社会保険労務士のQ&A

問題を深読みして間違えること、逆に注意力が足りなくて間違える…

スタディング受講者
質問日:2024年12月04日
問題を深読みして間違えること、逆に注意力が足りなくて間違えることがあります。
例をあげます。

例1
国民年金法16 問14
65歳に達する前に、障害基礎年金の受給権者が厚生年金保険法第47条第2項に規定する障害等級に定める程度の障害の状態に該当することなく3年を経過したときには、当該3年を経過したときに、障害基礎年金の受給権は消滅する。

例1の回答は「✕」で、
「障害基礎年金の受給権は、受給権者の障害の程度が軽減し、厚生年金保険法の規定による障害等級3級にも該当しなくなった場合であって、そのまま障害等級3級にも該当することなく65歳に達したとき又は3年を経過したときのいずれか遅い方が到達したときに消滅する。」
という解説はよく理解できます。

ところが、例2の回答は「◯」でした。
例2
国民年金法15 問10
初診日において被保険者でない者について、障害認定日が20歳前にある場合は、その者が20歳に達したときに障害等級に該当する程度の障害の状態にあれば障害基礎年金の受給権が発生する。

私は「障害認定日が20歳に達した日後であるときはその障害認定日において」支給されることがあるのに、その点が書かれていないと深読みして「✕」と回答し、間違えてしまいました。

例2が「◯問」なのは、条文が
法30条の4
◯1 疾病にかかり、又は負傷し、その初診日において20歳未満であつた者が、
障害認定日以後に20歳に達したときは20歳に達した日において、
障害認定日が20歳に達した日後であるときはその障害認定日において、
障害等級に該当する程度の障害の状態にあるときは、その者に障害基礎年金を支給する。
という書き方だからでしょうか?
言い方を変えると、例2の根拠条文(法30条の4)は例1の根拠条文(法35条)のように「いずれかの場合に支給する」という書き方になっていないためでしょうか?

「問題演習の時は解説だけでなく条文も読むことが大事」とおっしゃっている理由は
いくつもあると思いますが、その一つとして、条文に「いずれか」と書いてあるのに、片方しか書いていない問題は✕にする判断力を養うためでもあるのでしょうか?
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回答

黒木 慎也 講師
公式
回答日:2024年12月06日
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