算問題を繰り返し行いました。この年は1日の勉強時間はわずか(音声だけなら30-60分、事例4もするときは+1時間)ながら、ほぼ毎日2次試験の事例に触れていたこともあり、本番では全てに自信を持って解答出来たと実感がありました。(それでも落ちたときの準備のため、2次試験終了の翌日には通勤講座の音声を聞いていましたが。)
通勤講座にお世話になったのは4年間と長かったですが、ほんの少しでも良いので毎日する、ということをコツコツと積み上げてきたのが結果的に今年の合格につなげることができたと思います。
また私の場合は試験本番で焦りが入ってしまうと良いロジック組み立てができなくなるということが分かっていたので、試験本番でなるべく気楽に構えるようにしていました。今年はダメでも来年またやればいいや、でも去年よりは良いところを増やしておこう、程度にしていたのが良かったと思っています。もちろん、「今年絶対合格しなければ」的な危機感を持った方がチカラを発揮できる人も居ますので、どれが良いかは個人によって変わるかと思いますが。
今後受験される方には、まず自分スタイルを身につけて、繰り返し練習することが一番重要なのではと、アドバイスいたします。