社会保険労務士のQ&A

2024年8月試験に向けての質問となります。 今から勉強を開…

スタディング受講者
質問日:2024年2月12日
2024年8月試験に向けての質問となります。
今から勉強を開始するにあたり、本試験まで残り約半年ですが、どのような勉強方法が最適でしょうか。
勉強時間の量も質も、多くて良いに越したことはないと思いますが、あまり多くの勉強時間が取れそうにもありません。
限られた時間の中で、日々の隙間時間は最大限有効活用しようと考えております。
前置きが長くなってしまいましたが、そこで質問内容としましては合格者が行っている必ず欠かすことのできない勉強方法を知りたいです。
具体的には、勉強方法は人それぞれ得意とする(好きな)やり方があると思いますが、ここまでのことをしないと合格は厳しいという最低限の勉強分量でいうところのラインを知りたいです。例えば、社労士試験全科目の過去問10年分を最低5周以上回して理解を深めるや、周回するよりも10年分の過去問は全科目9割以上正解できるようにする等、効果的な勉強方法を教えていただきたいです。
そして初学者が今から勉強して、8月試験に合格するには1日どれくらいの勉強時間を平均して学習する必要があるか、またスタディングを通して最低限の学習分量を教えていただきたいです。質問の中に抽象的な内容もはらんでいますが、あくまでも試験合格者はこのぐらいのことまでをやっていたといった目安が知りたいです。
それと、社会保険労務士試験は科目数が多いですが、どのような順番で学習を始めればよろしいでしょうか。一科目ずつ順番に進めていくのか、労働科目と年金科目を日ごとに交互に進めていくのか、どのようなやり方が効果的かご教授願いたいです。
よろしくお願いいたします。
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回答

黒木 慎也 講師
公式
回答日:2024年2月14日
こんにちは。
ご質問について回答させていただきます。

今回の内容については以下、順に解説いたします。
ちなみに、私も本講座の卒業生ですので、その経験も踏まえてお話しさせていただきます。


Q.合格者が行っている必ず欠かすことのできない勉強方法を知りたいです。
A.経験上、早苗先生がおっしゃっていることでもありますが、合格するために最も重要なことは「苦手を作らない」ことです。

社労士試験は、科目1つでも基準点割れだと不合格となる厳しい試験です。
よって、得意を伸ばすのではなく“すべてを基準点以上”にする、言わばオールラウンダーでなければなりません。

これを実現するためには、すべての科目を満遍なくこなす「周回」が重要となってきます。
全科目を高水準で維持するためには、短期間ですべてのカリキュラムを周回することが学習において必須と考えます。

具体的な進め方として私がお勧めしているのは、
「学習フローに従い、講義と問題演習をセットで3周後にテキスト1周」を1サイクルとしてできるだけ短期間で周回する方法です。

「講義と問題演習」は特に時間を効率化できる分野です。
講義は倍速で視聴し、問題演習も反復し続ければ時間が短縮されていくはずです。
こちらを周回したのち、まとまった時間を要するテキストで知識を補填していくという考え方です。
実際に私が実践して合格できた方法で、机上の空論ではありませんからご安心ください。

なお、学習フローは残り期間が半年ということもありますので、「速習プラン」を選択いただくのが良いでしょう。
「周回」を前提としているため、結果的に「反復」も加味されることとなります。
また、理解力は個人差がありますから、例えば「講義と問題演習」セットを4周にするなど、ご自身の学習可能時間に合わせてカスタマイズいただくと良いでしょう。

私見として直前期までには、この1サイクルは最低でも完了していることが理想と考えます。

Q.初学者が今から勉強して、8月試験に合格するには1日どれくらいの勉強時間を平均して学習する必要があるか
A.まず、初学者であれば総学習時間は「1000時間」が1つの目安になると思います。
この時間を素直に1日分に直す(180日で計算)と「5〜6時間」ということになりますね。

しかし、学習時間については本当に個人差があります。
実務経験がある方、衛生管理者・年金アドバイザーなどの有資格者や理解のスピードが速い方などは800時間など、もっと短時間でも合格できているようです。

よって、これから初学で開始となると、密度の高い学習をやり切る必要があると感じます。

Q.スタディングを通して最低限の学習分量を教えていただきたいです。
A.上記でも少し触れましたが、すべてのカリキュラムを「最低3周回」です。

ただし、テキストについてはかなりの時間を要するため、まずは講義と問題に特化していただくのが良いと思います。
木を見て森を見ずという言葉がありますが、まず全体像を把握し、そこから細かく理解していくことが大切と考えます。

Q.社会保険労務士試験は科目数が多いですが、どのような順番で学習を始めればよろしいでしょうか。
A.学習フローに従うのであれば、そのままの順番でこなせば良いです。

すべて学習する必要があること、横断整理として科目間の繋がりも学習していくことがカリキュラムに入っていることから、あまり順番を気にしないで進めれば良いと思います。


最後に、スタディングでは「AI実力スコア」という機能がございます。

こちらは「今ならどの程度の点数が取れるのか」「各科目の弱点はどこか」といった、AIが客観的に質問者さまの実力を診断してくれる機能です。

限られた日数と時間で有効に学習を進めるには最適な指標となると思います。
参考の話となりますが、私の場合はこのスコアの数値と本試験の結果が類似しておりました。
この経験から「AI実力スコア」の活用を強く推奨するものです。

また、学習方法については、これまでに多くのご質問を頂いております。
Q&Aサービスの最下段「学習方法」において閲覧ができますので、ぜひご覧ください。(URL載せます)

さらに、質問者さまの疑問については「合格者の声」コーナーもお勧めです。
この中にも参考にしていただけるヒントがたくさんあると思いますので、合わせてこちらもご覧いただけたらと存じます。

非常に長文となり申し訳ございませんが、何か1つでも参考にしていただけるものがあれば幸いです。