学習を途中でやめてしまう最大の原因はモチベーションの問題です。つまり、やる気が続かないためやめてしまうということです。
はじめはやる気があっても、徐々に面倒くさくなりやめてしまったという経験は、どなたにもあるのではないでしょうか?
以下で、学習を継続するためのモチベーションを維持するヒントをご紹介します。ただし、モチベーションの源になるのは人それぞれ異なると思いますので、皆さん自身にあった方法に工夫して頂ければ幸いです。
合格した後の目標があるかどうかは、モチベーションの強さに大きく影響します。例えば、コンサルティング業界に転職したい、将来は独立したい、マネジメントスキルを高めてマネージャ職に昇進したい、周りの同僚から尊敬されたい、名刺交換するときに信用を得られるようにしたい等、どんな目標でも良いですので合格した後の姿をイメージしておくと良いと思います。
他人から見て大変なことでも、習慣になってしまえば人は楽に実行できるようです。よく「習慣は才能を凌ぐ」などとも言われます。できるだけ同じ時間、同じ場所、同じ方法の方が習慣化はしやすいようです。学習を習慣化する方法の例をいくつか挙げます。
◎ 通勤電車の行き帰りの車内(同じ時間、同じ場所)で、学習マップや音声講座で復習する。(同じ方法)
◎ 朝1時間早く家を出て(同じ時間)、喫茶店(同じ場所)で、学習マップを作成・復習し問題集を解く。(同じ方法)
◎ 昼休みの時間(同じ時間)に、会社の席(同じ場所)で、学習マップを復習する。(同じ方法)
習慣化をするには、いつ(時間)、どこで(場所)、何をやるか(方法)を、あらかじめ考えておき、習慣になるまで繰り返すことが重要です。
繰り返していくうちに、始めは大変に思えたことでも簡単に実行できるようになっていきます。
是非とも合格したいと考えている場合には、「やらざるを得ない状況を作り出す」のが効果があります。
以下に、例をいくつか挙げます。
◎ 周りの人に今年受験することを宣言する。
◎ 会社に資格取得補助制度があれば、それを利用する。(上司や人事部に受験することを宣言する)
◎ 同僚や友人等で、一緒に受験するライバルを見つける。
このように、やらざるを得ない状況を作り出すことは、継続するモチベーションを保つことに役立ちます。
どんなにモチベーションが高い人でも、長丁場の試験勉強では、時には学習が進まずやる気が出ないときもあると思います。そういったときは、思い切って学習をやめて気分転換するというのも一つの方法です。
気分転換の方法は人により様々だと思いますが、音楽を聴いたりスポーツをするなど、好きなことをするのは気分のリフレッシュになります。
皆さんご自身の好きなことで気分転換をできるような方法を持っておくことは有効だと思います。