3回繰り返して受講し、過去問にあたって知識を補強していく、という勉強のやり方をしました。
ビジネス実務法務検定2級をすでに取得(通勤講座の同講座が開講される前のことです)していましたので、せっかくですからこのまま法律の勉強を続けて、法律系の資格を取得したいと思いました。
税理士試験の簿記論・財務諸表論も同時に勉強していましたので、試験時期が税理士試験と重なる社会保険労務士・司法書士は回避し、時期的にも重ならない行政書士を受験しようと思いました。行政書士試験の受験を決めた理由は試験が11月だったからで、最初は行政書士と司法書士との違いもよくわかっていませんでした。
ビジネス実務法務検定2級を取得していたものの、勉強した期間は日商簿記1級を取得したあとの3週間ばかりの短い期間でした(それでも幸運なことに94点で合格できました)。大学は経済学部だったので、これまで法律を体系的に勉強したことはなく、行政法にいたってはまったく未知の世界でした。
それでも、すでに通勤講座の税理士簿記論・財務諸表論を受講していましたので、スライドを中心とした講義スタイルに慣れ親しんでいたこともあり、特にストレスもなく受講することができました。
講義の内容、特に民法の対抗要件のあたりは一度に覚えきれないところがありましたので、3回繰り返して受講し、過去問にあたって知識を補強していく、という勉強のやり方をしました。税理士試験と同時並行での受講でしたので、スタートはその分早く、2016年10月から1年をかけて勉強しました。通勤講座の特徴はその名のとおり、通勤の途中でも受講することができることです。家では税理士試験の勉強が中心となりますので、行政書士講座は通勤時間を利用して受講しました。
行政書士試験は180点を取れば合格できる試験ですので、点数計算のできない記述式は最初からあてにせず、記述式以外で180点以上を取ることを目標としました。そのなかでも配点の多い民法と行政法は特に注力し、一般知識については大学センター試験の現代社会とほぼ共通する内容だったので、大学入試用の参考書を補助教材として購入し勉強しました。記述式もまったくやらないわけにはいきませんでしたので、直前期に「記述式解法講座」を中心に勉強しましたが、あまり時間はかけませんでした。
模擬試験は特に受けませんでした。その代わり、市販の模擬試験を購入して、時間配分の練習をしました。目標は2時間以内で全部の問題を解答することです。そのような練習を積んでいたおかげで、本試験のときはほとんど緊張することなく、普段と同じく2時間ほどで全部の問題を解答することができました。
結果、本試験では記述式以外で200点以上、一般知識は14問中12問正解することができましたので、方針としては間違っていなかったのだろうと思います。
税理士試験の簿記論・財務諸表論にも合格することができたのは通勤講座をフル活用することができからだと思います。ありがとうございました。