社会保険労務士 合格者の声

STUDYingによる隙間時間の活用の効果は大きくて、最終的に1500時間以上を学習に充てることができました。

社労士試験は、大学生の時に独学で挑戦してみようと思い労働関係のテキストを1冊購入したものの、全く歯が立たず、労災をかじったところで1冊を終えることなく、断念しています。コロナ禍でお客様や従業員との会食が激減し、持て余した時間をテレビドラマやyou tubeの動画を見て無為に過ごしていました。自宅で過ごす時間も多くなって、小中学生になった5人の子が学習に取り組まない状況を見て、「勉強しなさい」と言いたくなる場面が目につくようになりました。しかし、勉強というものは、自発的にしなければ習熟の能率は下がるものなので、その言いたくなる気持ちをぐっとこらえて子供に説教するくらいなら、自分自身が流行りのリスキリングでもしようかと思い立ったというわけです。
アラフィフと年齢を重ねていることもあり、合格に必要と言われる1000時間では足りないと思い、1200時間の学習を目標に2022年6月から14か月の期間で再挑戦することにしました。ところが、秋になって、今までやったことの無い大きな仕事を引き受けることになったり、春には一人暮らしの母がコロナ鬱になって、栄養失調で衰弱が激しく「命の危険もある」という状態になったりと、想定外の事態が生じました。それでも、STUDYingによる隙間時間の活用の効果は大きくて、最終的に1500時間以上を学習に充てることができました。
公私にわたる想定外の事態に、年末年始もGWも職場に泊まり込んで仕事をすることになり、本当につらい状態で、正直、受験勉強を投げ出そうかと真剣に悩みました。しかし、もともと子供たちに学ぶ姿を見せようと始めたことですから、途中で止めるわけにいかず、歯を食いしばって、過ごしました。
7月に大きな仕事が無事完了したときには、相当後れを取る状態になっていて、模擬試験を受けてもほとんどがC、F判定で、STUDYingの合格模試に至っては、択一34点/70点で、もう投げ出して受験をやめようかとさえ思いました。でも、問題を冷静に見ると難問の部類に入る個数問題が非常に多く、これは、受験経験のある方々が油断しないように難しく設定されていて、弱点を再学習させるための模擬試験だろうと、自分に都合の良いように解釈して、泣きながら続けることにしました。家庭サービスの多くを免除してもらっていましたし、敵前逃亡するわけにもいかなかったのです。
結果、1年2か月の間に1500時間以上学習し、自己採点で選択33/40 択一48/70 いずれも基準点割れなし、ということで、合格発表までの40日ほどを心穏やかに過ごすことができました。ひとえに早苗先生の力のこもった講義とテキストのおかげと感謝しています。また、STUDYingで知り合った仲間の励ましや妻の支えのお蔭で、ゴールできたと感じています。
最後に蛇足ですが、本試験で失敗した点が1つあります。防寒対策についてです。
会場受験したL社の模擬試験で、冷房がきつくて、午後からホッカイロを貼って過ごしましたが、それでも寒くて、集中力を欠きました。そこで本試験では、脱ぎ着できるようにTシャツのうえに長そでシャツを着て、さらにカーディガンを持参しました。ズボンも長ズボンをはいていき、暑かった時様に短パンを持参しました。サンダルは寒かった時に最悪なので、靴にしました。靴なら、脱げば涼しいからです。
しかし、本番では、会場気温が24度に設定され、試験開始直後は快適なのですが、1時間を過ぎ始めると、すごく冷えてきて、集中力が欠ける状態になりました。午前の選択は時間にゆとりがあるうえ、80分だけですので、そんなに問題にならないですが、午後からの択一はそうはいきません。そこでカーディガンを着て、カイロをおなかに宛てて、午後の択一に臨みました。しかし、2時間を経過すると寒くて、集中力を欠き、とても辛かったです。予定してなかったトイレにも行き、スクワットを10回して戻りましたが、やはり寒くて、集中力を欠きました。これが無ければ、1,2点上積みできたんじゃないかと後悔しました。
たぶん、「空調を24度設定にする」という試験運営の通達が出ているものと思いますので、ご自宅での模擬試験実施の折には、室温を24度にして臨んでみてほしいです。特に、冷え性の女性は注意された方が良いです。風を通すカーディガンよりも、ジャンバーやウィンドブレイカーみたいなの方が良かったと思いました。参考にしてください。

合格者画像

記憶力喪失さん

社会保険労務士

2023年合格

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