中小企業診断士のQ&A

いつもお世話になっています。 中小企業における感染症への対応…

スタディング受講者
質問日:2023年6月05日
いつもお世話になっています。
中小企業における感染症への対応⇒感染症の影響(テキスト7-2-4〜7-2-5)についてご質問です。

「業種別 2019 年同期比の中小企業の営業利益」を見ると、飲食サービス業、宿泊業、生活関連サービス業において、感染症の影響を特に大きく受け、営業利益減少とあります。
一方で、「業種別 2019 年同期比の中小企業の借入金」を見ると、飲食サービス業、小売業、生活関連サービス業において、借入金が大きく増加とあります。

この前提で質問としては、
なぜ、”宿泊業”や”娯楽業”において、2020年の営業利益は大きく減少しているにも関わらず、2020年の借入金は増加せず、むしろ減少しているのでしょうか?考えられる因果関係とストーリーを教えていただけませんか?

なお、私としては、“飲食サービス業”、”生活関連サービス業”、”娯楽業”などの、営業利益減少&借入金増加の業種については以下のストーリーになるかと考えました。
緊急事態宣言による時短営業要請等の感染症対策により客足が減少 ⇒ 営業利益が減少 ⇒ 赤字⇒ 融資を受けた ⇒ 借入金が増加
そのため、同じサービス業である宿泊業・娯楽業も同様のストーリーを描くと思ったのですが、そうではなく、むしろ、感染症の影響を大きく受けたにも関わらず、前年より借入金が減少しています。

宿泊業について、借入金が増えなかったストーリーを以下のように想像してみました。
・宿泊業はgotoトラベルなどの補助金があったことから、補助金が融資の代替となった。
・時短営業要請の対象でなかったことから、営業に影響を及ぼさなかった。

しかし、この考えだと、以下で辻褄があわないと思っています。
・宿泊業と同じ動きをする娯楽業との整合性がつかない。
・飲食業などについても、時短協力金という補助金が発生していた。しかし、飲食業が借入金が増加していることに鑑みると、補助金=融資の代替とならない。
・宿泊業も営業利益は著しく落ちているから時短営業要請で影響がなかったとは言い難い。

このことから、営業利益と借入金ともに減少した業種に関しては、そのストーリーが想像できないないため、いまいち記憶に定着しません。
つきましては、上記質問にお答えいただけますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。
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回答

福地 講師
公式
回答日:2023年6月08日
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