メッセージ｜澤田敏成

みなさん、こんにちは！私はスタディング 公務員講座ディレクターの澤田と申します。公務員を目指すみなさんをしっかりと支え、夢の実現を応援していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

今、私のメッセージを読んでくださっている皆さんは、多くの人が大学生や若手の社会人で、公務員試験に挑戦してみたい、あるいは公務員に転職してみたいとお考えの方でしょう。中には、公務員試験で一発逆転を目論んでいる方もいるかもしれませんね。いずれにしても、公務員試験はヘビーな筆記試験を初めとして受験準備が非常に大変なので、挑戦する場合は大きな人生の岐路となるものと思います。

私自身は公務員になろうと考えたことはなかったのですが、実は大学4年生〜大学卒業後数年間で、公務員試験に非常に良く似た試験制度を持つ「医学部学士編入試験」という試験に挑戦したことがあります。そのときは、就職活動もあまりせず、卒業してからも就職もせずにひたすら受験勉強だけをしていていました(今の時代感覚からすると、随分と思い切ったことをしてしまったものですが・・・)。そのため、大学生や20代社会人といった若い人達が自身のキャリアの一つとして、「公務員」を目指すという気持ちにはよく共感することができるので、少しだけ私のエピソードとスタディングでの公務員講座開発に携わることになったきっかけをお話ししたいと思います。

「医学部学士編入試験」とは大卒者が医学部の2〜3年次に編入するための試験で、公務員試験と同様に、非常に高倍率の筆記試験とそのあとの人物試験(エントリーシートや面接試験)の２段階の試験が実施されます。当時は思い切って70万近くものお金を予備校に投資し、自身のありとあらゆるリソースを受験勉強に全力投下することにしました。すると、ほどなくして筆記はなんとかコンスタントに通過するようになりました。しかしながら、この試験は筆記と面接の総合評価で合否が決まるので、筆記は通ってもなかなか最終合格に至らない・・・そんな状態が続いていました。「20代中盤無職」・「すねかじり」という強烈なキーワード(苦笑)を並べながら、これ以上受験生活を長く続けるわけにもいかなかったので、一旦、受験から離れて就職することになりました。そして、仕事が忙しくなっていったり、結婚することになったり・・・とライフステージが変化するにつれて、いつしか、「夢ばかり追いかけているもの難しいかな・・・」という状況になり、結果的に受験を続けることは一旦中断することになりました。。

夢を追い続けるためには、人生において様々な制約がつきものです。特に、公務員試験や私の挑戦していたような試験は、時間も労力もかかる大変重たい受験準備が必要であるので、いざ、その職業を目指したいと思っても、勉強の時間の確保が現実的には難しい人が多いと思います。また、受験勉強の過程で学ぶことの多くがその試験以外では使えないため、失敗した場合につぶしが効きにくいため、勉強するだけでもリスクはともなうことになります。こうした点は、その他の職業や企業に対する就職対策と大きく異なっている点なのかなと思います。

でも、受験以外の人生の大事なことも犠牲にすることなく、自分の夢を追いかけることができるような世の中になってほしい・・・こうした想いが元となり、縁あってスタディングで公務員講座を開発することとなりました。現代のIT技術を用いれば、比較的安価に予備校で提供されるサービスや複数の教材をスマホの中に詰め込んで、どんな時間や空間であっても学習の場に変えることができる・・・そんな世界が訪れているのです。私はこれまでの人生の中で、ユーザーとしても仕事でも様々な予備校に携わってきたので、従来型の予備校の良いところも悪いところも知り尽くしているつもりです(笑)。そして、予備校の良いところをITプラットホームの中に凝縮して学習を効率化することができれば、かつての自分のような人を含め多くの公務員志望の受験生の方々の助けになれるのではと考えました。

スタディング 公務員講座を上手に活用すれば、大学生の方であれば大学生活や就職活動と両立しながらでも、社会人の方であれば仕事と両立しながらでも学習を行うことができ、努力次第で人生の大切なものを犠牲にしなくても公務員という「夢」を追いかけることができると思います。こうしたチャンスを是非ものにして、前向きに夢を追いかけ、立派な公務員となって山積する様々な課題に取り組み、未来の社会を作ってくださいね。皆さんを応援しています！