通常は十分なやる気があれば学習をやめずに継続できると思いますが、中にはどうしても学習時間が取れないという方もいらっしゃるかもしれません。 特に、仕事が早朝から深夜に及ぶ方や、さらに家庭で育児・家事等をする必要がある方は、時間がとりにくいと思います。
ただし、ほとんどの方は物理的な時間が全く取れないことは無く、工夫次第で学習時間を確保することは可能だと思います。
以下で、学習時間を確保するための方法を説明します。
資格の勉強ではよく「すきま時間」を活用するのが重要だと言われます。まとまった学習時間は取れなくても、通勤・通学の電車の中や、会社の休み時間、移動中の時間など、ちょっとした空き時間というのは結構あるはずです。
こういった時間に、出来ることを考えておき学習に活用することが有効です。
通勤時間が長い方で、ほとんど通勤の電車の中で勉強して合格した方もいらっしゃいますので、工夫次第で時間を捻出することは可能です。
なお、「スタディング 中小企業診断士講座」では、すきま時間に動画・音声講座と学習マップで学習できるようになっていますので、忙しい方には特に便利だと思います。
とても有効な学習法として、寝る前と起きた直後に目をつぶって学習マップを思い出すという方法があります。
例えば、寝る前にその日に作成・学習した学習マップを、目をつぶって思い出せるかを試してみるのです。このとき、できるだけオリジナルに忠実な形・色で思い出すようにします。この方法では5分~10分もあればその日に学んだ内容の復習ができます。
また、次の日に目が覚めた後、やはり同様に目をつぶって昨日の学習マップを思い出します。
これは、次の章でご紹介する「記憶フラッシュ」を応用した復習方法ですが、寝る前と起床後はリラックスしているのでイメージ記憶がしやすくなっています。また、これをやると自然と毎日2回復習できるので、記憶の定着にとても効率的です。
もし、思い出せない部分があれば、朝起きてからオリジナルの学習マップを見て確認して修正すれば記憶は完全になっていきます。
よく時間は作るものであると言われます。作ろうと思えば意外と時間は作れるものです。
以下に時間を作るための案をいくつか記します。皆さんのご自身の判断でご活用ください。
◎ 会社の昼休みなどに勉強する。
◎ 早起きをして朝勉強する。
◎ なるべく早く帰れるように仕事の仕方を工夫する。
◎ 有給休暇を取る。
◎ 重要でない飲み会には行かない。
もちろん、会社や家族に迷惑をかけてしまっては問題ですが、毎日の生活の中では意外と非効率的な時間の使い方をしていることが多いように思います。試験をきっかけに、時間の使い方を見直してみるのもよろしいかと思います。