行政書士 合格者の声

スタディングは解説が丁寧ですし、理解を深める勉強をするにあたってはオススメです。

大学の法学部を卒業後、僕は一度企業に就職しましたが、全く別の業界でした。また、僕はもともと大学で学んだ知識を仕事にしたいとも考えていました。そのため、一度仕事を辞め、転職しようと決心しました。

そこで、まずは司法試験のような大きな山からではなく、行政書士試験のような手が届き得る範囲から勉強を始めることにしました。時期としては昨年の8月からです。

しかし、当初は、大学で学んだ知識のままアップデートしないで行政書士の過去問を解くだけでした。そして、その状態で本屋で売っている模試を本試験と同じ3時間で解いてみました。

結果は104点でした。記述を入れてこの点でしたし、記述を抜いてもこの点でした。

つまり、記述は0点。択一式は104点ということです。特に択一式を法律科目のみに限定すれば、さらに低い点だったでしょう。

このように過去問オンリーの勉強法で、行政書士の試験対策をしない状態では合格はやはり厳しいと思いました。

そのような過去問オンリーの状態が1ヶ月ほど続き、試験まで残り2ヶ月ほど。これは今年の試験で自分の到達した実力を測ってみて、来年(2025年度の試験)に賭けるしかないと思ってました。

この時点で、行政書士試験は並みの内容と質の勉強では手が届き得るレベルの試験ではないということを痛感しました。

そこで、今している過去問重視の勉強法の問題点を考えてみました。そして、その考えた結果、「法律系国家資格は過去問がベースにあるのだから、過去問が解ければなんとかなる」という考えだった僕自身がその過去問の答えを十分に理解しきれていないことに気づきました。

ここで、法律学は全般的に暗記するだけでなく、それ以上にその法律の趣旨や存在する意味を理解することが大事である事が分かってきました。

このように法律の勉強の重要な部分を理解してきたため、次は問題をひたすら解くだけでなく、それを理解していこうと考えました。

つまり、問題を解いた数よりも、その問題を解くための考え方を理解する数を増やしていこうということです。

そこで、講師の解説が丁寧でかつ、他のインターネット予備校よりもお手軽な価格で勉強のできるスタディングを選びました。

しかし、僕はある程度基本書は進んでいる状態でスタディングを始めたため、イチから動画を見るというよりは、要所要所で自分の理解が深まっていない部分のみの動画を特に見てました。

また、動画を見た後の問題演習で知識の確認をし、苦手な分野の基礎を固めました。他にも過去12年分の問題の中でも苦手な分野の問題のみを解き、その解説を読み、それでも分からなければAI質問を活用したり、動画視聴をしたり、電子テキストを読んでました。

そして、その過程の中で気付いた部分はメモ書きをしていました。そうする事でよりメモ書きが多い分野が自分がよく見ている=自分が苦手な分野である事が視覚的にも明らかとなり、対策しやすかったです。

僕はこの時点で、過去問をただひたすら問題を解くためのツールという捉え方ではなく、苦手な分野を明確にする手段として捉えるようになっていました。

過去問はスタディングのを使ってもいいですし、僕が使っていた合格革命シリーズのような市販の問題集でもいいと思います。しかし、いずれにしても過去問をただ解いて達成感を得るという自己満足のためのツールとして扱っていては、何度やってもこの試験は合格しないと思います。

あくまでも苦手な分野を洗いざらいするツールとして扱う方が間違いなく合格に近づくと思います。

このスタディングの場合でしたら、動画解説やカラー付きの電子テキストは特にその苦手な分野の理解を深めるサポートをしてくれます。あと、随所でAI質問を活用したり、講師に直接質問するのもベストでしょう。他の人がした質問を見ているだけでも理解が深まります。

このように、僕は勉強法を見つめ直して、いかに多くの問題を解くかよりは、少ない問題であったとしても、その分野をどの程度理解できているかにウエイトを置きました。

その結果、9月末にもう一度やった模試で154点という点数が取れました。まだ合格ラインには達していませんでしたが、1ヶ月という期間の中で50点伸ばしたのは驚きでした。

ここから、10月にかけては記述式の対策をするようにしていきました。記述式はスタディングの動画と問題集を使いました。また、市販の問題集も使いました。基本的に記述式は最初はどのように書けば点をもらえるのか分からなかったため、書き方を学びました。

例えば、問題でどのような訴えを誰に対してするのかと問われていれば、Aという訴えをBに対してするというように、問われていることと対応した形を作ってから、その問われている部分を埋めていくように書くことにしました。

他にも民法で言えば、何に基づいて、なんの訴えができるかと問われていれば、
Aに基づいて、Bの訴えをするというように、問題文で書かれている書き方を形にして、問われている部分を書きました。

このように書き方の形を明確にして記述式を解くようにする事で本番でも40点以上の点が取れました。

そのように10月は記述の対策を徐々に増やし、10月末に4回ほど市販の模試を解きました。

その結果、4回の内3回は180点を超え、最大で196点、最低でも172点を取ることに成功しました。

11月以降は苦手な分野の理解を深めることにしました。この時期に知識を増やそうとしても、それと同時に別の知識が朧げになっても意味がないからです。

今持っている知識の精度を上げることに2週間は重視しました。記述式と一般知識の対策のみに殆ど専念していました。択一式は殆ど解きませんでした。解いても苦手な分野の知識確認のためでした。

その結果、本試験の問題を目にした時(特に記述を目にしたときは笑みがこぼれました。)

結果202点でした。本試験は11月半ばなので、僕が勉強を始めてから3ヶ月半。スタディングを活用し始めてから2ヶ月半くらいでした。特にスタディングを始めてから2ヶ月半で点数は100点近く上がりました。

あくまでも今年の合格は無理かと諦めていたので、たった2ヶ月ちょっとでこの結果が出たのはビックリしました。確かに僕は法学部に通っていたので、少しはアドバンテージがあったかもしれませんが、そういうアドバンテージを抜きに考えても、スタディングは解説が丁寧ですし、理解を深める勉強をするにあたってはオススメです。

モチベーションの保ち方は1日の勉強時間を4時間以内にすることと、1ヶ月後の模試です。
大学受験もそうでしたが、1日の勉強時間を増やしたところで、点数が伸びるというわけでもありません。仮にそれで伸ばしていたとしても、暗記重視の勉強法をしていたら限界がきます。

そこで、暗記ではなく、一つ一つの分野の理解を深めていくことを重視する勉強法にしました。その結果、暗記重視のひたすら問題を解き続けるよりは鮮明に知識が増えていく感覚があり、自ずと勉強時間も3時間くらい。多くて4〜5時間くらいにすることができました。
因みに直前期は毎日2時間くらいでした。

1ヶ月後の模試とは、その名の通り1ヶ月後に模試をすることです。別にこれは2週間後でもいいと思います。この模試は直前期なら点数にこだわる必要があると思いますが、本来の趣旨は知識の到達を図ることです。したがって、どちらかと言えばマイルストーン的な位置付けです。

そのため、点数よりは自分が苦手な分野を明らかにして、次の計画を立てる材料にすると捉える方がいいと思います。

このように勉強法や意識づけを変えることで、1日の勉強時間をそこまで多くとることもなく、仕事もプライベートもあります。

そして、それがモチベーション維持につながります。

合格者画像

久田 大輔さん

行政書士

2023年合格

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