基本情報技術者試験に短期間で効率よく合格するには、「午前試験・午後試験ごとに、科目の優先順位をつけて勉強する」ことが重要です。
当たり前すぎるにように思われるかもしれませんが、実は、なかなか合格できない人は、試験に出ない所に時間をかけて、試験によく出るところに時間をかけていないケースが多いのです。
特に、基本情報技術者は、情報処理分野のみならず、経営・会計分野、マネジメント分野と試験範囲が幅広くなっているので、すべての範囲をまんべんなく学習しようとすれば、膨大な時間がかかってしまいます。
この原因の1つは、「テキストの先頭から順番に、丁寧に学習する」のが正しいという思い込みが強いことです。例えば、テキストの先頭の方の内容がほとんど試験に出題されていない場合は、この部分は軽く流して、後半の試験で良く出題される所をしっかり勉強した方が効率的です。
また、基本情報技術者試験の午後試験は、全部で11問出題され、そのうち5問を選択し解答する形式(必須問題2問、選択問題3問)となっています。午前試験と同様に出題される範囲を全てカバーするのは、かなりの時間と労力がかかりますが、あらかじめ、過去問等で、自身が解きやすい分野・問題を決めて置き、対策する範囲を絞っておけば、かける時間も労力もぐっと少なります。
本番試験の際にも、どの問題を選ぶか迷う必要がないので、試験時間に余裕ができ、解答に十分に時間をかけることができます。
分野 | 出題数 | 回答数 |
情報セキュリティ(必須解答問題) | 1 | 1 |
ソフトウェア・ハードウェア データベース ネットワーク ソフトウェア設計 |
3 |
2 |
プロジェクトマネジメント サービスマネジメント システム戦略 経営戦略・企業と法務 |
1 |
|
データ構造及びアルゴリズム(必須解答問題) | 1 | 1 |
ソフトウェア開発※ | 5 | 1 |
スタディングでは、過去問を徹底的に分析し、出題される可能性が高い内容について、特に注力して学べるような教材づくりをしています。
また、試験でめったに出題されない、難しい論点については、優先度を下げています。こういったテーマに時間をかけるよりも、良く出題される論点の方を先に学習すべきだからです。
更に、ビデオでのインプット学習は早めに終了し、すぐに実践的な問題練習を通じて実力をアップする流れになっているため、従来のテキスト中心の学習者が陥りがちだった、「試験に関係ないテーマについて、無駄に時間をかけてしまう」事が避けられるようになっています。